ONE CAREER PLUSでは、次のキャリアを考えるきっかけとなるイベントを定期開催しています。
今回お届けするイベントレポートのテーマは、2021年11月に行われた「トップメーカー出身者が語るスタートアップ奮闘記 キャディ編」。メディアからの注目も著しいスタートアップ「キャディ」からお二人にご登壇いただきました。
登壇者お二人の共通点は、国内トップメーカー出身者であること。安定したポジションからスタートアップ企業キャディに飛び込んだストーリーと、大企業とは異なるスタートアップで働く魅力についてたっぷり語っていただきます!
モデレーターにワンキャリア佐賀を加え、クローズドだからこそのリアルな話を深堀りしてまいります。ぜひ最後までご一読ください。
前田 利基(まえだ としき):東京大学を卒業後、トヨタ自動車株式会社で電装部品の調達業務(発注/原価低減戦略の立案など)を担当。2021年5月よりキャディ株式会社に入社。生産管理・技術営業を経て、現在はサプライパートナーサクセスに所属。切削加工品のサプライチェーン構築、ならびに新規加工領域の立ち上げを推進。
桒野 哲司(くわの てつじ):北海道大学農学部、北海道大学公共政策大学院卒業後、2009年から株式会社ブリヂストンで防振ゴムの企画・営業を担当。日本国内でトヨタ自動車向けのBtoB営業経験を経て、タイ、アメリカの海外拠点へ日本人営業責任者として赴任。2021年7月よりキャディ株式会社へ入社。プラント事業部のサプライパートナー常駐のプロジェクトマネジメントを担当。
佐賀 駿一郎(さが しゅんいちろう):ONE CAREER PLUS キャリアアナリスト/モデレーター。2016年にビズリーチ入社。転職サービス営業、新卒採用人事を担当。その後2019年、ワンキャリアへ入社。キャリアアドバイザー、イベント企画や司会を経て、現在はONE CAREER PLUS事業開発を担当。
キャディの事業概要
キャディ採用担当:キャディが一番重視しているのが経営理念(MISSION)「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」です。
製造業においてはお客さまとモノづくりに携わる側には「情報の非対称性」があります。お客さまは製品のカスタマイズに必要な部品をどのように調達できるか、逆に町工場の側からは市場のニーズについて、それぞれ情報を得るのが難しい現状です。
そこで私たちは製造業界ががんじがらめになっている理由をひとつずつ紐解いて、両者のポテンシャルを解放したいと考えています。
その中で私たちは発注者と加工会社(サプライパートナー)をつなげる役割を担っています。時にその立ち位置を「マッチングプラットフォーム企業」と評価されることがありますが、正確には違います。
というのも、キャディはファブレスメーカー的な立ち位置だからです。単にマッチングする形では情報の非対称性、取引コストの問題は解決できません。私たちが加工会社様にトラブルが起きた際にもリスクを負い、最後の納入責任を持つところがキャディの大きな特徴です。

※スライドはイベント開催当時(2021年11月)のものを掲載しています。
私たちは単に複雑なオペ―レーションを洗練させていくだけでなく、ソフトウェアを組み合わせることで課題解決を図っています。その中には自社開発の自動製造原価計算や、図面をアップロードしたら過去の類似性のある案件を参照できるようなソフトウェアなどがあります。

※スライドはイベント開催当時(2021年11月)のものを掲載しています。
結果として受注額は2021年は前年比で6倍、また加工種類も確実に拡大し、より高付加価値を提供することが可能になっています。
2021年11月現在、株式と借入合わせて100億超の資金調達を実施し、次のステージを目指しています。しかし、国内・グローバル市場全体でいえば、まだまだ山の一合目にも立っていないような状態だと認識しています。そのため、モノづくりに対してパッションをお持ちの方々とどんどん市場を攻めていきたいと考えています。

※スライドはイベント開催当時(2021年11月)のものを掲載しています。
攻め方としては2つあります。1つ目は「マッチングではない」受発注プラットフォームを1兆円のグローバル規模まで伸ばしたいということ。2つ目は自社開発のソフトウェアを外販する、つまり製造業に軸足を置きながらもソフトウェアを提供する「製造業ソリューション・プロバイダー」を目指す、という点です。

※スライドはイベント開催当時(2021年11月)のものを掲載しています。
パネルトーク・登壇者の自己紹介
ONE CAREER 佐賀(以下、佐賀):ここからはトップメーカーからキャディに転職なさったお二人にお話を伺います。まずは自己紹介をお願いいたします。

キャディ 前田(以下、前田):現在、社会人2年目の24歳です。昨年トヨタ自動車に新卒で入社し、車の電装部品の調達に従事していました。今年の5月、キャディに転職し、CXを経て現在は加工会社様のサクセスを追求する部署にいて、新規事業の推進を担当しています。
キャディ 桒野(以下、桒野):2009年からブリヂストンで自動車用防振ゴムの企画・営業を約12年担当していました。BtoB営業、タイとアメリカを経て、今年の7月からキャディに入社しました。プラント事業部でサプライパートナーに常駐し、製品のプロジェクトマネジメントを担当しています。
前職では何をやっていて、なぜ転職を思い立ったのか?
佐賀:まず前田さんから、トヨタ自動車時代どんな仕事をされていて、なぜ転職を思い立ったのか教えていただけますでしょうか。

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