「アクセンチュアに入社したらどれぐらいのスピードで昇格できるか」「どんな成果を出したらどれぐらい年収アップが見込めるか」が気になるけど、面接では聞きづらいー。転職活動でこんな風に感じたことがある人は多いでしょう。
人と人が対峙する数少ない面接の場だからこそ、企業の採用担当からすれば「限られた時間をもっと候補者個人のことを知るために使いたい」と考え、選考過程で年収・評価の制度について詳細な説明を施すことはあまりないのではないでしょうか。
ONE CAREER PLUSは、転職活動の場を「人と人との対話でしかできないすり合わせ」に集中できるように、企業の年収と評価をオープンにしていきます。
本記事では、2024年に実施した社員や過去在籍者への独自インタビューやONE CAREER PLUSに寄せられた5万件以上の企業各社のクチコミをもとに、アクセンチュアの給与体系や評価制度を解説します。
アクセンチュアってどんな会社?
【概要】
アクセンチュアは、世界的に展開する総合コンサルティング会社であり、戦略、デジタル、テクノロジー、オペレーションズの各分野において幅広いサービスを提供しています。1962年に創業され、現在グローバルで見ると74万人の従業員を擁し、120ヶ国でサービスを展開しています。
同社の日本法人は、1995年12月に設立され、従業員数は約2.5万人(2024年6月1日時点)です。日本法人のオフィス所在地は東京、大阪、北海道、福島、熊本、福岡、前橋、仙台、名古屋と、全国に位置しています。
【事業・組織】
同社の組織は大きく分けて、「戦略・コンサルティング」、「ソング(旧インタラクティブ)」、「テクノロジー」、「オペレーション」の4つで構成されています。
まず、戦略・コンサルティング部門には、「ストラテジー」と呼ばれる戦略チームとMC(マネジメントコンサルティング)と呼ばれる組織課題を解決するチーム、AIグループが属しています。
中でもストラテジー部門は数百名規模と、少数精鋭で年収帯も他部門より高い傾向にあります。また、直近拡大しているAIグループでは、待遇面はストラテジー部門と同等かそれ以上のケースもあります。
次に、「ソング(旧インタラクティブ)」と呼ばれる、デザインやデジタルマーケティング領域の課題解決を行う組織です。同組織の前身は2021年にアクセンチュアがデジタルマーケティング企業のIMJを吸収合併してできており、広告・マーケティング・クリエイティブといったバックグラウンドを持つ人材が多く存在します。
テクノロジー部門は、最新のIT技術を駆使し、クライアントの業務プロセスを最適化するためのソリューションを提供するチームです。
アクセンチュアの中で最も数が多く数千名規模を誇ります。テクノロジー部門の中にも、アナリスト、データ分析などAI領域の専門家と、クライアントのデジタルトランスフォーメーションの実行を担うチームが存在します。
オペレーション部門は、ビジネスプロセスの効率化と業務運営の最適化を支援するチームです。BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスや、業務の自動化、サプライチェーンマネジメントなど、日常業務の効率を高めるためのソリューション提供を担います。
【参考資料】
・アクセンチュア_事業紹介_ストラテジー & コンサルティング
アクセンチュアの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
アクセンチュア(テクノロジー部門)の等級別の目安年収は以下の通りです。
【ここから先のポイント】
- コンサルタント職の目安年収は600万円〜○○万円
- 大量採用の裏で、「アベる」人も発生。昇格が早いのは◯◯出身者や◯◯社員の傾向あり
- ○◯以降への昇格にはハードルあり。高評価を得るには◯◯への働きかけが重要
さらに・・・