ワンキャリアプラスがお届けする転職向け「ワンキャリアプラス企業説明会」。
様々な角度から企業の魅力を掘り下げる動画内容の一部を、こちらの記事でもお届けします。
今回出演いただく企業様は「ファーストライト・キャピタル株式会社」です。
Q1. ファーストライトにおけるVC業とは、どんな仕事・価値貢献なのか?
──「お金を出すのがVC」といっても、VCによってカラーや価値貢献の方法は違うのでしょうか。
大鹿:確かにVC業は、スタートアップに投資をすることで大きなリターンを稼いでいくのが生業ではあります。そのスタートアップは、事業構想という仮説を持ってそれを実現しようとする存在です。VCの本質として、スタートアップのために仮説を検証し、自らも仮説を立てながら、実現に向けて一緒に伴走していくべきではないかと私は思っています。
──では、ファーストライトがそのような価値を生み出せるのはなぜでしょうか。
大鹿:自身がスタートアップとしての経験をしてきたことが大きいです。例えば、私はかつてユーザーベースという、入社当時は20人ぐらいの会社におりました。そこでスピーダという情報プラットフォームを立ち上げています。自社の人間も含め、世の中を見渡すと、コンサルティングファームや外資系の銀行では徹夜で企業の調査などをしていて、非常に非効率的でした。その作業が必要なくなるようなデータベースを探してもあまり見当たらなかったので、「自分で作ろう、必要としている人たちもいる」という思いで作りました。
このようにスタートアップには「仮説を持って、それを実現していく」というかたちで成長していくところがあり、これを支援することが弊社のミッションです。また、スタートアップの成功への道筋はとても多様ですが、逆に、失敗や陥りやすい罠などには共通点があるんです。それを経験し乗り越えてきたからこそ、その経験を支援として提供できるのではないかと思っています。
Q2. VC業の醍醐味とは?
──VC業には正解がなくずっと考え続けていなければいけないので、難しくもありつらくもあり、でも時には面白さもあるのだと思っています。そんなVC業の醍醐味について教えていただけますか。
大鹿:正解がないというのは、本当にその通りです。起業家は「これはいけそうだ」と思っていても仮説でしかなく、特にアーリーフェーズであればあるほど、確かなものかどうか誰も証明できません。ですからキャピタリストとしても、本当にそれが必要とされるかどうか、仮説を強く持ち続けないといけなくて、常に自問自答しながら「駄目そうだ」「いや、いける!」という葛藤を繰り広げています。面白さは、その仮説が時にぴったり当てはまったり、起業家の方に共感してもらえたり、実際にやってみたらお客さまに必要とされたりするところにあります。一当事者として、キャピタリスト自身が立てた仮説を起業家と一緒に温めて実現していくことができるのは、大きな醍醐味かといます。
弊社の場合、投資した後は進捗をモニタリングするというスタイルではなく、リード投資家としてどうすればその事業がより伸びていくのか、お客さんが本質的に求めていることは何なのかを常に起業家に問い、自分でも「私はこう考える」と発信し続けます。これは皆がやりたいことであり、好きなことなのだと思います。
──クライアントの事業価値を上げるための伴走支援は、コンサルティングファームとの類似点があると思いました。一方で、出資やファイナンスに関するところは、外資系投資銀行、■■(IDB?)(00:26:40)などとの類似性もありそうですが、御社はこれらとどのようなところが違っているのでしょうか。
大鹿:端的な違いは、やはり対象がスタートアップであるということです。
コンサルティングファームや外資系の投資銀行は、基本的には大企業を相手にしています。弊社が向き合っているスタートアップは、仮説というポテンシャルを持って「未来を作っていく」ことに専念している存在です。弊社はその存在を支援することに専念しています。
──領域も非常に幅広いですよね。ある時には、広告業界、またある時には教育業界に向き合っていらっしゃいます。「常に勉強」という感じですか。
大鹿:好奇心が強いことが強みになっていくキャピタリスト、という性質があると思います。「なんだかこれはおもしろいな」と思えるかどうかがとても大事で、とにかく興味を持ってドライブして、自身もスタートアップの一当事者としてお客様の成長を目指し、たくさん勉強する。VC業自体にこういう性質があるとは思いますが、弊社では特にそれが求められると思います。私自身、勉強はあまり好きではありませんが、興味があることにどっぷりつかる性質を持っています。「自分が何かにめり込んでいく」ことができるのがVC業かもしれません。
──大鹿さんの場合、のめり込む対象は何だったのでしょうか。
大鹿:一つは、事業もしくは事業仮説だと思います。「ここにこういうお客さまがいて、こういう課題があって、それに対してこういうソリューションをぶつけたら、いい未来があるのではないか?」という仮説自体にとてもワクワクします。「本当にそうなの?」と確かめたくなるのです。
もう一つは起業家です。かつていたユーザーベースは、20人のメンバーから1,200人ぐらいいる大会社になりました。それを作り上げていく起業家は素晴らしい存在だと、リスペクトしています。素晴らしい情熱を持っていらっしゃる方々に対して尊敬の念をもって真剣に取り組んでいきたい、常にそう思っています。
Q3. 「事業家による起業家のための100年VC」 ファーストライトとは何者か?
──コーポレートメッセージの中にもある、「事業家による起業家のための100年VC」というキーワード、これはどういう意味なのでしょうか。
大鹿: VCには「産業を作っていく」という存在価値がありますが、それはあまりにも大きい話なので、これを成し遂げていくために時間をかけていくことも必要だと思っています。ですからこれは、「100年かけてでも成し遂げていきたいことがあります」というメッセージなのです。そして100年続けていくことで、バトンをつないでいくことが絶対に必要だと思っています。
──ファーストライトは、皆さん自身が事業家であるというところがユニークネスなのかと思ったのですが、大鹿さんから見ていかがですか。
大鹿:おっしゃる通りで、だからこそ起業家の信頼を得られています。なお、ここでいう事業家は事業経験がマストということではなく、「いろいろな仮説を提案してそれを一緒に温めていく」思いがあることだと思っています。
──事業サイドと、事業家を支援していく支援サイドとの違いや面白みについて、どちらも経験されている大鹿さんだからこそ感じていらっしゃることはありますか。
大鹿:支援側の魅力はやはり、社会におけるいろいろな課題が見えることです。その課題をどう解いていくかに対して、いろいろなスタートアップを俯瞰して見ることができます。例えば、いま人口減少社会という大きな課題に向き合っていますが、「これを一緒に解いてくれるスタートアップを探している」という立ち位置で、いろいろなかたちで課題に向き合っていくことができると思います。
──「スタートアップ経営者の伴走支援」ということで、まさしくハンズオン支援でかなり深く入り込んでいると思いました。一方で、近年のスタートアップの調達を見ていると、基本的にはVCが何社も入っている状態です。出資してくれている各VC全部と深いやり取りをしているものなのでしょうか。それとも、御社が稀有な存在なのでしょうか。
大鹿:確かに、それぞれのVCごとのスタイルがあります。弊社のようなリード投資家は、スタートアップを次のステージに進めていく義務と責任がありますから、そこに対してハンズオンの支援をする、というスタイルのVCです。このスタートアップと本当に一緒にやっていくのか、議論を重ね、ずっと伴走していくのです。ある意味、PEファンドに近いかもしれないですね。
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