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「頑張って会社に合わせると、ジョブホッパーになります」過剰適応とは

転職時の挨拶の定番といえば、こういったものだろう。


「本日付けで入社しました、◯◯と申します。慣れるまでご迷惑をおかけすることもありますが、精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします」


だが、この挨拶をする人は「ジョブホッパー」になりやすい。というのも、真面目に適応しようとする人ほど、ジョブホッパーになりやすいからだ。





ジョブホッパーへの誤解




あなたは、どんな人がジョブホッパーになりやすいと思うだろうか。偏見として良く聞くのは、こんな特徴である。


・飽きっぽく、一社に留まれない

・メンタルが弱く、すぐ体調不良になって辞める

・出世競争に負けたから社外に活路を求めた


かなりひどい書きぶりだが、X(旧Twitter)でジョブホッパーについての論調を見る限り、この偏見は強く残っている。


だが、私がこれまでに転職相談を聞いてきた経験から申し上げると、ジョブホッパーはこのどれにも当てはまらない人が多い。


飽きっぽい人はプロジェクトがコロコロ変わる仕事に転職すれば落ち着くし、メンタルが弱い人は働き方が柔軟な会社に転職して幸せをつかめる。出世競争に負けた人は、2社目で勝敗が確定するまで踏ん張ることが多い。


では、ジョブホッパーに共通する性質とは何か。答えは、「適応しようと頑張りすぎて、バーンアウトする人」である。



頑張りすぎてバーンアウト、38歳で11社目になった彼女


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トイアンナ

P&G→LVMH→ライター・会社経営。得意分野は法人様の人事・採用インタビュー、キャリア記事。女性のキャリアと結婚を支援する婚活予備校「魔女のサバト」の主宰も。著書に『改訂版 確実内定』(KADOKAWA)、小説『ハピネスエンディング株式会社』(小学館)など。 連絡先:http://werite.info/inquiry

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