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転職エージェントからのスカウトに、若手コンサルは「ゆるく」付き合うべし、って話

どうも、外資系うさぎのちょこさんです。


コンサルとして働いていると、転職エージェントからのスカウトが日常的に届くものです。


ちょこさんも昔々、若手コンサルだった頃に「お、あの会社からのスカウト!?これはもしかしてワンチャンあるのでは…」なんて思ってしまったこともあります。


ただ、大抵の転職エージェントからのスカウトは「〇〇社の選考にエントリーしませんか」という一種の営業メッセージなので、あまり舞い上がってしまわないように注意が必要です。

(※企業の採用担当からのスカウトが来た場合の対応については、また別の機会に解説させていただきますね)


若手といえどコンサルの場合は、外資戦略ファーム、大手総合系ファーム、報酬水準が高いと話題の新興ファーム、はたまた事業会社の企画ポジションなど、一見ものすごく魅力的なポジションや想定年収が記載されているスカウトを多く受け取ることになると思います。


正直、ノイズが大きいものでもあるのですが、転職エージェントからのスカウトはうまく使えば貴重な情報源になったりもしますので、今回は「そのようなスカウトとどう向き合うのがよいか」を整理していきたいと思います。






1.エージェントからのスカウト=ヘッドハンティング、ではない


1-1.スカウトは、中途採用エントリーのお誘い


まず押さえておきたいのは、転職エージェントから届くスカウトは、「ぜひ、わが社に来ていただきたい!」といった、いわゆるヘッドハンティングとは大きく異なる、ということです。


転職エージェントのビジネスモデルは、


  1. クライアントからの依頼を受ける
  2. 条件に見合った中途採用候補者を転職サイトなどから探す
  3. 良さそうな候補者がいたら個別連絡する(これがスカウト)
  4. 候補者の希望に合わせて、クライアントや他の企業を紹介する
  5. 紹介した候補者が内定し入社したら、成功報酬を受ける


というものです。


つまり、転職エージェントからのスカウトは「この会社の選考を受けてみませんか?」というお誘い、ということです。



1-2.まずは情報収集目的でOK


では、転職エージェントからのスカウトにどのような温度感で対応するのがよいかというと、「そこの求人情報の詳細を教えてほしい」くらいの気軽さでも全然問題ありません


紹介を受けた企業に応募するのか、それとも自分の希望条件を伝えて別の企業を紹介してもらい応募するのか、候補者側はどちらの選択をしてもよく、何なら話だけ聞いてどこにも応募しない、ということもよくあります。


スカウト→企業が自分に強く興味を持っている→入社を前提に話を聞かないといけない…


なんてことは全然ありませんので、「気になる会社の求人詳細を知っている人に話を聞いてみようか」くらいのノリで、情報収集から始めていきましょう。



1-3.スカウトを受けたからなんとなく応募、が一番危険


情報収集レベルから始めることのメリットのひとつが「なんとなくで応募してしまう」を防げることです。


誠実ではない転職エージェントは、成功報酬目当てにあまり転職の準備ができていない候補者を「数うちゃ当たる」とばかりに選考にエントリーさせてしまったりするのですが、多くの場合はスカウトを受けたからといってすぐに応募の意思を固めず、転職市場のトレンドや、自分のスキル・経験が紹介を受けたポジションに見合ったものになっているか、客観的に振り返ってみる方が良い結果に繋がります。


もちろん、日頃から常に10%で転職市場と向き合う「ゆる転職」をしている場合など、職務経歴の棚卸や中長期的なキャリア目標を言語化できているところに、たまたまマッチ度の高そうな求人情報を教えてもらった、などのケースでは、すぐに行動を開始して問題ありませんからね。


準備不足で選考に突入し残念な結果に…というシナリオが避けられれば大丈夫です。





2.転職エージェントとの付き合い方




2-1.キャリア設計全体からの支援をしてくれるか


良いエージェントを見極める一番のコツは「中長期的な視点で、応募するタイミングも含めたキャリア設計の支援をしてくれるか」を見ることです。


エージェント自身としては、すぐに紹介先に応募して入社を決めてもらった方が売上にはなるのですが、一方で全ての候補者が「今すぐに応募して大丈夫」という状態とも限らないため、「応募のベストタイミングを狙って、場合によっては現職での実績づくりを優先する」スタンスこそが、クライアント・候補者双方にとって誠実というものです。


長いキャリア形成の道の中で、今後どのような選択肢を見据えることができそうか、そのために日ごろ何を心がけておくべきか。こうした視点で候補者に向き合えるエージェントは、中長期で関係性を維持しておく価値があります。


単なる求人紹介にとどまらず、思考の整理や、転職市場の理解のアップデートもサポートしてくれるのか、を基準にエージェントを見極めていきましょう



2-2.すぐに転職を決めるよう急かしてくるエージェントはブロック


逆に、分かりやすいシグナルとして「今すぐ応募して選考対策頑張った方がよいですよ」というエージェントには要注意です。


事業会社の企画職など、すぐ埋まってしまうような求人の場合は急ぐ必要もありますが、多くのポジションの場合は応募に一刻を争うような事態にはならず、自分のスキルや経験の棚卸、キャリア目標の言語化など一度自分に向き合ってからの選考応募でも間に合います。


十分に準備ができていない状態で、「今すぐ応募しましょう!」、「ここのポジションが最適です!」と意思決定を急かしてくるエージェントに対しては、「候補者のキャリア設計よりも成約数を優先している…?」と警戒するようにしましょう。



2-3.常に何名かのエージェントと「ゆるく」連絡を取りあっておきたい


キャリアアップにつながる転職、納得感と満足感を得られる転職、という成功を手にするには日ごろからの準備が欠かせません。


今回は、「転職エージェントからのスカウト」をきっかけに転職を考えるようなパターンが想定となりますが、転職活動を成功させたいのであれば、「スカウトを受けてから考える」ことは実はあまりよい選択肢ではありません


まだ本格的に転職を考えていないころから転職サイトはいくつか登録しておき、職務経歴書も定期的に更新し、転職エージェントからのスカウトへの返信は「情報交換目的で」としたうえで何名か実際に話してみて、転職を急かしてこない転職エージェントと定期的にコミュニケーションを取ってみることをおススメします。


外資系企業やコンサルファームなど、人材流動性の高い環境に飛び込む際は、転職のその先にある「出口戦略」まで見据えて、準備段階から何をどう考えて動くか、入社後は何をするべきか、を一緒に考えてくれる転職エージェントを見つけましょう。





おわりに:「なぜ、今転職するのか」を言語化することが大事


転職エージェントからのスカウトは、あくまで転職活動に関わる多くの情報のうちのひとつにすぎないものです。


そこから良い縁が繋がることもありますし、スカウトで言及のあった企業とは全く関係ないところへの紹介を受け、最終的に満足のいく転職を迎えられた、など結果は様々です。


スカウトを受けて応募し内定を獲得したものの、「今回は転職しない」との判断を行うこともあるかもしれません。


どのような結果であれ、「なぜ、今転職するのか(転職しないのか)」の理由が自分の中で明確になり、客観的な立場から見ても「それが最適な判断だね」と言われるようなら、「その転職活動は成功した」と言えます。


自分のキャリアと改めて時間をかけて向き合ってみる。そこから、新しいキャリアの選択肢がないか探してみる。偶然のチャンスは突然訪れるものなので、いざというときには躊躇わずにチャンスをつかみにいけるよう、「常に10%」で転職市場の様子を伺い続けてみてください。


転職エージェントとの会話も、その「常に10%」くらいの感覚で「ゆるく」続けていくのがオススメです。





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外資系うさぎのちょこさん

プロの転職家、渡り兎。 今は小さなコンサルファームの社長。 有益な情報を呟いたり有益なnoteを書いたりします。 フォローすると有益になれます。 note:https://note.com/choconejito

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