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「大企業からベンチャー転職で大成功」を信じるな「実質JTC子会社」のベンチャー経営

こんにちは、トイアンナです。


大企業からベンチャー企業への転職は、今や珍しいものではありません。30代後半である私の周りでも、伝統的な日本の大企業(JTC)から、スタートアップに転職する方が増えています。


この「大企業からベンチャーへの転職」は、一見するとリスクばかり大きな賭けに見えます。しかし、この世にはリスクをとらない大企業からベンチャーへの動き方が存在しているのです。





実質的には「異動」に近い大企業からベンチャーへの転職


私の友人は、新卒から13年勤めた総合商社を辞め、アパレル系のベンチャー企業へ転職しました。しかし、その転職先の役員は、彼のいた商社の人間ばかり。派遣社員を除くほぼ全社員が、元いた職場のメンバーという構成でした。


実は、こうした事例は少なくありません。少しでも優秀なメンバーを集めねば、倒れてしまうのがベンチャーです。大企業からベンチャー企業への転職、あるいは起業独立を考えるなら、元いた会社の社員を引き抜くのが最も手っ取り早い手段です。


したがって、親しかった元同僚をヘッドハントするのは当然の流れとして、中には部署ごと全員引き抜いて辞めていく猛者もいます。(さすがにここまでやると、前職の方からひんしゅくを買い、前職との取引は難しくなります)


さらに言えば、最終目標に「前職へ自社を売る」ことを設定するベンチャー企業もあります。まずは大企業からベンチャーへの独立起業を果たし、会社を育て、元いた大企業に売ることでEXITする。そうすれば職歴として、また大企業に戻ることができます。しかも、自社の裁量権を持ったまま、元いた企業の福利厚生を享受できるようになるのです。



こうした目的で動いているベンチャー企業は、社員の多くが「元いた職場」のメンバーになりますし、そのまま前職のカルチャーを踏襲して会社経営を進めます。となると、社風は前職とまったく同じまま、転職しても「部署異動」くらいのカルチャーギャップで済むわけです。






大企業からベンチャー企業への転職で、他社人材に囲まれると地獄を見る


他方、会社を拡大し続けるにあたっては、どこかのタイミングで「他社の人材」も引き入れなくてはなりません。そこで初めての外様人材になることは、なるべくおすすめしたくないものです。


大手企業からベンチャー企業へ転職した、とある社員が語ってくれました。


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トイアンナ

P&G→LVMH→ライター・会社経営。得意分野は法人様の人事・採用インタビュー、キャリア記事。女性のキャリアと結婚を支援する婚活予備校「魔女のサバト」の主宰も。著書に『改訂版 確実内定』(KADOKAWA)、小説『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)など。 連絡先:http://werite.info/inquiry

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