ONE CAREER PLUSがお送りする「トレンドテーマ別企業紹介シリーズ」第5回はSaaSです。かつてパッケージとして提供されてきたERPは、今次々とSaaSに塗り替えられています。コロナ禍におけるテレワーク拡大も相まって、急拡大してきたSaaS市場はどこに向かうのでしょうか?
ここでは、SaaSの現状とこれからの展望、またSaaS領域における注目企業をご紹介します。
- SaaSとは?
- なぜSaaSが注目されているのか?
- 企業一覧&キャリアパターン解説
- Sansan:「クラウド名刺管理」から「営業DXサービス」へ
- SmartHR:人事労務で圧倒的なシェアを誇る成長企業
- ラクス:さらなる高みに挑戦し続けるベンチャー企業
- カミナシ:製造現場を変革するホリゾンタルSaaS
- hacomono:フィットネス業界を根幹から変えるバーティカルSaaS
- サイボウズ:圧倒的なシェア率を誇る、国内SaaS企業の先駆者
- Appier Group:台湾発のAIで顧客課題を解決するSaaS企業
- freee:スモールビジネスの本質的価値を追求するSaaS企業
- 弁護士ドットコム:企業の法務サービスDXを推進
- プレイド:SaaSでCXを最大化する
- Chatwork:ビジネスチャットで圧倒的なシェアと存在感
- まとめ
SaaSとは?

SaaS(Software as a Service)とは、クラウド上で提供されるソフトウェアやアプリケーションを指します。
かつて企業のERPなどのシステムは、SIerと呼ばれるシステムインテグレーションを一貫して行う事業者によって設計・開発・運用されてきました。しかし、こうしたパッケージ化されたシステムでは、ビジネスや市場の変化に伴って機能をアップデートすることが困難だったのです。
2000年代になってクラウドが登場すると、企業のシステムはオンプレミスからSaaSへと切り替わっていきました。日本でも「SaaS元年」と呼ばれた2018年あたりから急速に普及しはじめます。ガートナージャパンの調査によれば、2021年の日本企業のSaaS利用率は39%。大企業ではSaaSの導入が進む一方、中小企業ではSaaSの認知度、普及率はまだ伸び悩んでいるのが現状です。
SaaSは大きく「バーティカルSaaS」と「ホリゾンタルSaaS」に分けられます。前者は特定の業界・業種に特化した垂直方向に深掘りしていくSaaSであり、後者はビジネスチャットや会計、労務管理など、全業界・業種に水平方向に広がっていくSaaSです。
なぜSaaSが注目されているのか?
SaaSが注目されているのは、開発して提供するベンダーにとっても、製品を使用するユーザーにとっても低コストで扱いやすい点が挙げられます。
従来のパッケージ型ソフトウェアの場合、ベンダー側が顧客のニーズを理解したうえでシステムを開発・販売し、さらに保守運用し続けるのには多大なコストがかかりました。しかも、顧客企業がシステムを実際に導入し、使用を始めたあとに「こんなはずじゃなかった」と言われてもすぐに作り変えることは不可能でした。しかし、SaaSであれば、そうした悩みを一気に解決できます。
富士キメラ総研によると、国内SaaS市場規模は2022年に1.09兆円に達し、2023年には前年比13.7%増の1.24兆円になる見込みです。さらに国内SaaSスタートアップの資金調達額は2022年に2,063億円と過去最高を記録しました。近年の特徴として、バーティカルSaaSがホリゾンタルSaaSを上回る勢いで資金調達を実施しており、市場を牽引している点が挙げられます。
企業一覧&キャリアパターン解説
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