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ITコンサルタントのリアルな年収と市場価値【独自データ】

近年、デジタル変革(DX)の波とともに、ITコンサルタントへの注目が急速に高まっています。企業のIT化やシステム導入における専門性の高さから、高年収が期待できる職種として多くのビジネスパーソンが転職を検討しています。しかし、「実際の年収はどれくらいなのか」「どうすれば年収アップできるのか」といった具体的な情報は限られているのが現状です。


本記事では、ONE CAREER PLUSに集まる数百件超のクチコミデータと複数の年収調査資料をもとに、ITコンサルタントのリアルな年収実態を徹底解析します。年代別・役職別・業務別の詳細な年収データから、年収アップのポイント、さらには転職市場での価値まで、データに基づいた具体的な情報をお届けします。


目次



1. ITコンサルタントの年収相場は?


1-1. ITコンサルタントの平均年収データ


ONE CAREER PLUSに集まるデータによると、ITコンサルタントの平均年収は748万円となっています。年収範囲は300万円から1,700万円と幅広く、中央値は700万円です。(2025年7月現在)


この数字は、新卒から経験豊富なマネージャークラスまでを含んだ全体平均であり、経験年数や役職、所属企業によって大きな差があることが特徴です。特に、昇進のタイミングで年収が階段状に大幅アップする構造が顕著に見られます。


また、コンサルティングファーム各社によっても年収は異なります。例えば、ITコンサルティングファームとして著名なベイカレント、野村総合研究所の平均年収は1,300万円を超えており、平均よりかなり高い水準の給与が期待できます。


  • ベイカレント:1350万円(平均年齢31.2歳)
  • 野村総合研究所:1322万円(平均年齢39.9歳)

(参考)ベイカレント 有価証券報告書野村総合研究所 有価証券報告書




1-2. 年齢別・年代別で見る年収推移(20代・30代・40代)


さらに、年齢別・年代別に年収推移を見てみましょう。


▼20代(22〜29歳)の年収推移

年齢

主な年収分布

特徴

24-25歳

360~750万円

新卒~2,3年目、基礎スキル習得期

26-28歳

500~900万円

多くの人が最初の昇格。案件や昇進タイミングによる差

29歳

800~1100万円

シニアコンサルやマネージャー層で1000万円超えも


20代の平均年収:約690万円

20代では昇進タイミングで年収に大きなジャンプが見られます。早い人は28歳前後で900万円台に到達する一方、昇進が遅れると600万円前後にとどまるケースもあり、同期間での格差が顕著です。


30代(30〜39歳)の年収推移

年齢

主な年収分布

特徴

30-35歳

800~1300万円

リーダー〜マネージャー層が中心

36歳以降

1100~1700万円

シニアマネージャー以上のハイレイヤー層が中心


30代の平均年収:約1,030万円


多くの人の場合、30歳を過ぎてから1,000万円超えが現実的になります。マネージャー層への昇格で年収が大幅に上昇し、企業や役職による幅が広がります。


40代以降の年収動向

データの数は多くはありませんが、マネージャークラスで年収1,300万~1,700万円の事例が見受けられました。役職が上がるほどポジションの数は減り昇進も難しくなるため、年収上昇速度は緩やかになり、頭打ち傾向も見られます。




1-3. 役職別の年収


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ワンキャリア転職編集部

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