中途面接で合否を分ける質問とは。どのような対策をしておくべきか。
この「受ける前に知っておくべき面接質問シリーズ」では、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくONE CAREER PLUSの独自調査から、有名企業で聞かれる質問を3つピックアップして解説。
今回は、「楽楽清算」「楽楽明細」「楽楽勤怠」などの経理や勤怠管理領域の企業向けクラウドサービスを展開するSaaS企業・ラクス(カスタマーサクセス職、以下CS職)を取り上げます。2022年にはプライム市場への上場を果たし、継続的に成長を続けている同社。その中途採用をひも解いていきます。
ラクスの価値観と採用像
ラクスは、「ITサービスで企業の成長を継続的に支援すること」をミッションに掲げ、経理や勤怠管理、メール配信などのバックオフィスを支援するクラウドサービスを中心に展開しているSaaS企業です。上場後も主力サービスは継続的に売り上げを伸ばし、堅実な成長を続けています(※1)




同社ではリーダーシッププリンシプル(行動指針)を定めており、転職者のヒアリングによると、面接ではこの価値観を持ち合わせているかどうかを、さまざまな質問をとおして確認されるようです。
他方、他業界出身者も採用されてるため、経理や人事領域の業務経験はマストではないといいます。
また、リーダーシッププリンシプルにある「費用対効果を考える」「小さく試して大きく育てる」といった価値観は、社風として根付いているのだそうです。なので、このようなロジカルな思考力を持ち合わせていることは、選考でも重視されると考えられます。

ラクスの中途面接の質問1:最も高い成果を出した経験を教えてください


施策を実行するまでの検討を十分に行い、論理的に施策を展開した点が、ラクスが求める業務姿勢との共通点を伝えるよい回答です。面接では、ここからさらに、どのようにボトルネックを特定したかも深堀されています。「この施策しかありえない」という状況に至るまでの背景・経緯・目的を論理的に説明できるように準備しておきましょう。
ラクスの中途面接の質問2:(質問1の続き)なぜ施策を選んだのか説明してください
さらに・・・