本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査をもとに、以下についてまとめています。
・ベンチャー各社のうち、最速で1,000万を実現できる企業はどこなのか?年次別の年収テーブルや、評価制度の特徴、高評価を得る人に共通していることとは?
・コンサル未経験でも間口が広い企業、転職に有利な業界や経験など、各社のキャリア入社者の傾向まとめ (実例データあり)
・SHIFT、ベイカレントなど、ベンチャー各社への転職成功者のクチコミから紐解く選考対策
1. 最速1,000万はどこ?ベンチャーの年収まとめ
ここからは、ベンチャー5社の年収テーブルや高評価を獲得する人の特徴を解説します。
【本記事内で解説するベンチャー】
・SHIFT
・マネーフォワード
・ラクス
・ZOZO
・ユーザベース
1-a. SHIFT
●事業内容
SHIFTは、ソフトウェアの品質保証とテストを専門とする東証プライム上場企業です。2005年の設立以来急成長を遂げ、2014年に上場を果たしました。主な事業は、ソフトウェアの品質保証サービスの提供で、独自のテスト手法と高度な技術力を駆使してクライアントのソフトウェア品質向上を支援しています。ソフトウェアテスト領域のリーディングカンパニーとして、国内外多くの企業と取引をしています。近年は、AIや自動化技術を活用した新しいサービスの開発にも力を入れており、「DXの総合商社」とも呼ばれるようになってきています。
※参考:https://www.shiftinc.jp/company/outline/
●SHIFTの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
SHIFTの年収は年俸制で、前年の評価によって給与テーブルが決まり、翌年の年収が決定します。職種によって等級や報酬体系が異なり、エンジニア、コンサルタント、アカウントマネージャー(エンプラセールス)、バックオフィス職、営業本部の営業(新規営業)で異なる等級が設けられています。
20代〜30代の年収については、以下のような事例が報告されています。
・20代前半・新卒入社:400万円
・20代半ば・新卒入社:480万円〜600万円
・30代前半・キャリア入社:500万円
入社後の昇給については、公式HPでは過去の年間昇給率が平均11%と言われています。ただし、これは毎年数人いる大幅な給与アップ者の事例が全体平均を引き上げているようです。
●SHIFTの評価基準・評価フロー
【評価の流れ】
SHIFTでは、実力主義・絶対評価による人事評価が行われています。正社員の給与は、職種とレベルごとに細かく設定されており200段階の給与テーブルに応じて決まります。
特に、エンジニア職やコンサルタント職においては顧客に提示する単価で各人の年収が決まるため、実力が認められて高単価のプロジェクトへのアサインが決まれば大幅な年収アップもあり得ます。
同社の公式HPでは過去の年間昇給率が平均11%と言われていますが、こうした毎年数人いる大幅な給与アップ者の事例が全体平均を引き上げているようです。
評価のタイミングは年に2回あり、半期ごとに「今期の目標」「数年後に目指す役割・年収」を上司とすり合わせのうえ目標設定を行い、期末にその達成度を振り返る形で進行します。
目標項目は「業績目標」と「役割目標(定性)」の2つに大別されますが、具体的にどちらを何個設定しなければならないという決まりはありません。また、目標ごとのウェイトも特に定められていません。
どの職種であっても、定量指標では前年比30〜50%の売上アップが求められるなど、ストレッチな目標が課されることが特徴です。営業職であれば、目標は売上額や新規顧客開拓数が一律に設定されます。
期末には、目標の達成度に応じて1-7の7段階で最終評価が行われます。評点ごとの意味合いは以下のとおりです。(所属部署によって評点の数と名称は違う場合があります)
7:最高レベルの結果200%
6:素晴らしい結果150%
5:優れた結果120%
4:満足な結果100%
3:やや不満足な結果80%
2:不満足な結果60%
1:全く不満足な結果50%以下
評価は直属の上司とのすり合わせを経て、最終的には本部長レイヤーで決定します。評価決定後は、上司によるフィードバック面談が必ず行われ、評価に対する納得度・満足度を回答するアンケートも実施されます。
このような丁寧な評価伝達により、社員の評価への納得度は高いようです。
また、目標が未達成であっても、必ずしも減給や昇給なしというわけではなく、自己アピール次第で高評価を獲得することも可能です。
例えば営業職であれば、直近は新規案件の獲得に注力しているため、新規案件の場合は既存顧客の4-5倍の評価が与えられます。
【社内検定「トップガン」について】
エンジニア職・コンサルタント職の場合は「トップガン」と呼ばれる社内制度により、カリキュラム受講後、検定試験に合格すれば、顧客への提示単価(および連動する自身の給与)が上がります。目指す年収が明確にある場合は、トップガン活用によりスキルアップ・市場価値アップを実現することができます。
SHIFTの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら
SHIFTへの転職体験談や転職理由、転職先などのキャリアパスの他、内定者・選考通過者の選考体験談、働く社員のクチコミ、年収・給与の事例はこちら
1-b. マネーフォワード
●事業内容
マネーフォワードは、個人および法人向けに革新的な金融サービスを提供するフィンテック企業です。
主力製品である家計簿アプリ「マネーフォワード ME」と中小企業向け会計ソフト「マネーフォワード クラウドシリーズ」は、市場で高い評価を得ています。
2012年の設立以来、急速な成長を遂げ、現在は東京を本社に国内外で事業を展開しています。
「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる。」というビジョンのもと、テクノロジーを活用して金融サービスの革新に取り組んでいます。
従業員数は1,000名を超え、多様な専門家が集まる職場環境を形成しています。マネーフォワードは、急成長を続ける中でも、働きやすさと成長機会の提供を重視する企業文化を維持しています。
●マネーフォワードの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
マネーフォワードでは、社員の専門性と組織貢献を評価するために、ジョブスキルグレード(JS)と組織貢献力グレード(SG)の2つの等級制度が存在します。
ジョブスキルグレードは各職種における専門性の高さを評価するものであり、組織貢献力グレードは職種を問わず、組織全体への貢献や企業理念の体現を評価します。これにより、個人のスキルだけでなく、チームプレーや組織としてのスケールを重視した行動が求められます。
JG1〜4の社員のみSG1〜4の等級が存在し、G5以上のマネジメント職位になると、JGとSGの区分はなくなります。通常、JGが昇格する際にはSGは維持され、基本的にJGをSGが超えることはありません。
ですが、例えば、リーダーポジションは任せられないが、他部門との横断プロジェクトを推進し、自部署だけでなく他部署に対しても売上貢献できている場合など、稀にSGがJGの等級を上回る場合(例:JG2-SG3)があります。
新入社員の場合、JG1-SG1で入社し、2年目でJG2-SG1に昇格します。JG3には4年目以降に昇格するケースが多いです。
中途入社の場合、前職での経験によって等級が決まりますが、第二新卒の方だとJG2、それ以外はJG3での入社がほとんどです。昇格スピードは新卒と同様です。
基本的には次の等級要件を満たすと昇格しますが、自身の等級における給与レンジの上限に達し頭打ちとなった場合、モチベーション維持を目的として等級を昇格させるケースも存在します。
昇格した場合には次等級の下限給与に対し現年収が下回っている場合は年収が上がりますが、それ以外の場合は年収維持での昇格となります。
また、評価に応じて等級昇格・降格がなくとも昇給・減給が発生します。
全員に一律で支払われる「賞与」は存在しておらず、半期ごとの評価でS評価を獲得した場合のみ「ハイパフォーマンス賞与」として年収の5%が支払われます。半期MVPを取るほどの高い成果を出した場合には、最大10%まで金額が上がることがあります。
さらに、今年から一部社員に対して譲渡制限付株式報酬(RS)が付与されることになりました。付与条件は明らかにはされていませんが、今後は年1回ごとに対象者と付与額が決定されます。
●マネーフォワードの評価基準・評価フロー
評価制度は半期ごとの絶対評価であり、昇格・昇給に影響を与えます。ただし、各評点に対して目安出現率が設定されているため、本部内での最終調整の際には相対評価となります。最終評価は6段階(S、A+、A、A-、B、C)で行われ、評価点に応じて年収の昇給・減給率が決まっています。
各評価点の出現率、昇給/減給率は以下の通りです。
S:出現率20〜25%、+5〜6%昇給
A+:出現率25〜30%、+2〜3%昇給
A:出現率25〜30%、+2%程度昇給
A-:出現率5〜10%、昇給なし
B:出現率〜5%、1〜2%減給
C:若干名、5%減給
KPI達成はもちろんのこと、定性面も重視される傾向があります。100%達成しているだけでなく定性面での内容が良いと高い評価を得やすく等級昇格にも好影響を与えますが、一方で定量成果が著しく高くても定性面でマイナスな部分があると高い評価を得ることができたとしても、等級昇格には至りません。
また、ナレッジシェアを重視する文化のため、自分の業務を他の人にも展開できる能力が求められます。
マネーフォワードの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら
マネーフォワードへの転職体験談や転職理由、転職先などのキャリアパスの他、内定者・選考通過者の選考体験談、働く社員のクチコミ、年収・給与の事例はこちら
1-c.ラクス
●事業内容
ラクスは2000年設立のIT企業で、クラウドサービスを中心としたソリューションを提供しています。主力製品は中小企業向けの経費精算システム「楽楽精算」や給与明細電子化サービス「楽楽明細」などです。2020年に東証一部に上場し、2023年度の売上高は約300億円で前年比20%成長を達成しました。
特筆すべきは、経費精算システム市場でのシェアです。2024年3月期の見込みでは、売上高シェアで29%を占め、業界2位の地位を確立しています。導入企業数は2015年から2020年の5年間で約10倍に増加し、6,000社を超える規模に成長しました。この急成長により、ラクスは日本を代表するSaaS企業の一つとして注目を集めています。
●ラクスの評価基準・評価フロー
ラクスでは年1回のコンピテンシー評価と半年に1回のパフォーマンス評価が行われます。コンピテンシー評価は7段階(SS、S、A+、A、A-、B、C)で、AもしくはA-評価が多数を占めます。この評価は等級昇格に影響し、基本的にA評価以上で1つ上の等級、S以上で2段階上の等級に昇格します。
パフォーマンス評価は6段階(S、A+、A、A-、B、C)で、賞与に影響します。ただし、S評価とC評価の差は10万円程度と小さいため、社員はコンピテンシー評価をより重視する傾向にあります。
高評価を得る人の特徴として、論理的思考力が挙げられます。あるべき姿と現状のギャップを的確に捉え、確度の高い打ち手を講じて成果を創出できる人が評価されます。特に再現性のある成果は高く評価されます。
※参考:https://www.nikkei.com/nkd/company/gaiyo/?scode=3923, https://www.rakus.co.jp/news/2024/0903_2.html
ラクスの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら
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1-d.ZOZO
●事業内容
ZOZOは、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する企業です。1998年に創業され、2019年以降はLINEヤフーの連携子会社となっています。ファッション通販を中心に、各種サービスの企画・開発を行うほか、「ZOZOSUIT」「ZOZOMAT」「ZOZOGLASS」などの計測テクノロジーの開発・運用にも注力しています。2024年時点で従業員数は約1000人であり、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」をスローガンに掲げています。同社は、ファッションECにおいて国内トップシェアを誇り、テクノロジーを活用した革新的なサービス展開が特徴的です。
※参考:https://corp.zozo.com/
●ZOZOの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
ZOZOの年収は、基本給、職能給、賞与、残業代、各種手当で構成されています。
特徴的なのは、どの等級でも基本給が月20万円で一律であり、賞与も年2回、合計4カ月分(80万円)が一律支給される点です。
職能給は等級ごとに10〜20段階のピッチで設定され、評価により昇給します。20代の若手は主にZ1〜Z2等級(年収400万円〜500万円程度)から入社し、30歳前後でZ3等級(年収500万円〜600万円)、30代半ばでZ3〜Z4等級(年収600万円〜800万円)が目安となります。
●ZOZOの評価基準・評価フロー
評価は年2回、主に定性評価を中心に行われます。期初に2〜3個の目標を設定し、期末に自己評価を行います。評価は7段階(S/A/B+/B/B-/C/D)で、Bが普通評価です。Z1〜Z2の一般社員はB+以上で昇給、A以上で昇格の可能性があり、S評価でほぼ確実に昇格します。Z3以上はA評価2回連続で昇給、S評価で昇格の可能性があります。
高評価を得るには、積極性が重要です。「これやります!」と自ら機会を掴み取る姿勢が評価されます。失敗しても取り組み自体が評価される環境です。また、広い視野でのプロジェクト立案・実行能力や、日々のコミュニケーション能力も重視されます。
ZOZOは、EC業界において独自の評価制度と柔軟な働き方を提供しています。特に、全社員一律の住宅リモート手当(5万円/月)や、週3日のリモートワーク制度は、業界内でも先進的な取り組みと言えるでしょう。
ZOZOの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら
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1-e.ユーザベース
●事業内容
ユーザベースは、経済情報で世界中の意思決定を支えることをビジョンに掲げる企業です。主要サービスは企業・産業分析のための情報プラットフォーム「SPEEDA」と、経済情報に特化したニュースサービス「NewsPicks」です。SPEEDAは世界180カ国300万社の企業情報を提供し、600社以上に導入されています。NewsPicksは国内外90以上のメディアからの経済ニュース配信と独自記事の提供を行い、2015年12月には会員数100万人を突破しました。2008年の設立以来、東京を拠点に上海、シンガポール、香港にも展開し、グローバルな経済情報インフラを構築しています。
※参考:https://www.uzabase.com/jp/services/, https://www.uzabase.com/jp/company/
●ユーザベースの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
ユーザベースの年収体系は、社員の等級に応じて定められています。等級はM1からM7までの7段階で、職種や部署に関係なく統一されています。
J1~L6 / P6の等級では、さらに3つの区分に分けられます。
各等級に対して年俸額が固定されており、賞与は支給されません。給与には45時間のみなし残業代が含まれています。
新卒入社時は300万円弱からスタートし、個人の成績と事業成長に応じて等級および年収が上がっていきます。
20代から30代のメインターゲット層では、M3-M4レベルで年収500万円〜800万円程度となります。
昇進のスピードは事業部の業績やチームのKPIに大きく影響されるため、業績が伸びている事業部に所属できるかどうかが昇進スピードに影響します。
●ユーザベースの評価基準・評価フロー
評価は3ヶ月または半年に1度行われ、定量評価と定性評価の2種類があります。
主に「Execution」「Value」「Edge」の3つの能力が評価されます。
定量評価は個人のKPI達成度で測定され、定性評価よりもウェイトが高くなっています。定
性評価は「7 values」と「31の約束」に基づいて行われます。
高評価を得るためには、所属するドメインの事業イシューにミートした活動ができていることが重要です。
また、自身の成果を数字で管理し、上長が他チームのリーダー陣に向けて昇進を後押ししやすいようにすることも大切です。
さらに、「再現性」と「Edge」が評価のポイントとなり、自分の強みを発揮しつつ、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献できる人材が高く評価されます。
※参考:https://www.uzabase.com/jp/services/, https://www.uzabase.com/jp/company/
ユーザベースの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら
ユーザベースへの転職体験談や転職理由、転職先などのキャリアパスの他、内定者・選考通過者の選考体験談、働く社員のクチコミ、年収・給与の事例はこちら
2. ベンチャーにキャリア入社するには?
ベンチャーへのキャリア入社を目指す場合、各企業が採用している人の前職の傾向や、入社時に重視される経験を適切に把握しておく必要があります。
また、入社後に新卒と同様のスピードで昇進できるのか?など、入社後ギャップを防ぐための情報もチェックしておきたいところです。
ここからは、ONE CAREER PLUSに寄せられた転職体験談などをもとに、各企業にキャリア入社する際に押さえておきたいポイントを解説します。
2-a. SHIFT
SHIFTの組織は主にキャリア入社者で構成されており、事業成長に伴い積極的な採用を行っています。エンジニア、営業、アカウントマネージャー、コンサルタントなど、様々な職種で採用が行われています。
特筆すべきは、エンジニア職では非IT人材も多く活躍していることです。社内テスト「CAT検定」に合格すれば、IT業界未経験でもキャリアをスタートできます。実際に、小学校教員から未経験でエンジニアに転身し、年収アップを実現した事例もあります。
営業職では、オービック出身者が多く、金融領域での経験者が求められています。アカウントマネージャー職には大手SIer出身者が多く、50代の人材も活躍しています。コンサルタント職では、大手コンサルタント出身者や顧客業界の情報システム部門出身者が求められています。
▼SHIFTへの転職体験談▼
2-b.マネーフォワード
マネーフォワードへのキャリア入社を検討する際、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
まず、転職傾向として、プロダクトマネージャーや採用、UI/UXデザイナー、カスタマーサクセス、法人営業などの職種での転職事例が多く見られます。特に、SaaS企業やIT企業からの転職が目立ちます。
入社後のギャップとしては、自律性が求められる環境や、急成長企業特有のスピード感に戸惑う声が聞かれます。一方で、フラットな組織文化や成長機会の多さを評価する声も多くあります。
選考では、論理的な志望理由の準備が必須です。また、カルチャーフィットを重視する企業のため、自身の経験と人柄がマネーフォワードに合致していることをアピールすることが重要です。
ベンチャーの中でも、フィンテック領域でのリーディングカンパニーとしての立ち位置を確立しており、急成長を続けながらも働きやすさと成長機会を両立させている点が特徴的です。
▼マネーフォワードへの転職体験談▼
2-c.ラクス
ラクスへのキャリア入社では、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
まず、ラクスへの転職者のバックグラウンドは多様で、異業界出身者が65%を占めています。金融・人材業界など無形商材を扱っていた方が多い傾向にありますが、不動産業界やSaaS業界出身者も一定数存在します。
入社後のギャップとしては、「想像以上に自由度が高く、自分で考えて動く必要がある」という声が挙がっています。一方で、「思ったより体制が整っていて驚いた」という意見もあり、個人の期待値によって感じ方が異なるようです。
ラクスは大企業のような安定した経営基盤を持ちながら、ベンチャー企業のように積極的かつ柔軟なトライができる環境を提供しています。これは、大手企業やベンチャー企業での経験を活かしつつ、新たなチャレンジを求める人材にとって魅力的な特徴と言えるでしょう。
▼ラクスへの転職体験談▼
2-d.ZOZO
ZOZOへのキャリア入社を考える上では、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
まず、ZOZOは中途採用に積極的で、近年はビジネス職の採用が活発です。公式HPによると、2020年~2023年の採用者数におけるキャリア入社比率は6~7割で推移しています。営業やカスタマーサポート系の職種は通年で採用積極的で、IT業界未経験者の入社も珍しくありません。
一方、マーケティングや事業企画職は経験者採用の色が強く、Zホールディングス系やヤフー、ディー・エワ・エーなどのIT系企業出身者が多く見られます。
ZOZOの特徴として、多様な専門性を持つメンバーが在籍し、風通しの良さがあります。「いい人が多い」という声がよく挙がるのも特徴です。ただし、変化が多い環境なので、それを楽しめる人でないと大変に感じる可能性もあります。
転職体験談では、「人柄の良さや仕事内容から第1志望の企業になった」という声も聞かれます。ZOZOならではの文化や事業に共感できるかどうかが、キャリア入社の成功のカギとなりそうです。
▼ZOZOへの転職体験談▼
2-e.ユーザベース
ユーザベースへのキャリア入社では、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
まず、多様なバックグラウンドを持つ人材を歓迎しており、特にSaaS業界や人材業界など無形商材を扱った経験者が多く在籍しています。お客様の所属に応じて部署が分かれているため、経営企画向け部署ではコンサル出身者が多いなど、部署によってバックグラウンドが異なります。
また、学習能力の高さが求められ、前職での経験を「アンラーン」し、新環境に適応する柔軟性が必要です。メタ認知能力や、異なる意見を受け止めつつ建設的に自身の意見を主張できる「Coachable」な姿勢も重視されます。
一方で、社会人歴が若い人は昇進で苦戦しやすい傾向があります。シニア層の優秀な人材がキャリア入社でポジションを埋めていくケースが多いためです。昇進には各事業部の業績も大きく影響するため、業績が伸びている事業部に入れるかどうかも重要なポイントとなります。
▼ユーザベースへの転職体験談▼
3. ベンチャー各社の中途面接の選考対策
ベンチャーへのキャリア入社を目指すには、各社の中途面接の選考対策が不可欠です。
ここからは、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくONE CAREER PLUSの独自調査から、有名企業で聞かれる質問をピックアップして解説します。
3-a. SHIFT
●SHIFTの選考体験談をもっと見る
ONE CAREER PLUSには、実際にSHIFTの中途面接を受けた方たちの選考体験談が集まっています。面接での質問やその回答はもちろん、事前にやっておくべき対策や印象に残ったことなど、各人によるリアルな体験や実践を詳細に掲載。こちらも併せてチェックし、万全な対策を立てた上で選考に臨みましょう。

IT・通信
SHIFT

IT・通信
SHIFT
3-b.マネーフォワード
●マネーフォワードの価値観と採用人物像
マネーフォワードは、「お金のプラットフォーム構築によって個人・法人のお金の課題を解決し、ユーザーの人生をより豊かにする」という価値観を持っています。採用においては、MVVC(Mission、Vision、Values、Culture)へのフィットを重視しています。
求める人物像としては以下が挙げられます。
・カルチャーフィットする人:フラットな関係性を築き、違いを尊重できる
・社内外で円滑に関係を構築し、業務を推進できる人
・高い業務遂行力を持ち、主体性や当事者意識を発揮できる人
・ユーザー目線でプロダクト・サービスを考えられる人
面接では、これらの要素を具体的なエピソードと共に示すことが重要です。また、マネーフォワードのプロダクトに対する改善提案を準備することも効果的です。
●マネーフォワードの中途面接の質問「周りの人からどんな人と言われますか? また、周りの人に何を期待していますか?」
この回答例は、チームワークに対する姿勢を効果的に示しています。「真面目」「協調性が高い」という周囲からの評価を挙げつつ、「また一緒に働きたい」と思われることを大切にしている点がポイントです。
また、相手に求めることとして、自分の意見を押し付けない「フラットな議論」ができる姿勢を重視していることをアピールしており、建設的なチームワークへの理解を示しています。
マネーフォワードは、ベンチャーの中でも、フィンテック領域でのリーディングカンパニーとしての立ち位置を確立しており、急成長を続けながらも働きやすさと成長機会を両立させている点が特徴的です。
面接では、この急成長環境での活躍をどのようにイメージしているかを具体的に説明できることが重要です。
●マネーフォワードの選考体験談をもっと見る
ONE CAREER PLUSには、実際にマネーフォワードの中途面接を受けた方たちの選考体験談が集まっています。面接での質問やその回答はもちろん、事前にやっておくべき対策や印象に残ったことなど、各人によるリアルな体験や実践を詳細に掲載。こちらも併せてチェックし、万全な対策を立てた上で選考に臨みましょう。

IT・通信
マネーフォワード

IT・通信
マネーフォワード
3-c.ラクス
●ラクスの価値観と採用人物像
ラクスは「ITサービスで企業の成長を継続的に支援する」というミッションを掲げ、「楽」という価値提供に共感できる人材を求めています。
同社のリーダーシッププリンシプルに基づき、以下のような人物像を重視しています。
・論理的思考力を持ち、費用対効果を考えられる人
・「小さく試して大きく育てる」という考え方ができる人
・当たり前のことを当たり前に続けられる人
・成功確率の高い方法で着実に歩める人
・主体性を持ち、ゴールに対する理解力がある人
・自身の成長に意欲的な人
ラクスは、これらの価値観に合致し、企業の生産性向上と豊かな社会の実現に貢献できる人材を求めています。
※参考:https://www.rakus.co.jp, https://note.com/rakus_pr/n/n061934afb473
●ラクスの中途面接の質問「最も高い成果を出した経験を教えてください」
この質問では、施策を実行するまでの検討プロセスと論理的な思考力が評価されます。
ボトルネックの特定方法や、その施策を選んだ理由を論理的に説明できるよう準備しましょう。
「費用対効果を考える」「小さく試して大きく育てる」といった同社の価値観に沿った回答が求められます。
●ラクスの選考体験談をもっと見る
ONE CAREER PLUSには、実際にラクスの中途面接を受けた方たちの選考体験談が集まっています。面接での質問やその回答はもちろん、事前にやっておくべき対策や印象に残ったことなど、各人によるリアルな体験や実践を詳細に掲載。こちらも併せてチェックし、万全な対策を立てた上で選考に臨みましょう。

IT・通信
ラクス

IT・通信
ラクス
3-d.ZOZO
●ZOZOの選考体験談をもっと見る
ONE CAREER PLUSには、実際にZOZOの中途面接を受けた方たちの選考体験談が集まっています。面接での質問やその回答はもちろん、事前にやっておくべき対策や印象に残ったことなど、各人によるリアルな体験や実践を詳細に掲載。こちらも併せてチェックし、万全な対策を立てた上で選考に臨みましょう。

IT・通信
ZOZO
3-e.ユーザベース
●ユーザベースの価値観と採用人物像
ユーザベースは「経済情報で、世界を変える」というミッションを掲げ、「The 7 Values」と呼ばれる7つのバリューを重視しています。採用においては、これらの価値観に共感し、実践できる人材を求めています。
具体的な採用人物像は以下の通りです。
・ミッションとバリューに強く共感できる人
・新しいサービスやビジネスへの感度が高い人
・自ら考え、事業をスケールさせる能力がある人
・多様性を尊重し、オープンなコミュニケーションができる人
・挑戦を恐れず、失敗から学ぶ姿勢がある人
・チームワークを重視し、困難な状況でも協力できる人
ユーザベースは、これらの特性を持つ人材を通じて、革新的な経済情報インフラの構築を目指しています。
※参考:https://weare.caroa.jp/corp/uzabase/
●ユーザベースの中途面接の質問「会議で自分の意見と対立した人がいたら、どのように対応しますか」
この質問では、異なる意見を受け入れつつ建設的に自分の意見を主張できるコミュニケーション能力が問われます。
具体的な経験を交えながら、オープンで成熟したコミュニケーションスタイルをアピールすることが重要です。
●ユーザーベースの選考体験談をもっと見る
ONE CAREER PLUSには、実際にユーザーベースの中途面接を受けた方たちの選考体験談が集まっています。面接での質問やその回答はもちろん、事前にやっておくべき対策や印象に残ったことなど、各人によるリアルな体験や実践を詳細に掲載。こちらも併せてチェックし、万全な対策を立てた上で選考に臨みましょう。
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IT・通信
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中途面接においては、個々人が職歴を持っていることや、企業が複数のポジションで応募をかけていることなどから、新卒就活時以上にきめ細やかな対策が必要です。
自分の経歴に照らして合格の可能性が高い応募ポジションはどこなのか。
企業が求める人物像と自分の経歴とのギャップは何で、面接内でどのような要素をアピールする必要があるのか。
ONE CAREER PLUSでは、キャリアのプロが25,000件以上のキャリアデータをもとに合格に向けて伴走します。
4. ONE CAREER PLUSのご紹介
ONE CAREER PLUSではこれまで可視化されていなかったクチコミデータが25,000件以上掲載されています。
どの企業からどの企業へ転職したのかという転職履歴をはじめとする自身のキャリアを考える際の参考になるデータや、転職の面接でどういった質問がされたのかなど面接対策に使えるデータがあり、転職時の情報収集から面接対策までONE CAREER PLUSだけで行うことができます。
転職へのイメージが湧いたら、職務経歴書の作成から面接対策まで、キャリアのプロが伴走します。
ご自身が求める条件を企業選びに落とし込むとどうなるのかなど、業界や企業の選び方に関するご相談も大歓迎です。
※本記事は、原稿作成の一部過程において生成AIを使用していますが、ONE CAREER PLUS編集部のエディターが編集・校正を行った上で公開しております。
※本記事の内容は、ONE CAREER PLUSの独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※本記事の内容は、ONE CAREER PLUSの独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※内容に誤りがある場合は、こちらからお問い合わせいただけます。