どうも、外資系うさぎのちょこさんです。
コンサル業界に興味を持ち始めた方や、しばらく働いてみて転職を考えている方から、
「大手ファームと新興系ファーム、どちらを選ぶのが良いのでしょうか?」
という質問を受けることは少なくありません。
まだコンサルファームの働き方を知らない方からしても、所属しているファームの働き方しか知らない方からしても、「戦略系コンサルと総合系コンサルの違いはなんとなく分かったけど、ファームの規模によって働き方ってどう変わってくるんだろう」という疑問が湧いてくるのは当然かもしれません。
たまたまですが、ちょこさんは超大手の総合系ファーム、スタートアップファーム、それからITベンダーや監査法人のコンサルやアドバイザリーチームといった、コンサルファーム外のコンサル部隊と、結構色々な環境を経験しているので、あくまでこれまで自分が見て来た範囲での話となりますが、その違いを解説していきます。
よくある「どっちを選ぶのがいい?」系の質問については、ちょこさんは常に「入れる中で一番大手に入っておいた方がいい」という回答をしているのですが、その背景についても触れていこうと思います。
1.大手ファームで働くということ - 工業的コンサルティングの世界
1-1.一番の違いは、プロジェクトの「スケール」
大手ファームの最大の特徴は、プロジェクトの「スケール」が大きいことです。
各業界のリーディングカンパニーに向けた全社横断での組織改革や、大規模な業務・基幹システムの刷新など、クライアント企業の全体を見渡し、さらに業務の深いところにも降りていく、という「広く・深い」プロジェクトを担うことが多くなります。
その結果、プロジェクトの人数は数十人、場合によっては数百人規模になることも珍しくありません。
コンサル業がひとつの産業として成熟した今、このような巨大プロジェクトが主流になるのは、ある意味必然でもあります。
さすがに、プロジェクトの現場のクライアント社員ひとりひとりに伴走する、という入り込み方は大手ファームの報酬レンジからすると難しいのですが、PM/PMO、業務設計、システム設計の担当として、若手コンサルタントがクライアントの各部門に張り付きで作業する、という人海戦術的な案件はよく見聞きします。
大手各ファームともまだまだ積極的な採用を続けており、数多くいる「経験の浅い若手コンサルタント」を育てつつ売上も向上させていくには、こういった大規模案件にベテランメンバーと一緒にアサインする、というのがある意味最適解だったりしますからね。
1-2.若手コンサルの役割は細分化・定型化されやすい
プロジェクトが巨大になると、必然的に仕事は分業体制になります。
若手コンサルタントに割り当てられるタスクも、細分化・定型化されやすくなります。
数十人以上ものプロジェクトチームになると、現場メンバーの視点からは「各チームが何をやっているのかわからない」という状況もよくあるのではないかと思います。(あまりよろしくないことではありますが…)
そのため、どうしても
「自分は巨大な歯車の一部でしかない」
「今後ずっと同じようなプロジェクトが続くのではないか」
「決められたことを決められたとおりにやっているだけで成長できない」
と感じてしまいやすい環境でもあります。
一方で、この「工業的デリバリー」のなかで、仮説思考、論点思考をはじめとしたコンサルタントのコアとなる基礎スキルだけでなく、
- 小さなレビューを数多く受けPDCAを高速で回すこと
- 泥臭く業務設計やクライアントヒアリングなどの資料を作り上げること
- プロジェクトの状況を細かく言語化しリスクの早期検知に努めること
など、この仕事を続けていくうえでの大切な考え方なども確実に身につけていくことができます。
また、「広く・深い」大手ファームのプロジェクトでは、若手コンサルタントの立場からも、意識的に視座をあげてプロジェクト全体を俯瞰することができれば
- 大企業が抱える構造的な課題
- 業界特有の考え方や商習慣
- 意思決定のプロセス
- 社内外の多様なステークホルダー
を、かなり近い距離から学ぶことができます。
特に若手のうちは、PMOや、クライアントの現場メンバーへのヒアリングなどを担当することも多いと思います。
そのようなチームでは、プロジェクト全体を見渡した進捗の理解や最終目標にたどり着くまでに解決しないといけない残りの課題・論点や、クライアントが日々何を考え目の前の業務に向き合っているか、というこれまた「広く・深い」知見に触れることができます。
1-3.大手で伸びる人、早期退職しがちな人
大手ファームでの成長を分けるのは、
「自分は作業者だ」という認識で止まるか、
「この作業はプロジェクト全体のどこに繋がっているのか」を考え続けられるか、
本当にこの違いに尽きる、と思います。
プロジェクトの全体や細部へと視点を意図的に切り替え、
- なぜクライアントはこのプロジェクトに注力しているのか
- 何が課題で、何を変えようとしているのか
- なぜこのタスクが存在するのか
を理解し、自分がどのようなバリューを出すことで、クライアントへの貢献度を最大化できるか、を考えられる人にとっては、大手ファームは非常に学びの多い環境です。
逆に、それができず、「このまま作業者になり続けてはいけない…」と違和感を覚えてしまい、まだ学べることが多いにもかかわらず、大手ファームを飛び出してしまう、なんてことも少なくありません。
2.新興系ファームという選択 - 自由度もリスクも高い
さらに・・・




