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アクセンチュアの離職率は高い?最新データから評判・退職理由まで徹底解説

「外資系コンサル企業は離職率が高い」と聞いたことはありませんか?同じく外資系コンサル企業のアクセンチュアは福利厚生の充実や働き方改革によって平均よりも離職率が低いのをご存じでしょうか。


本記事ではアクセンチュアの離職率や離職理由、アクセンチュアに向いている人・評価される人の特徴などを実際のクチコミをもとに解説します。


目次



1.アクセンチュアの離職率は?


アクセンチュアが公表したデータによると、離職率は1桁です(2021年12月1日時点)。厚生労働省の「令和6年 雇用動向調査結果の概要 -入職と離職の推移-」によると、常用労働者の離職率が14.2%となっており、アクセンチュアの離職率は平均よりも低いことが分かります。


アクセンチュアは以前は離職率が高い企業だと言われることもありましたが、データで見る限りそのようなことはありません。これは、近年の福利厚生の充実やアクセンチュア独自の働き方改革による影響も関係しています。


(参考)

女性が活躍するアクセンチュア令和6年 雇用動向調査結果の概要 -入職と離職の推移






2.アクセンチュアの離職理由で多いもの【クチコミあり】


アクセンチュアの離職理由で多いものはワークライフバランスの取りにくさや、人間関係、成果主義に関するものです。


入社前は海外勤務や多様なコンサルティングプロジェクトなどを期待していたものの、実際にはシステム導入中心の業務であった。プロジェクトや上司によっては、ワークライフバランスが取りづらい場合もある。(アクセンチュア/中途/システムコンサルタント


働き方は9時18時が基本ではあるが、1時間始業を遅らせたら、保育園のために早めにあがる方もいる。働き方は非常に柔軟であるため、いろんなライフスタイルの方に会うと思う。

ただし、これらはちゃんと自身の役割、期待値を理解して結果を出してないと認められない雰囲気のため、少ない時間で良い結果をださなければならない。保育園のお迎えがあると言って自分の仕事のミスを他人に押し付けてばかりでは当然だが生き残ることはできない。(アクセンチュア/新卒/システムコンサルタント


自由度の高さゆえの自己管理の難しさ。リモートワーク時の孤独感やコミュニケーション不足。成果主義によるプレッシャーの強さ。裁量労働の責任の重さ。勤務時間の柔軟さが逆に勤務時間の不規則化を招く場合。業務量の波による繁忙期の負担増。自己成長を促す環境だが、自発的な努力の必要性。上司や同僚との調整力。働き方の自由と責任のバランスの難しさ。(アクセンチュア/中途/業務プロセスコンサルタント


アクセンチュアでは日系企業と変わらないほどに福利厚生が充実しワークライフバランスがとりやすい環境が整備されています。しかし、実際には自分の役割を理解し結果を出していることが前提で、プロジェクトによっては休みを取れない場合もあるようです。


また、自由度が高いために自己管理の徹底が求められます。成果主義であるため、プロジェクト進行において上司や同僚との調整力が必要です。自発的な努力が常に求められるため、受け身姿勢では希望通りにいかないことも多々あることが分かります。






3.アクセンチュアに向いている人の特徴【クチコミあり】


アクセンチュアへの転職を検討する際に気になるのが、向いている人の特徴です。ワンキャリア転職に集まったアクセンチュアの転職体験談をもとに、向いている人の特徴を3つ紹介します。


3-1.成長志向が強く、スキルアップを重視する人

アクセンチュアに転職した人の多くは、成長志向が強くスキルアップを重視しています。例えば、前職で成果を上げながら、さらなる成長を求めてアクセンチュアに転職した人もいます。


アクセンチュアでは様々なプロジェクトを経験できるため、幅広いスキルを身につけられる環境があります。スキルアップを望む人にとっては魅力的であると言えるでしょう。


営業として、全社MVPを受賞し目標を達成したことと、同じような仕事の繰り返しで飽きてしまったことがきっかけで転職活動を始めました。20代後半ということもあり、職種を変えるならこのタイミングしかないと思ったのも要因のひとつです。

仕事が選べて、スキル面の成長もするような業界を軸にコンサル業界で探しました。また、実力主義の会社で自分にいいプレッシャーを与えてくれるようなところを探しました。(アクセンチュア/中途/戦略コンサルタント




3-2.グローバルな環境で活躍したい人

アクセンチュアは世界的にも有名なグローバルな企業です。各国に拠点があり世界中の拠点でプロジェクトを進めていくため、国際的な経験を積むことができます。そのため、グローバルな環境に身を置きたい人に適しています。


海外案件や海外メンバと仕事ができる環境に行きたかった。特に、万博等世界的イベントのパートナー企業であることを知り、興味が沸いた。(アクセンチュア/中途/システムコンサルタント




3-3.実力主義・成果主義の環境を求める人


アクセンチュアの評価制度は年功序列ではなく実力や成果に基づいています。そのため、若いうちから年収1,000万円への到達も見込めます。自分の実力を正当に評価してもらいたい人やキャリアアップをして年収を上げたい人に向いているでしょう。


やりがいのある仕事で業務内容には満足していた一方で、ハードワークを続け成果を上げているにもかかわらず報酬に反映されない環境に不満があり、成果によって昇進や年収アップが狙えるコンサルティング業界に転職しようと考えた。(アクセンチュア/中途/業務プロセスコンサルタント


関連記事:アクセンチュアってどんな会社?クチコミをもとに特徴・社風・働き方を徹底解説






4.アクセンチュアで評価される人の特徴


アクセンチュアへの転職を考えている場合は、アクセンチュアで評価される人の特徴を押さえておきましょう。高い評価を得るためには、「People Lead(ピープルリード)への働きかけ」と「プロジェクト側からの評価」の二方面への働き方が重要です。


4-1.People Lead(ピープルリード)への働きかけ


「People Lead(ピープルリード)」とはアクセンチュアが導入している制度の1つで、社員一人ひとりのキャリア形成を支援する役割があります。業務上の上司とは異なる立場から、中長期的なキャリアや日々の課題について相談に乗ってくれる存在です。


アクセンチュアで評価を得るためには、このPeople Leadに自分の業績・実績を的確に伝えることが大切です。ただし、評価を得るためにはPeople Leadだけでなく自分よりも上の階層からの推薦も必要です。


People Leadへ働きかけつつ、戦略的に自分を評価してくれる人を見つけましょう。


(参考)Why Accenture:今アクセンチュアを勧める理由「キャリアパス・トレーニング制度」|アクセンチュア



4-2.プロジェクト側からの評価


高い評価を得るためにはプロジェクト側からの評価も重要です。プロジェクト進行において、上司との積極的なコミュニケーションはもちろん、期待値や実績に齟齬がないように円滑に進める必要があります。


こうしたときに求められるのが、会議などでのプレゼンスです。特に上司や上位レイヤーが参加する会議では、ロジカルなコミュニケーションスキルやプレゼンスキルが求められます。


関連記事:アクセンチュアに転職するには? どんな会社? 会社概要から中途選考情報まで徹底解説






5.アクセンチュアで働く魅力【クチコミあり】


アクセンチュアはコアバリューのひとつに「社会のあらゆる人々から”最高の職場”と評価され、人材を惹きつけ続ける」ことを掲げています。これもアクセンチュアの離職率が平均よりも低い理由の1つと言えるでしょう。


では、実際にアクセンチュアで働く社員は職場環境についてどのように感じているのでしょうか?ここからはクチコミをもとにアクセンチュアで働く魅力を紹介します。


5-1.オープンでフラットなコミュニケーション文化


アクセンチュアで働く魅力の1つはアクセンチュアの社風である「Think Straight, Talk Straight.」を象徴するオープンかつフラットなコミュニケーション文化です。


職位に関係なくものが言える、風通しのよい環境であると思う。コンサルタントクラスで入社した際、今思えば的外れなことも多く言っていたが、クライアントとのコミュニケーション方針や、報告書に対してのコメントを丁寧に聞いて成果物に反映していただいた。(アクセンチュア/中途/業務プロセスコンサルタント)


とにかくトークストレート・シンクストレートが徹底されていると感じる。社内には献身的な人間が揃っており、自分から求めれば会ったことのない人であっても何でも教えてもらえることができる。(アクセンチュア/中途/業務プロセスコンサルタント




5-2.多様性・実力主義・柔軟な働き方の共存


アクセンチュアには社員のバックグラウンド・価値観の多様性を受け入れる文化があり、実力や成果を重視するフェアな評価制度があります。またワークライフバランスや働き方改革などによる柔軟な勤務体系への取り組みに対して評価しているクチコミも見られます。


オフィス勤務・在宅勤務(リモート)・プロジェクト先常駐など、場所・時間・やり方に柔軟性がある働き方を推奨していた。育児・介護・兼業などとの両立にも取り組んでおり、例えば「時短勤務」「兼業(副業)許可」など、制度的な対応がある。(アクセンチュア/中途/財務・会計コンサルタント


やることをやっていればとやかく言われることはない、柔軟かつ実力主義な風土。その分、アウトプットの質については厳しくみられる傾向が強い。(アクセンチュア/中途/戦略コンサルタント)


関連記事:アクセンチュアの強みは?戦略、BIG4、SIerとの違い・魅力を社員の声で徹底解説






6.アクセンチュアの転職難易度は?


アクセンチュアは転職市場でも人気の高い企業です。社格・高年収・ハイレベルな環境が期待できるため、求められる人材のレベルは高く、転職難易度は高いと言えるでしょう。


求められる人物像も高く、転職面接では高度な論理的思考やコミュニケーションスキルが求められます。中途入社では学歴・職歴・英語力などの制限はないものの、日系大手企業出身者の転職が目立ちます。


ここからは、転職者の特徴や人気の理由、転職のメリット、他社との違いを解説します。


6-1.転職者の特徴


ワンキャリア転職に集まったアクセンチュアの転職体験談を見ると、アクセンチュアへの転職には以下のような傾向が見えてきました。


  • 約60%が社会人歴3~10年の20代半ば〜30代前半の若手・中堅層
  • 約84%がコンサル・シンクタンク業界以外からの未経験転職
  • 約60%が年収アップを実現。年収ダウン事例は約10%のみ


特に、業界未経験の転職者が多く、日系大手企業在籍者を中心に積極的な採用を行っていることが分かります。前職企業は大手金融、大手メーカー、大手インフラ、大手ITなどの有名企業が目立ちます。


このような異業種から転職したケースでも、約63%がアクセンチュアへの転職によって年収が上がっており、未経験での転職でも年収アップが期待できることが分かります。




6-2.人気の理由と転職するメリット


アクセンチュアが転職市場で人気が高い理由は、顧客の経営課題を通じてビジネスパーソンとして各段に成長できるからと言えます。実際にワンキャリア転職に集まったアクセンチュアの転職体験談を見ると、転職理由で多かった要素は以下の4つです。


転職した理由の多くは、「スキルを伸ばしたい」「ビジネスパーソンとして汎用的な力を身につけたい」などの自己成長や市場価値にこだわる声です。


それに伴い、「今よりも上流の課題を解決したい」というキャリアアップ思考や、実力主義傾向が見られます。そして職種を大きく変えたいという未経験業種への希望です。


実際に異業種から転職したケースでも、約63%がアクセンチュアへの転職によって年収が上がっていることから、スキルの向上だけでなく、年収アップをメリットに感じてアクセンチュアへ転職している人が多いことがわかります。



6-3.他社との違い


アクセンチュアと競合他社との違いは以下の3つが挙げられます。


  1. 規模の大きさと影響力
  2. 戦略から実行までEnd to Endで支援
  3. テクノロジー分野での先進性


アクセンチュアの最大の特徴は、世界最大規模を誇る大きさと影響力です。世界で75万人の従業員を抱えており、社会に与える影響力も大きいと言えるでしょう。


そしてアクセンチュアの強みは戦略から実行までをEnd to Endで支援できる点です。単にコンサルティングするだけでなく、実行支援に必要な人材を積極的に獲得しており、クライアントのニーズに応えています。


他社との違いとして特に目立つのが、テクノロジー分野の先進性です。デジタル分野を専門にしているアクセンチュアは、他のコンサル企業に比べ非常に多くのナレッジや事例を保持しているのが特徴です。



関連記事:アクセンチュアへの転職は難しい?難易度・仕事内容・年収・面接対策を徹底解説【データ200件超】






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