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アクセンチュアの中途入社は厳しい?社員の声から、厳しさのリアルを解剖

「基本的には自分で試行錯誤しながら身につけていく環境。手取り足取り教えてもらいたい人には向いていない」

「実力主義の文化で競争は相当厳しい。結果を出せる人は尊重されるが……」


世界最大級のコンサルティングファームとして知られるアクセンチュアの中途入社は、なぜ「厳しい」と評されるのでしょうか。


ONE CAREER PLUSに寄せられた140件超のリアルな社員クチコミから、その実態が見えてきました。高い年収と充実した研修制度で人気の転職先である一方、個人主義的な文化や評価制度の特徴など、知っておくべき重要なポイントを徹底解説。アクセンチュアへの転職を検討する人は必読の内容です。


目次



1.アクセンチュアの中途が厳しいと言われる理由


1-1.アクセンチュアは転職の難易度が高い


アクセンチュアは、世界最大級のコンサルティングファームとして知名度が高く、年収水準の高さと充実した研修制度から、転職市場での人気が非常に高い企業です。


そのため、ポジションに対して応募者が多く、競争率が高くなる傾向にあります。社員のレベルが高いことから選考基準も厳格で、高い思考力・ビジネススキルが選考で見極められます。




1-2.アクセンチュアに中途入社後、働き続けるのが厳しい


ONE CAREER PLUSに集まるアクセンチュア社員のクチコミをみると、入社後の厳しさの本質は、実力主義かつ自己主導型の企業文化にあるとわかります。



トレーニングなども充実しているが、基本的には仕事の中で自分で試行錯誤しながら身につけていくものであり、手取り足取り教えてもらいたい人には向いていない。(中途入社/ストラテジーグループ)



実力主義の文化。結果が出せる人や、発信力がある人は尊重され、プロモーションも早い。競争は相当厳しく、能力の高い人は長時間労働をしなくとも結果に繋げられるが、普通の人は時間でリカバリーするしかなく、結果的に長時間労働となっている(新卒入社/コンサルティング



個人主義の色がかなり強いと感じる。必要な情報等は会社が用意するが、それらを会社側からプッシュすることはあまりなく、各々有効活用しろといった風潮。(中途入社/ストラテジー&コンサルティング


多くの企業では新入社員研修や業務マニュアルなど、体系的な教育システムが整備されていますが、アクセンチュアでは必要な情報は用意されているものの、それらを効果的に活用するのは個人の裁量に委ねられています。


この「個人主義」の色が強い文化については、特に日系企業出身の中途入社者にとってギャップを感じやすい要素と言えるでしょう。


さらに、プロジェクトベースの業務形態により、案件ごとにクライアントや業務内容が大きく変わり、その都度成果が求められます。次々と変わるプロジェクトの中で、新しい知識やスキルを素早く習得し、即座にバリューを提供することが期待されます。


パフォーマンスを出せる社員には次々と魅力的な案件や責任ある役割が任されますが、期待値に達しない場合はプロジェクトから外されるリスクもあります。



昔ほどはUp or Outの社風ではなくなっているそうだし、働き方もマイルドになっている。とはいえ、結局ハイパフォーマーには仕事が集まってくるため激務になることが多い。一方で、仕事ができないとプロジェクトにアサインされない状態が続いたりするため、やはり自分の実力を周りにアピールし認めさせることが重要。(中途入社/ストラテジーグループ)


このように、アクセンチュアは、高い自律性と継続的な成果創出力が求められるハイプレッシャーな環境だと言えるでしょう。






2.そもそも、アクセンチュアとはどんな会社?


アクセンチュアは、世界79万人以上(日本では約2.5万人)の従業員を擁する、グローバルな総合コンサルティングファームです。1995年の設立以来、持続的な成長を遂げ、2025年度第一四半期には約171億ドルの売上を記録するなど、業界をリードする存在となっています。


同社は「ストラテジー & コンサルティング」「テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」の5つの領域を持っており、これらを事業フェーズごとに異なるビジネスユニットで組み合わせることで、クライアントのどんな案件にも対応できるような体制を実現しています。



(参考)アクセンチュア(日本法人)_会社概要・地図アクセンチュア(グローバル)_アクセンチュアについてEarnings Infographic | Accenture






3.アクセンチュアに中途入社後、活躍するために


アクセンチュアに中途入社後の活躍する人には、共通する特徴があります。ONE CAREER PLUSに集まる140件超のクチコミデータから浮かび上がった3つの重要なポイントを紹介します。


3-1. ポイント(1)積極的な自己アピール


アクセンチュアでは、自ら評価者に対して自身の実績や貢献度を積極的にアピールする姿勢が高評価を受けます。


People Leadと呼ばれるキャリア面の上司やプロジェクトの上司への自己アピールが評価・プロモーションにつながる傾向が強いため、成果を上げるだけでなく、それを適切に伝えることが重要です。



評価は定量的に評価することは難しいのかもしれないのと、会社の規模も非常に大きいので、実力は大事だと思うがアピールの上手さも大事なのかなと思われる。(新卒入社/テクノロジー部門)



評価はプロジェクトSVからの評価と組織の上司評価の2種類あり、SVからの評価はプロジェクトでワークできているかという観点がメイン。 

組織上司からの評価は組織活動に貢献しているかという点での評価がメイン。 プロモーションにはプロジェクト側の意見が強く反映されるため、所属組織管轄ではないプロジェクトに配置されていたとしても、プロジェクトからプロモーションの希望があれば基本的に通るように見えている。(中途入社/業務コンサル)


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ワンキャリア転職編集部

次のキャリアが見える転職サイト「ワンキャリア転職」の編集・リサーチチームです。 ▼公式X:https://x.com/ocTenshoku

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