どうも、外資系うさぎのちょこさんです。
もうすぐ4月の新生活シーズン…。
新卒の方も中途採用の方も、これからコンサルファームに入社予定の皆さんは、期待と不安が入り混じった時間を過ごしているのではないでしょうか。
「入社までの期間で何を準備しておくべきですか?」という相談を毎年のようにいただきます。
英語、会計、IT、資格取得…。
さまざまな”やっておいた方がよさそうなこと”が頭に浮かぶと思います。
あまり長くない期間で、確実に効果を実感できるような時間の使い方をしようと思ったら、ハードスキルをこれから学ぶよりも、ソフトスキルとしての”考える力”を徹底的に鍛えることを優先する方がおすすめです。
1.入社前に伸ばすべきは「ハードスキル」ではない
1-1.英語、会計、ITより先に鍛えるべきもの
たしかに、コンサルタントとして働くには、英語、会計、ITなど基礎的なビジネス知識、スキルは持っておくに越したことはありません。
ただ、これらは「これから4月までの間」という限られた期間で劇的に伸ばせるようなスキルではなく、入社後に実務を進めるうえで必要な知識を短いサイクルで都度インプットしながら積み重ねていくことによって、鍛えられるものでもあります。
それ以上に、どのファームに入っても、どの案件に入っても共通して求められ、特に新卒/中途問わず初めてのコンサルファームでの仕事でほぼ全ての方が躓くポイントである、”考える力”を今からテコ入れしておく方が得策です。
1-2. 未経験者がぶつかる「バリューゼロ」の壁
コンサルのプロジェクトでは、こんなことがよく起きます。
自分なりに一生懸命考えたアウトプットを出し、レビューを受けに行くと…
「これくらいのこと、クライアントはとっくに検討済だよ。そこからどんな示唆を得るか、そのあとどういうアクションを取るべきか、そこまでまとめておかないと、バリューなんて出ないよ。」
と、上司からバッサリやられてしまうパターン、誰もが通る道だったりします。
せっかく努力したのにバリューゼロ。
何故こんなことが起きるのかというと、”考えることの広さと深さ”の期待値が、自分では「ここまで考えたんだからきっと大丈夫だろう」と思う基準よりはるかに遠いところにあるからです。
ロジカルシンキング、論点思考、仮説思考…と、色んなコンサルスキルのコンテンツがありますが、ここではシンプルに
- 考えることを横に広げる力(思考の展開力)
- 考えることを縦に深める力(前後関係に踏み込む力)
の2軸で、コンサルに求められる”考える力”はどんなものなのか、整理していきたいと思います。
2.“考える力”の広さと深さを鍛える具体的な方法
2-1. 広さ:抽象化と類推適用の力を鍛える
まず、「広さ」の方から見ていきましょう。
抽象化と類推適用、というアプローチがひとつの型となります。
例えば、銀行の口座開設や住宅ローンの申し込みのプロセスを題材として考えてみましょう。
最近ではオンラインで完結する申し込みができるケースも増えてきていますが、
店頭で申込書を記入する
↓
審査部門で所定の審査を行う
↓
審査に通ったら、口座の開設や住宅ローンの融資が実行される
という大きな流れのプロセスが主流でした。
このプロセスを、銀行での申し込み特有のものと捉えるのでなく、どんな業界にも普遍的に存在する
申込
↓
審査
↓
発行
という「顧客からの新規申し込み」プロセスであると捉えるのが抽象化です。
スマホの契約や賃貸の申し込みも同じような流れですよね。
動画や音楽などのサブスクといったサービス利用の申し込みも、ここから審査の部分が簡略化されたもの、とも言えます。
そして、銀行の口座申込で書類記入や身分証提出のオンライン化、審査の自動化などの効率化が可能なのであれば、スマホや賃貸、サブスクの申し込みでも同じようなソリューションが活用できるのではないか、という仮説をもつことが類推適用の考え方です。
特定業界の課題に見えて、実は多くの業界に共通する普遍的な課題であるケースは少なくありません。
このように、特定の事例から出発して、一見関係なさそうな別の事例にも当てはめて考えてみる、抽象化と具体化を往復できるような思考を常に心がけていきましょう。
2-2. 深さ:Why So?/So What?という前後理解の徹底
さらに・・・



