こんにちは、トイアンナです。
「さらなるキャリアアップを考えて」
「自分のやりたいことが見つかったから」
「家族の事情で」
といった退職の理由は、必ずしも本音ではないことがあります。「エン 人事のミカタ」の調査によれば、退職時に本当の理由を伝えている社員はわずか3割程度。実際には、以下の退職理由がトップ3を占めています。
1. 人間関係が悪かった 28%
2. 給与が低かった 13%
3. 社風や風土が合わなかった 12%
そう、大半の人は人間関係がうまくいかず離職しています。社内で最も長く接するのは直属の上司ですから、「上司と仲が悪くて辞める」ことは、珍しくもなんともありません。かくいう私も、上司に泣かされてきましたし、上司を泣かせてきました。正直に言って、良い部下ではなかったと思います。
だからこそ、何度も上司との人間関係を理由に転職を繰り返す人の共通点を知っています。それは、「自分の要望を伝えるのが下手」という点です。
「上司に恵まれない」人は自分の要望を伝えるのが下手

そもそも、人にはさまざまなコミュニケーションスタイルがあります。阿吽(あうん)の呼吸で察し合う関係が好きな人、何でも言葉で伝達したい人、メールなどでテキストのほうが伝わりやすい人……。
たとえば上司が、思いついた指示を口頭だけでわーっと伝達するタイプで、部下がテキストでないと把握するのが苦手な場合、部下は大変苦労します。話に追いつけず、メモを取りこぼしてしまうからです。上司からは、言ったことができない人と思われかねません。
私は言外の部分を察するのが苦手です。「とにかくやって」という指示出しをされると、なぜそれをやるのか分からず、知らぬ間に職場の暗黙ルールに反してしまうこともしばしば。逆に、「この仕事の目的は○○だから、目的を達成するために最適な行動を考えて」と言われれば、目的ベースで割と自走できます。
自分のコミュニケーションスタイルを自覚しよう
さらに・・・