「アクセンチュアに転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」 「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」
ーーそんな疑問を抱えている方に向けて、本記事ではアクセンチュアの企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。
社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年6月
- 1:アクセンチュアの企業情報・事業内容
- 1-1:会社概要
- 1-2:事業内容
- 1-3:業績
- 2:アクセンチュアに関するよくある質問
- 2-1:コンサル未経験でも活躍できる?
- 2-2:Up or Outって本当?大量採用の影響あり、入社後4年ほどが勝負
- 2-3:カルチャーはドライ?ウェット?
- 3:アクセンチュアにキャリア入社するには?
- 3-1:アクセンチュアへの転職傾向
- 3-2:アクセンチュアで評価される人の特徴
- 4:アクセンチュアの選考情報
- 4-1:アクセンチュアの選考フロー
- 4-2:アクセンチュアの面接傾向と実際の質問例
- 5:アクセンチュアについて動画で詳しく知る
- 6:アクセンチュアへの入社について、キャリアアナリストに相談する
- 7:各業界の年収記事について見る
- 8:ワンキャリア転職のご紹介
1:アクセンチュアの企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:アクセンチュア
- 設立日:1995年12月
- 代表者:代表取締役社長 江川昌史
- 所在地:東京オフィス(東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR)
- 資本金:3億5千万円
- 従業員数:約799,000人(グローバルグループ)※2024年12月時点 約25,000人(日本)※2024年9月時点
1-2:事業内容
アクセンチュアは「ストラテジー & コンサルティング」「テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」の5つの領域を持っており、これらを事業フェーズごとに異なるビジネスユニットで組み合わせることで、クライアントのどんな案件にも対応できるような体制を実現しています。
まず、戦略・コンサルティング部門には、「ストラテジー」と呼ばれる戦略チームとMC(マネジメントコンサルティング)と呼ばれる組織課題を解決するチーム、AIグループが属しています。
中でもストラテジー部門は数百名規模と、少数精鋭で年収帯も他部門より高い傾向にあります。また、直近拡大しているAIグループでは、待遇面はストラテジー部門と同等かそれ以上のケースもあります。
次に、「ソング(旧インタラクティブ)」と呼ばれる、デザインやデジタルマーケティング領域の課題解決を行う組織です。同組織の前身は2021年にアクセンチュアがデジタルマーケティング企業のIMJを吸収合併してできており、広告・マーケティング・クリエイティブといったバックグラウンドを持つ人材が多く存在します。
テクノロジー部門は、最新のIT技術を駆使し、クライアントの業務プロセスを最適化するためのソリューションを提供するチームです。
アクセンチュアの中で最も数が多く数千名規模を誇ります。テクノロジー部門の中にも、アナリスト、データ分析などAI領域の専門家と、クライアントのデジタルトランスフォーメーションの実行を担うチームが存在します。
オペレーション部門は、ビジネスプロセスの効率化と業務運営の最適化を支援するチームです。BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスや、業務の自動化、サプライチェーンマネジメントなど、日常業務の効率を高めるためのソリューション提供を担います。
(参考)アクセンチュア(日本法人)_会社概要・地図、アクセンチュア(グローバル)_アクセンチュアについて、アクセンチュア_事業紹介_ストラテジー & コンサルティング、アクセンチュア_事業紹介_ソング、アクセンチュア_事業紹介_テクノロジー、アクセンチュア_事業紹介_オペレーションズ、アクセンチュア_事業紹介_インダストリーX
1-3:業績
アクセンチュアは近年業績を伸ばし続けており、2025年度第一四半期の業績は約171億ドルでした。
特に健康サービス分野や資源の分野での成長が顕著に見られます。これらの数字は日本法人のものではないですが、今後もグローバルに成長していくことが見込まれるでしょう。
(出典)Earnings Infographic | Accenture
2:アクセンチュアに関するよくある質問
2-1:コンサル未経験でも活躍できる?
多様な業界出身者が在籍する一方、未経験から入社してもコンサルタントとしての頭の使い方や働き方に慣れずに「アベる(プロジェクトに呼ばれないこと)」人がいるのも事実。
事実、事業会社出身のキャリア入社者よりも、コンサルティングファーム出身者や、新卒社員の方が昇格は早いという傾向もあるようです。
評価されるには学歴/前職の経験などは関係なく、後述するプロジェクトでのバリュー発揮と、社内人脈への働きかけが重要になります。
コンサル未経験の場合は、こうした内部事情と自身の適性をしっかりと見極めたうえで入社すると良いでしょう。
2-2:Up or Outって本当?大量採用の影響あり、入社後4年ほどが勝負
アクセンチュアを初めとする外資系コンサルティングファームでは「Up or Out(昇格できなければ会社を出なければいけなくなる)」の文化なのでは、と考えている方も多いでしょう。
アクセンチュアでは、部門によっては「タイムアットレベル」と呼ばれる、次の等級に昇格するまでのタイムリミットが設けられています。
タイムアットレベルの年数や有無については部署によっても異なりますが、アナリスト、コンサルタントであれば4年程度、マネージャー以上であれば、5-6年ほどの期間の間に上位等級に昇格できない場合「Up or eleswhere」の考え方のもと、マネジメントコンサルティングチームやテクノロジー領域への異動を推奨されます。
特に、2020年ごろから同社では大量採用が行われ、アナリスト/コンサルタントの社員が増えており大量採用の人数に対し、マネジメント職のポスト数は限られているため、特にマネージャーへの昇格競争は激しくなっていると言えるでしょう。入社後3-4年程早期に立ち上がれるかどうか、が重要です。
2-3:カルチャーはドライ?ウェット?
アクセンチュアは外資系コンサルティングファームのため、非常にドライなカルチャーなのではと考える人も多いでしょう。
一方で、評価については人間関係も重要視されるなど、意外にウェットなコミュニケーションが求められるシーンもあるようです。
実際に、ワンキャリア転職に寄せられたクチコミでは以下のような声も見受けられました。
▼入社前に知りたかったこと
評価に関しては非常にウェット。人間関係と運が評価の鍵を握ると言っても過言ではない。その上でバリューを出せるかどうか。実力主義、絶対評価ではない。
▼入社検討している方へのアドバイス
年収に関しては、競合他社と比較する際に「所定労働時間1日8時間」であることに注意。近年のホワイト化により、希望しても残業させてもらえないケースもある。これら2点を踏まえ、競合他社と比較すると良い。
他にも、入社後ギャップに関するクチコミを参考にしましょう。
3:アクセンチュアにキャリア入社するには?
さらに・・・




