めいこと申します。スタートアップに勤めながら、兼業ライター・編集者として活動している30代です。
私はかつて、ワンキャリアという会社に勤めていました(お察しの通り、この「ワンキャリア転職」を運営している会社ですよ!)。26歳の春にワンキャリアを卒業した後は、どんな仕事をしようか考えつつ、フリーランスで働きながら数ヶ月かけて転職活動をしました。
(ワンキャリ卒業時のnote。2019年の当時、26歳でした)
そこから今に至るまでの選択に、全く後悔はありません。でも、でもですよ。
ゲームにいくつもエンディングがあるように、「あの時この選択をしていたら、どうなっていたか」が分かるなら.....知りたいですよね?
単刀直入に言えば、私は気になっているのです。
「ワンキャリアを辞めた後、私に「30歳で年収1,000万」になるルートはあったのか?」
お金が全てじゃないですよ。でも、あのとき違う道を選んでいたら、私の預金残高はどうなっていたのでしょう?
そんな疑問(というか邪念)を抱えていたところ、古巣のワンキャリアから「キャリアシミュレーション」という機能がリリースされたと聞きつけました。
それなら試すしかありません。禁断の「キャリアの答え合わせ」、やってみようじゃありませんか。
【診断は3ステップ】項目がシンプルすぎて不安になる、けれど......?
では、実際の画面でシミュレーションの進め方を見ていきましょう。
今回は「ワンキャリアを卒業した当時の私」のプロフィールを入力して診断してみます。勤務先に続いて、仕事内容、スキル、年収をポチポチと入力していきます。
診断画面はたったの3ステップ。これで本当にシミュレーションできるのか?
……あれ、もう終わり?
よくある転職診断って、やたらと項目が多くないですか。過去の職場や仕事内容とか、あれこれ入力しているうちに「もうええわ!」と投げ出したくなることが多々あります。
でも、このシミュレーションは現職の仕事内容と年収を入れるだけ。診断項目が多すぎなくて気楽です。
とはいえ、こんなにシンプルな項目で納得いく結果が出てくるのか?と、疑わしい気持ちもありつつ「シミュレーション結果を見る」ボタンをクリック。
数秒待つと、結果が表示されました。画面に並んだのは、各業界への転職率と、転職直後の年収シミュレーションです。
驚いたのはその精度です。シミュレーション結果は、当時の私が転職エージェントに勧められた業界と、実際にいただいたオファー年収とほぼほぼ一致していました。
なかなか手堅い結果です。結構やるじゃん!
「この会社に行ったら、何年後にいくらもらえる?」貴重なリアル予測
さらにスクロールすると、業界ごとに具体的な企業名と想定年収がズラリと表示されます。これも、地味にすごいと思ったポイントです。
「実際の企業の転職シミュレーション」は、実際に寄せられた体験談をもとに算出されています。つまり、この年齢で、この職種で、どこからどこに転職すると、年収がいくら増減するか? がリアルに分かるのです。
まるで、友達からこっそり転職体験談を聞いたかのような感覚で、なんだかソワソワします。こんなことまで教えてもらっていいの?
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出ました。数年先の年収予測グラフ。個人的には、このシミュレーションの本領発揮だと思います。
このページのグラフでは、転職直後だけでなく、数年後にいくら稼げる可能性があるのか一目瞭然になっています。
目先の年収が上がるとしても、その後の昇給カーブが緩やかだったら、残念ながら生涯年収は転職前と変わらないかもしれません。逆に、転職直後は横ばいでも、数年後に年収が大幅にアップする可能性があるなら、チャレンジする価値は大いにありますよね。
このような時間軸の視点を取り入れたシミュレーションって、意外と貴重です。
というのも、人材業界は採用が決まると売上につながるビジネスモデルだからです。言い方は良くないですが、転職サイト側からすれば、後先を考えずにどんどん転職してくれたほうが「ラクに儲かる」んですね。
数年先の年収シミュレーションは、むしろ転職を思いとどまるリスクになりえますから、開発の手間をかけてまでやる理由がないと思うのです。
でも、私たちからすれば、未来の後悔につながる転職はしたくないですよね。そんな迷いや不安に、自社の損得はさておき寄り添っているのが、いかにもワンキャリアらしいなぁと。
膨大なクチコミを地道に集め、今や「就活生の味方」として信頼されるメディアを育ててきた会社の矜持を感じて嬉しくなりました。
すみません、だいぶ脇道に逸れてしまいました。ですが、私はワンキャリアのそういうところが好きで働いていたので、シミュレーション開発の背景を妄想しつつ熱く語らせていただきました。
あったぞ、幻の「30歳で年収1,000万」ルート
さてさて、本題の「答え合わせ」に参りましょう。
年収予測のグラフを見つめていると、一つの予測に目が留まりました。
さらに・・・




