「日本IBMは激務なのか?」転職市場で常に高い人気を誇る同社ですが、その働き方の実態については様々な声が聞かれます。外資系コンサルティングファームならではのハードな環境をイメージする方もいれば、IT企業ならではの柔軟な働き方を魅力に感じる方もいるでしょう。
ワンキャリア転職に寄せられた多数の社員クチコミを分析すると、その答えは「プロジェクトや部署による振れ幅が非常に大きい」という結論になります。働きやすさを感じている人がいる一方で、休日出勤などが常態化している人もいます。
この記事では、現役・元社員のリアルな声をもとに、日本IBMの「激務」の正体、ワークライフバランスの実態、そして戦略コンサルへの転職で働き方がどう変わるのかを、具体的な事例を交えて解説します。
1.社員クチコミで見る日本IBMの「激務」の実態
1-1. 労働時間と「激務」の正体
クチコミを見ると、日本IBMでの「激務」は、単なる労働時間の長さだけではなく、働き方に起因していることがわかります。
平均残業時間については、月10時間台から90時間以上まで、回答に大きな幅が見られます。
土日も業務するということを当たり前と考えているというマインドです。作業時間が想像以上に多かったです。(システムコンサルタント / 新卒入社)
プロジェクトによっては週5日出張が必要であったりと、かなりハードな働き方を求められるケースもある。(組織・人事コンサルタント/新卒入社)
一方で、労働時間がしっかりと管理されていることをうかがわせるコメントもあり、実態は配属先によって異なることが予想されます。
労働時間の管理が厳しく36協定より前のタイミングで申請が必要などあります。そのため業務負荷の調整が行いやすいです。(組織・人事コンサルタント/新卒入社)
1-2.. ワークライフバランス(柔軟性)
一方で、リモートワークが浸透しており、働き方には柔軟性もあることがうかがえます。
ご家族を大事にしながら働かれている方は多いと実感します。例えば、小さいお子さんがいらっしゃる方は、周囲に事情を説明し、早めに仕事を切り上げる等されているのも良く見かける光景です。(業務プロセスコンサルタント/新卒入社)
働き方の自由度が予想以上に高かった。場所・時間を柔軟に選べる「ハイブリッド & パーソナライズされた働き方」が整備されており、プロジェクトに応じて在宅やサテライトオフィスを使える。(SE(汎用系)/新卒入社)
一方で、柔軟な働き方ができたとしても、激務になるリスクはあるようです。
自由だからライフワークバランスが取れるわけではなく、自由が故に土日も仕事、夜遅くまで会議が入ることも珍しくはない。(組織・人事コンサルタント/新卒入社)
2.日本IBMから戦略コンサルへの転職で働き方はどう変わる
それでは、日本IBMからより激務とされる戦略コンサルティングファーム(MBB)へ転職した場合、働き方はどのように変化するのでしょうか。あくまで一つの事例ですが、Aさんの体験談を見てみましょう。
Aさんは新卒で日本IBMに入社し、SEとして約4年間勤務。その後、MBBの一社に転職し、現在は独立・起業しています。
2-1.年収400万円アップと引き換えに、労働時間は約2倍へ
Aさんの場合、転職によって年収は日本IBM時代の700万円前後から1,100万円へと、約400万円アップしました。
その一方で、働き方は劇的に変化します。
日本IBM在籍時はほぼ残業がなく毎日8時間程度の労働時間でしたが、戦略コンサルに入社後は労働時間がほぼ倍になったと言います。
業務時間の長さと密度・速さは前職と大きく異なる点でした。戦略コンサルは自身のマックス出力で長時間働く環境だったので、消費されるエネルギー量は、労働時間の差以上に感じましたね。
仕事の進め方も大きく変わりました。日本IBM時代は「上長から『こういうコードを書いてきて』という粒度で仕事を受け、比較的長い時間をかけて丁寧にコードを書き進める」スタイルでした。 しかし、戦略コンサルでは「抽象的な論点を渡されて、問いを解くための作業設計から調査やインタビューの実行までをハイスピードで進める必要」があり、求められるアウトプットの質も格段に上がったと語ります。
2-2.日本IBMでの経験が活きた場面
Aさんは、日本IBMでの経験が戦略コンサルタントとしての仕事に活きた場面もあったと振り返ります。
SEとしてITの実行フェーズに携わってきた経験は、デジタル戦略を提案する際に解像度の高い提案を可能にしました。また、日本の大企業に3年以上所属したことで「組織力学や物事のスムーズな進め方に対する感覚」が身についており、クライアントに提案を受け入れてもらうスキルは、新卒でコンサルに入社した同僚よりも高かったと感じています。
戦略コンサル社内の方々はモチベーションが高すぎるので、新卒入社でそれが当たり前だと思っている方はクライアントとの意識の差を感じやすいと思います。正しいことを伝えれば誰もが全力でそこに向かって突き進んでくれれば簡単ですが、そうはいきません。
> その点では、新卒でいわゆる日本企業らしい文化の中で仕事をしていたことは、コンサルに活きる経験でした。
Aさんの事例は、日本IBMの働き方と、その後のキャリアパスを考える上で貴重な示唆を与えてくれます。自身のキャリアプランと照らし合わせ、慎重に判断することが重要です。
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