マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)への転職に興味はあるものの、実際の仕事内容や社風、年収水準がどの程度なのか気になる方は多いでしょう。
本記事では、マッキンゼーの事業内容・強み・社風や働き方・年収・選考をクチコミと公式情報をもとに徹底解説します。
- 1.そもそもマッキンゼーとはどんな会社?
- 1-1.マッキンゼーの会社概要
- 1-2.マッキンゼーの特徴
- 2. マッキンゼーの社風や働き方
- 2-1. マッキンゼーの社風
- 2-2. プロジェクト型で進む働き方
- 2-3. 業務量や忙しさの傾向
- 2-4. 成長環境として見た働き方
- 3. マッキンゼーに向いている人の特徴
- 4. マッキンゼーの年収水準
- 5.マッキンゼーの選考フローと対策
- 5-1. マッキンゼーの選考フロー
- 6-2.選考対策
- 7.マッキンゼーについてよくある質問
- 7-1. マッキンゼーはどんな人が受かりやすい?
- 7-2. マッキンゼーは未経験でも転職できる?
- 7-3. マッキンゼーでは英語力が必要?
- ワンキャリア転職のご紹介
1.そもそもマッキンゼーとはどんな会社?
1-1.マッキンゼーの会社概要
マッキンゼーは、世界規模で展開する戦略コンサルティングファームです。世界60ヵ国以上に130を超えるオフィスを持ち、日本では東京と関西に拠点を構えています。設立は1926年で、日本オフィスは1971年に開設されて以来、日本企業の経営課題の解決にも関わってきました。
(参考)マッキンゼー・アンド・カンパニー
1-2.マッキンゼーの特徴
マッキンゼーの仕事は、経営戦略の立案だけにとどまりません。公式サイトの「クライアントサービス」では、グローバルの専門知識とローカルの深い知見を組み合わせながら、クライアント企業のサステナブルかつインクルーシブな成長を支援すると明示されています。
サービス全体は産業別と機能別の両軸で整理されており、たとえばオペレーション領域ではデジタル化・レジリエンス強化・サステナビリティの実現などが具体的なテーマとして挙がっています。
このように、戦略立案だけでなく企業の変革や実行支援まで幅広い領域に関わっている点が特徴です。加えて、グローバルネットワークを生かした知見共有も、マッキンゼーを特徴づける要素です。各国のさまざまな業界で蓄積された知見を横断的に活用できることが、マッキンゼーの競争力の基盤になっていると考えられます。
ワンキャリア転職に寄せられたクチコミからも規模の大きさがマッキンゼーの特徴として認識されていることがうかがえます。
コンサルティング業界の中ではグローバル最大の組織でもあり、そこが強みだとは思います。まだ日本においてはグローバルとの知識のアービトラージを利用して事業ができますし、そもそも実行支援的な要素が大企業からは当面求め続けられると思うので当面は伸びるのだと思います。一方スタートアップを中心に当たり前になっている最新のサービス等を積極的に使うことができず全て自社製でなんとかしようとしてしまうことで必ずしも最先端の知識・技術を使っているとは言えないのが懸念ではあります。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/新卒/戦略コンサルタント)
(参考)マッキンゼー・アンド・カンパニー、マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン コンサルティングサービスのご紹介 | 日本 | McKinsey & Company、マッキンゼー・アンド・カンパニーの新卒採用・就職・会社概要とクチコミ
2. マッキンゼーの社風や働き方
2-1. マッキンゼーの社風
ワンキャリア転職に寄せられたクチコミでは「助け合い」「フラット」「実力主義」に触れる声が複数見受けられました。
忙しいながら人を助ける文化が強く、性善説に立った企業だと思います。人の成長にも貪欲で、周りが常に自分の成長をサポートしてくれると思います。国内外を問わず、あまり国の概念がありません。ただ、自分から発信しないと誰も気にしてくれないので、ビジネス図々しさが必要です(新卒入社/コンサルティング)
実力さえあれば評価されるフラットな雰囲気があります。さまざまな国籍の社員がいるので、いわゆる外資系カルチャーが浸透しています。(中途入社/戦略コンサルタント)
「助け合い」と「実力主義」が同じ組織に共存しているバランスこそが、マッキンゼーの社風を象徴しています。
(参考)Yuki | 日本 | McKinsey & Company
2-2. プロジェクト型で進む働き方
マッキンゼーの業務はプロジェクト単位で動きます。産業別・機能別の専門領域ごとにチームが組まれ、企業のさまざまな経営課題に対応しているとされています。
なお、リモートワークの可否はクライアントの要望次第で変わる面があるものの、個人の裁量を尊重する方向に文化が向かっているという声があります。また、女性比率は3〜4割と高く、育休・産休の取得も浸透しており、子育てと仕事を両立する社員が着実に増えている状況がうかがえます。
基本的に強いクライアント要望がなければコロナ下は皆リモートワークでした。今後も個人の裁量に任されるような文化になるのではないかと感じています。(新卒入社/戦略コンサルタント)
女性比率は3-4割と高めであり、育休産休も皆よく取っています。まだ子育てママが多いとは思いませんが、増えつつあるのは事実だと思います。(新卒入社/戦略コンサルタント)
(参考)マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン コンサルティングサービスのご紹介 | 日本 | McKinsey & Company、様々なキャリアパス | 日本 | McKinsey & Company
2-3. 業務量や忙しさの傾向
マッキンゼーに対して「激務」のイメージを持つ人は少なくありません。実際にタフな働き方が求められる環境であることは、ワンキャリア転職に寄せられたクチコミからも読み取ることができます。
働き方については、基本的なコンサルタントのイメージとはかけ離れていない。非常にフレキシブルであり、定時というものはない。(新卒入社/戦略コンサルタント)
基本的にはハードワーカーが多い。(新卒入社/戦略コンサルタント)
ただし、忙しさはアサインされるプロジェクトや自分の役割・習熟度によって大きく変わります。入社後のギャップを小さくするうえでも、「激務かどうか」よりも「どんな環境でどう成長できるか」を軸に考えることが大切です。
(参考)マッキンゼーは激務なのか
2-4. 成長環境として見た働き方
公式サイトでは、集中研修プログラム「Embark」をはじめ、専門領域の知識を学ぶトレーニングなど、対面とオンラインの両方で学習機会が提供されていることが説明されています。
経験者採用ページには、パートナーによるメンター制度とPDマネジャーによるキャリア支援が紹介されており、個人の成長を後押しする体制が整っていることが分かります。
若手のうちから責任ある業務を任される環境については、クチコミでも繰り返し言及されています。
一番はグローバルでのコミュニケーション能力だと思います。様々なクライアントさんと視座を合わせて議論したり、ポジションに関係なく社内の海外オフィスの人間と議論をする中で、自然に養われ、現職でも活きています。その他は、細部までこだわってアウトプットを出す癖だと思います。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/新卒/コンサルティング)
・年齢や性別で裁量権が決まることは無い。
・クライアントは中小企業では少なくとも経営陣、大企業の場合は本部長以上となり、また向こうもプロフェッショナルなコンサルタントとして接してくる為、一人当たりの裁量は全職種の中でも最高レベルに高い
・上記の裏返しとして、自分で責任をもってやり切る姿勢が必要になる為、例えジュニアスタッフであっても、自分の意見をもってマネージャーやパートナーと仕事をする必要がある。そこで筋が通った話であれば受け入れてもらえるし、そうでなければ聞き入れてはもらえない。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
(参考)マッキンゼーで働くこと | 日本 | McKinsey & Company、マッキンゼー・アンド・カンパニーの新卒採用・就職・会社概要とクチコミ、コンサルタントとして働くこと | 日本
3. マッキンゼーに向いている人の特徴
ワンキャリア転職に寄せられたマッキンゼーの選考体験談を見ていくと、同社が求める人物像の特徴が見えてきます。重視されているのは、単にケース面接を解ける能力だけではありません。十分な準備を重ねる姿勢や、多様な経験をもとに状況を整理する力、そして人や課題と粘り強く向き合う姿勢など、実際のビジネスの現場で成果を出すための資質が求められていることがうかがえます。
優秀 / 論理的 / 丁寧
ケース面接では、自分の考えや判断の根拠を筋道立てて、分かりやすく丁寧に説明することが求められました。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
また、他の戦略コンサルティングファームと比べても論理性が強く求められる選考であるという声のほか、論理的思考力だけでなく、リーダーシップやスピード感といった要素も評価される傾向があるようです。
ロジカルさ。他のファームよりも群を抜いてロジカルさが求められている企業である。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
スピーディ / 優秀 / 論理的
論理的思考力とリーダーシップが重視される厳格な選考(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
(参考)マッキンゼーに受かる人の特徴
4. マッキンゼーの年収水準
マッキンゼーは非上場企業のため、有価証券報告書などで平均年収を公開していません。ワンキャリア転職に集まるクチコミ情報によると、2026年3月時点の平均年収は1,461万円となっています。
マッキンゼーの公式HPでは、高水準の給与を提供するとともに成長を支援する体制が示されています。クチコミの中には、報酬への納得感を示す声も見られました。
基本給も十分にもらえるうえ、ボーナスも満足にもらえる。評価も妥当と感じる(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
給料については全く不満はない。働いた以上にもらえているとも感じている。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
結果から反映もされる。また、元々給与も高い。頑張った分は反映されていると思う(マッキンゼー・アンド・カンパニー/新卒/人材開発・人材育成・研修)
一方で、給与体系や働き方との関係については、次のような意見も見られます。
給料は等級に応じて上限が定まっており、仮にリーダークラスとなったとしても年収600万程度からのスタートとなる。また裁量労働制となるためハードワークは避けられない。努力をしても見返りがかなり薄いことは把握すべき。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/法人営業)
(参考)
マッキンゼー、30歳の目安年収は3,200万円!|役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査 | 転職サイト【ワンキャリア転職】
、マッキンゼーで働くこと | 日本 | McKinsey & Company
5.マッキンゼーの選考フローと対策
5-1. マッキンゼーの選考フロー
マッキンゼーでは、応募者のバックグラウンドに応じて複数の応募ルートが用意されています。
公式サイトでは、国内大学、海外大学・MBAなどの区分ごとに応募方法が案内されており、国内大学新卒の場合、面接は日本語で実施され、内定後に英語研修が行われることが説明されています。
また、ワンキャリア転職の選考情報を確認すると、選考は主に次のような流れで進むケースが多いとされています。
- 書類選考
- Webテスト・適性検査
- 複数回の面接(ケース面接)
- 最終面接
実際の選考体験談でも、ケース面接では自分の思考プロセスを論理的に説明する力が求められたという声が見られます。
優秀 / 論理的 / 丁寧
ケース面接では、自分の考えや判断の根拠を筋道立てて、分かりやすく丁寧に説明することが求められました。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
さらに、論理的思考力や分析力を測る筆記試験が実施されるケースもあるとされています。
マークシート形式の筆記試験で、論理力・分析力を問う問題。英語で記載されている。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
(参考)キャンパス採用(新卒、MBA等の海外大学院)、マッキンゼー・アンド・カンパニーの中途採用の選考ステップ/選考フロー | 転職サイト【ワンキャリア転職】
6-2.選考対策
公式サイトでは、面接の形式や想定される質問に慣れておくことの重要性が説明されています。また、ワークショップやケースコーチングなど、サポート機会があることにも触れられています。
選考体験談では、ケース面接の形式について具体的なコメントも寄せられています。
・ケース面接:Mckのケースは画面上に資料を見せられる形式です。過去問などはネットにも出回っていると思うので、いくつか練習をしておくことが大事かと思います。また、上述の通り、構造化することが大事です。
・ビヘイビアー面接:Mckは他戦略コンサルとは違い、過去の経験について毎回ものすごく深掘りしてきます。なぜ?具体的にやったRoleは?具体的にどうやったの?その時どういった発言をしたの?といったレベルで聞かれるため、過去のエピソードの整理は徹底的に行っておく必要があります。
・その他:面接は複数回ありますが、そのうち1回は英語での面接が入ります。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
ケース面接(特定の企業の売上高を倍にする施策)
志望動機(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
いわゆるケース面接なので、対策なしで臨むと、よほど頭が良くなければ通過することは難しいと思われる。入念に事前準備が必要(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
(参考)面接準備 | 日本 | McKinsey & Company
7.マッキンゼーについてよくある質問
7-1. マッキンゼーはどんな人が受かりやすい?
ケース面接のスキルだけでなく、徹底した準備力・多様な経験・対人や対課題に対するタフネスが重要です。過去の経験を深掘りする「ビヘイビアー面接」が重視される点からも、単なる問題解決力だけでなく、行動の質と一貫性が問われる選考です。
(参考)マッキンゼーに受かる人の特徴は? 選考体験談から転職のポイントを分析
7-2. マッキンゼーは未経験でも転職できる?
公式の経験者採用ページでは、マッキンゼーには以下のような多様なバックグラウンドの人材が在籍していると説明されています。
- テクノロジー
- 金融
- 政府機関
- エンジニアリング
- 法律
- 医療
職種やポジションによって転職のハードルは異なるものの、「コンサル未経験は応募不可」という位置付けではないことが読み取れます。前職の業界よりも、スキルや経験の質が評価につながるといえるでしょう。
(参考)マッキンゼーに受かる人の特徴は? 選考体験談から転職のポイントを分析、Experienced professional | McKinsey & Company
7-3. マッキンゼーでは英語力が必要?
国内大学新卒の場合、面接は日本語で実施され、内定後に英語研修が用意されています。
応募段階で必ずしも高度な英語力が必須とされているわけではありませんが、選考では英語で作成された試験問題が出題されるケースもあることが選考体験談からうかがえます。
マークシート形式の筆記試験で、論理力・分析力を問う問題。英語で記載されている。(マッキンゼー・アンド・カンパニー/中途/戦略コンサルタント)
選考過程でも英語に触れる場面があるため、英語での情報理解や思考に慣れておくことが選考対策の一つといえるでしょう。
(参考)マッキンゼーに受かる人の特徴は? 選考体験談から転職のポイントを分析、国内大学新卒採用情報 | 日本 | McKinsey & Company
ワンキャリア転職のご紹介
ワンキャリア転職は「次のキャリアが見える」転職サイトです。これまで可視化されていなかったキャリアに関するクチコミデータが25,000件以上掲載されています。
どの企業からどの企業へ転職したのかという転職体験談や、転職の面接で実際に聞かれた質問がわかる選考体験談、企業ごとの年収や福利厚生に関するクチコミなど、転職時の情報収集から面接対策までワンキャリア転職だけで行うことができます。



