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ボストンコンサルティング(BCG)は激務?社員のクチコミから実態を検証

「戦略コンサルティングファームの最高峰」として知られるボストンコンサルティンググループ(BCG)。その華やかなイメージの一方で、「BCGは激務だ」という声を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。実際のところ、BCGの働き方はどのようなものなのでしょうか。


ワンキャリア転職には、BCGの現役社員や退職者から寄せられたリアルなクチコミが数多く集まっています。これらの声から見えてきたのは、「激務であることは事実だが、それに見合う圧倒的な高年収と成長機会がある」という実態でした。


本記事では、これらのクチコミを基に、BCGの「激務」のリアルな実態と、その先にあるキャリアについて徹底的に検証します。





そもそも、BCGってどんな会社


ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)は、世界有数の経営コンサルティング企業であり、マッキンゼー、ベインとあわせて「MBB」と呼ばれています。

BCGは、企業の経営戦略や組織改革、デジタルトランスフォーメーションなどを支援し、革新的なアプローチとデータ分析を駆使してクライアントの競争優位性を高めています。1963年の設立以来、50以上の国と地域に拠点を広げ、グローバルな展開を進めています。


(参考)ボストン コンサルティング グループ






BCGが激務の理由


ワンキャリア転職に寄せられたクチコミを分析すると、BCGが「激務」と言われる背景には、いくつかの明確な理由があることがわかります。


まず、長時間労働が常態化している点が挙げられます。プロジェクトによっては「夜中3時とかまで働くのはデフォルト化していた」という声もあります。


また、常に高いレベルの成果を求められるプレッシャーも激務の一因です。ジュニアメンバーであっても「マネージャーと同等レベルのアウトプットを求められる」環境であり、「意識が高すぎるため合わない人はやめていく」という厳しい実態が語られています。


さらに、単なる労働時間の長さだけでなく、「就業密度にもキツさはある」と指摘されており、スピード感についていくことの困難さも伺えます。



24時前後まで働くことも覚悟していたが、当然ケースによるが、メンバーレベルであれば22時までに仕事を終えられる場合もある
昔よりはハードワークではない模様
ただし、一部チームは深夜まで定常的に働かれている
特にコンサル未経験者においては、スピード感についていけないことが多く、単なる就業時間ではなく、就業密度にもキツさはあるのでその点は覚悟が必要。(戦略コンサルタント/中途入社




社員クチコミで見るBCGの「激務」の実態


それでは、社員のクチコミからBCGのリアルな働き方と、その激務から得られるものを具体的に見ていきましょう。


リアルな働き方


BCGでの働き方は、プロジェクトや個人のスタンスによって大きく左右されるようです。激務であることは共通認識としながらも、その実態は多岐にわたります。



勤務時間とワークライフバランス


ワークライフバランスについては、「期待すべきではない」という意見が目立ちます。


もうすこし自由に働けるのかなと思っていたが、基本、9時-22時は働く、ケースに入れば夜中3時とかまで働くのはデフォルト化していた。(戦略コンサルタント/中途入社



かなり忙しいプロジェクトだと睡眠時間もほぼ取れない中でプレッシャーを感じながら働くため離脱する人も一定存在する。(戦略コンサルタント/中途入社


シニアアソシエイト以上になると「高度プロフェッショナル制度」の適用により残業規制が解除され、無限に近い残業が発生し得るため、ワークライフバランスは期待できません​。(戦略コンサルタント/中途入社



一方で、働き方は非常に自由であり、自らルールを設定することの重要性を指摘する声もあります。


言うもん勝ち文化があります。自ら強いルール(例:0時以後絶対働かない)を事前に表明しない限り、後々から大変なことになります」(戦略コンサルタント/中途入社



リモートワークと出社


リモートワークの制度は整っているものの、運用には上司の意向が大きく影響するようです。


フルリモートでの勤務も可能だが、マネージャーによっては出社を好む方が多く、出社でのコミュニケーションを半ば強制されるケースもあり得る。(戦略コンサルタント/新卒入社


リモートが多いのでオフィスの近くに住む必要はさほどない。しかしながらジュニアのうちからオフィスから遠い家だとコミットが低いとみなされがち(戦略コンサルタント/中途入社



育児との両立


育児との両立については、厳しい意見が散見されます。「優秀かどうか」が大きく影響するようです。


「全ては優秀かどうか。優秀なコンサルタントとしてパフォームしていれば融通をきかせて働くことも、中抜けすることも可能。そうでなければ時間をフルに使ってアウトプットを出すしかない。(戦略コンサルタント/中途入社


育児との両立は相応に負荷が掛かる印象。両立しているのはシニア層か時短勤務のメンバーのみ(戦略コンサルタント/中途入社




激務で得られるもの


厳しい労働環境である一方、BCGの激務は社員に大きなリターンをもたらします。特に「年収」と「成長」の面で、他の企業では得難い経験ができることがクチコミから明らかになりました。


圧倒的な高年収


給与水準は極めて高く、成果が報酬に直結する実力主義が徹底されています。


入社後、良い意味で期待を上回る点も見受けられました。例えば提示された年収は想定以上で、当初想定していた以上の厚遇を得ることができました​。また評価制度は極めてフェアで、会社への貢献が公平に評価され機会に繋がる仕組みが整っており、その点は良い意味で驚きでした。(戦略コンサルタント/中途入社


(参考)



評価とスピーディーな昇進


仕事の成果は、新卒・中途の区別なくフラットに評価され、昇進スピードに直結します。


一般的には激務と言われるような労働環境ではありますが、やればやるだけ評価してもらえるため非常にいい環境だと思います。また、新卒でなくてもフラットに評価してもらえるのも中途にとって良い状況です。(戦略コンサルタント/中途入社



成長環境と市場価値の向上


激務を通じて得られるスキルや経験は、自身の市場価値を飛躍的に高めます。


キャリアアップのため入社を決めました。妥当だと思います。入社後はスカウトメールの量も質も上がっており、市場価値が間違いなく上昇したと実感します。(戦略コンサルタント/中途入社



BCGのワークライフバランス


有給取得や休日の実際


BCGでは、プロジェクト間(ケースオフ)の期間に有給をしっかり消化することが推奨されており、会社側から未消化の有給取得を促されるケースもあります。

一方で、プロジェクト稼働中については、高負荷が前提となっており、特に忙しい時期はすべてを犠牲にする覚悟が必要という声もあります。


勤務時間については想像以上に柔軟だが、稼働が上がるタイミングはどうしても存在するので、その期間については全てを犠牲にする必要がある。(戦略コンサルタント/新卒入社


かなり忙しいプロジェクトだと睡眠時間もほぼ取れない中でプレッシャーを感じながら働くため離脱する人も一定存在する。(戦略コンサルタント/中途入社


育児支援については、制度の整備状況と実態の間にギャップがあることが指摘されています。


全ては優秀かどうか。優秀なコンサルタントとしてパフォームしていれば融通をきかせて働くことも、中抜けすることも可能。そうでなければ時間をフルに使ってアウトプットを出すしかない。個人的には育児休暇や時短勤務をつかってまでこの会社で働こうとは思わない。(戦略コンサルタント/中途入社


育児との両立は相応に負荷が掛かる印象。両立しているのはシニア層か時短勤務のメンバーのみ(戦略コンサルタント/中途入社


一方で、公式的には育休・産休制度は形骸化しておらず、男性の取得者も増えてるという声もあります。


育休・産休制度は、とても推奨されており、実際に取得している社員はたくさんいます。男性も女性も取得されています。(バックオフィス/中途入社


育休は男性の取得も奨励されており、実際に取得者も一定数存在。(コンサルタント/中途入社




リモートワークや柔軟な働き方の現状


コロナ禍を経て、リモートワークと対面を組み合わせたハイブリッドな働き方が定着しています。また、時短勤務も可能であるという声もあります。


時短勤務などの柔軟な勤務体系があり、自分のライフスタイルに合わせることは可能です。プロジェクト次第ですが、リモートワークができる環境が整っています。(戦略コンサルタント/中途入社


プロジェクト次第でリモートワークは可能。作業はリモート、ディスカッションは対面等のフレキシブルな働き方を実施している。(戦略コンサルタント/中途入社


しかし働き方に関して、シニアアソシエイト以上になると「高度プロフェッショナル制度」の適用により残業規制が解除される点については、入社前に把握しておく必要があります。


シニアアソシエイト以上になると『高度プロフェッショナル制度』の適用により残業規制が解除され、無限に近い残業が発生し得るため、ワークライフバランスは期待できません。(戦略コンサルタント/中途入社






BCGの年収事情・評価プロセス


年齢・役職別給与水準の事例


BCGの給与水準は、コンサルティングファームの中でも高いレベルにあるとされています。

ワンキャリアが行った独自調査によると、BCGの等級別年収は以下の通りです。





昇給・昇格の仕組みと評価プロセス



ボストンコンサルティング(BCG)ではプロジェクトごとの評価と年間評価の2つが存在しています。


プロジェクトごとの評価

コンサルタントとしての問題解決能力やコミュニケーション能力、チームへの貢献度、クライアントへの貢献度、スライド・ドキュメント等のアウトプット作成能力など評価項目が存在します。

プロジェクトの開始前にプロジェクトリーダーと目標を擦り合わせることが多く、プロジェクト終了時にプロジェクトリーダーによる評価が行われ、評価面談を実施します。評価は5段階の絶対評価で行われ、プロジェクト終了時の評価面談にて評価理由が説明されます。


年間評価

プロジェクト評価とは別に年に1回、年間を通した評価が実施されます。

また、年間評価は賞与支給額と連動します。

▼BCGの年収・評価制度についてもっと知りたい方はこちら






BCGの企業文化・社風


BCGには、徹底した「クライアントファースト」とプロフェッショナリズムの文化が、単なる標語ではなく、全社員の日常的な振る舞いとして深く浸透しています。


プロフェッショナルファームとしての文化、振る舞いが浸透している。
自身の意見が正しいかつ、クライアントのためになるのであれば、上司に対しても意見を交わして正しい答えを導き出す。(上司とぶつかることによる評価への営業時間はなし)
また、タスクがおわれば自由だが、タスクがおわっていない場合はプロとして必ずやり切る。
ただし、全体的に優しい人が多く、立ち上がりのフォローや長時間労働となっている時のサポートは手厚くしてもらえる。(戦略コンサルタント/中途入社


良くも悪くも「クライアントファースト」が徹底されている。クライアントの課題解決・成長に資するためには何でもするというプロフェッショナリズムがあり価値の源泉となっている一方、それが故にスタッフに多少の無理を強いるケースも散見される (プロジェクト次第)(戦略コンサルタント/中途入社






BCGへの転職事情

ワンキャリア転職に寄せられた転職体験談によると、IT導入や個別営業などの「実行・手段」のフェーズだけでなく、そもそも「何をすべきか」という経営判断のフェーズに携わりたい社内政治、遅い承認プロセス、年功序列、ロールモデルの不在といった「古い日本企業的風土」への違和感を背景に転職を考えるケースが多く見受けられました。


以下3つの理由により転職活動を開始
・マネージャーロールまで経験
・10年後の自分がイメージできた
・システム導入の仕事をやっていたが、もっと上流の意思決定に関わりたいと思った
(システム導入する必要があるのかよくわからないまま進める案件もあり、
構想策定のフェーズの重要性を感じたため)(アクセンチュア→BCG


業界をさらに広く、スピード感持って働きたいと思ったため。業界固定で自身のバリューに不安を感じた。また承認も遅く、他社からの参入も容易であったため危機感を感じた。(NTTデータ→BCG


前職の税理士法人にて、業務内容や人材育成の考え方に疑問を持ち、転職活動を始めました。具体的には、①人が担わなくても良い日常業務があまりにも多いところ/その方法を変えようとしないスタンス、②残業代を稼ぐためにゆっくりと仕事をしている人もいること、評価が仕事内容に関わらず同一であることの2点です (KPMG税理士法人→BCG






BCGからの転職を考えるなら


激務の中で圧倒的な成長を遂げた後、BCGの社員はどのようなキャリアを歩むのでしょうか。実際にBCGから商船三井へ転職した30代男性の体験談を見てみましょう。


この方は、転職を考えた理由として「ワークライフバランスをとりつつ自分のやりたい仕事に打ち込むため」と語っています。コンサルタントとして一定の成果を出した上で、公私ともに次のステージへ進むために転職を決意したとのことです。

BCGでの経験は、異業種・異職種への転職においても大いに役立ったと振り返っています。


異業種、異職種への転職ではあるが、コンサルタントの強みはまさに適応能力にあると考えており、新しい環境でもすぐに知識面のキャッチアップを行い、人間関係に溶け込み、自分のキャラクターを活かしながらバリューを出すことができている。


BCGでの激務は、高い適応能力や課題解決能力を養い、その後のキャリアにおいても強力な武器となることがわかります。


(BCGを退職した人の記事を読む)




4. コンサル転職を目指すなら


ワンキャリア転職では、コンサルティングファームへの転職を検討する人に向けて、実際にコンサルキャリアを歩んだ人のクチコミや、業界理解・企業理解に役立つ記事コンテンツを多数発信しています。


シリーズ企画「コンサル転職:完全攻略ロードマップ」では、未経験からコンサル転職を目指す人に向けた転職成功の方法を全7回にわたり解説しています。具体的にコンサル転職を考えている方はまず、ここからご活用ください。



<導入編>


<業界理解編>



<実践編>



<入社後活躍編>


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ワンキャリア転職編集部

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