本記事では、ONE CAREER PLUSの独自調査をもとに、以下についてまとめています。
・スタートアップ各社のうち、最速で1,000万を実現できる企業はどこなのか?年次別の年収テーブルや、評価制度の特徴、高評価を得る人に共通していることとは?
・コンサル未経験でも間口が広い企業、転職に有利な業界や経験など、各社のキャリア入社者の傾向まとめ (実例データあり)
・キャディ、ビザスクなど、スタートアップ各社への転職成功者のクチコミから紐解く選考対策
1. 最速1,000万はどこ?スタートアップの年収まとめ
ここからは、スタートアップ4社の年収テーブルや高評価を獲得する人の特徴を解説します。
【本記事内で解説するスタートアップ】
・キャディ
・LayerX
・ビザスク
・モノグサ
1-a. キャディ
●事業内容
キャディは「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、製造業の調達領域に革新をもたらすプラットフォームを提供しています。
主力サービスである「CADDi Drawer」は、図面データを活用したクラウドサービスで、AIを用いて図面を瞬時に検索・分析し、製造業のDX実現を支援します。2022年にローンチ後、わずか2年で日本の大手メーカーに幅広く導入され、急速に売上を拡大しています。
2023年からは海外展開も開始し、アメリカ・タイ・ベトナムでの販売を進めています。2023年7月には118億円の資金調達を実施し、グローバル展開や新規事業開発に注力しています。
※参考:https://www.wantedly.com/companies/caddi/about
●キャディの等級(役職)・年代・職種別年収まとめ
キャディの給与体系は、ジェネラリスト、Drawerセールス、スペシャリスト/エキスパートの3種類があります。
等級はMG1〜5の5段階で、各等級内はDistinctive(D)、Very Good(V)、Good(G)の3段階に分かれています。
新卒入社者はMG1でスタートし、早い人で1〜1.5年でMG2に昇格します。2024年8月時点では、新卒入社者はほぼ全員3年目までにMG2に昇格しています。
20代後半〜30代前半のキャリア入社者が多く、前職での経験やスキル、面接を通じた見極めにより入社等級が決定します。
年収は能力評価の3項目それぞれの評価等級に基づいて決定され、1つ評価等級が上がると10〜15万円程度年収がアップします。
Drawerセールス職にはインセンティブ制度があり、達成率に応じて年収が変動します。
●キャディの評価基準・評価フロー
キャディでは四半期ごとに評価・フィードバックが行われ、原則半期ごとの評価をもとに昇格が決定します。
評価項目は、全体としての目標達成度、個別の目標項目に対する振り返り、能力評価(課題解決、専門性、組織貢献)の3点です。
高評価を取る人の特徴として、言語化する力と人を頼ることを厭わないスタンスの2点が挙げられます。
目標設定時に具体的な計画を言語化し、上司と合意形成を行うこと、そして成果創出に向けて適切な人を頼り、協力を得るためのコミュニケーション能力が重視されています。
キャディの年収制度は、スタートアップ企業としては比較的明確な等級制度を持ち、評価に基づく昇給システムを採用している点が特徴的です。
特にDrawerセールス職のインセンティブ制度は、高い成果を上げた社員の年収上昇を後押しする仕組みとなっています。
※参考:https://www.wantedly.com/companies/caddi/about, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000039886.html, https://paradigm-shift.co.jp/media/caddi-ipo-overview/
キャディの年収・評価についてより詳しく知りたい方はこちら
キャディへの転職体験談や転職理由、転職先などのキャリアパスの他、内定者・選考通過者の選考体験談、働く社員のクチコミ、年収・給与の事例はこちら
さらに・・・