第二新卒からデロイト トーマツ コンサルティングに転職できるのか――。
ワンキャリア転職に寄せられたリアルなクチコミや転職体験談をもとに、どんな人がどのようにデロイトへ転職しているのかを具体的に紹介します。
「選考で何が聞かれる?」「年収はどのくらい?」そんな疑問も、データに基づいて解説。第二新卒でデロイトを目指す方はぜひご覧ください。
1. デロイトの第二新卒転職概要
1-1. そもそも、デロイトってどんな会社?
デロイトトーマツコンサルティング合同会社は、1993年4月に設立されたグローバル総合コンサルティングファームです。
会社概要は以下の通りです:
- 代表者:神山友佑、長川知太郎(代表執行役)
- 設立:1993年4月
- 所在地:東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 丸の内二重橋ビルディング
- 資本金:500百万円
- 従業員数:5,111名(2024年5月末)
(出典)デロイト トーマツ コンサルティング 新卒採用 | 会社を知る | 会社概要
事業内容としては、戦略策定から実行支援まで幅広い分野にわたる専門知識を活かし、クライアントの課題解決をサポートしています。特にデジタルトランスフォメーション(DX)、サプライチェーン、リスク管理、財務戦略などの分野で強みを持っています。
▼デロイトの基本情報についてはこちらの記事でも詳しく解説しています
1-2. 第二新卒でデロイトに入社できる?
デロイトには以前、社会人経験の浅い人材を対象とした「OP Pool(第二新卒専用枠)」が設けられており、この制度を通じて入社した事例もワンキャリア転職には寄せられています。
一方、2025年8月現在、同社公式サイトでは同枠の募集は見当たらず、第二新卒に特化した案内も確認できません。ただし、デロイトのキャリア採用自体はポジションごとに随時募集されており、応募条件に合致すれば第二新卒であっても挑戦は可能でしょう。
現状では「専用ルート」は閉じているものの、採用方針はタイミングによって変わるため、再びOP Poolが設けられる可能性も否定できません。募集の有無や最新情報は公式採用ページでの確認をすることがおすすめです。
▼デロイト トーマツ コンサルティングのキャリア採用サイトはこちらから
https://www.deloitte.com/jp/ja/careers/experienced.html
2. デロイトの第二新卒で転職するには
2-1. デロイト第二新卒の選考フロー
ワンキャリア転職に集まるデロイトの選考体験談を見ると選考フローは一般的に「1次→2次→3次(最終)」の3段階~4段階の面接で構成されています。
各面接の特徴は以下の通りです。
1次面接:マネージャー~中堅社員が担当(カジュアルな雰囲気)
- 志望動機や自己紹介・経歴確認が中心
- コンサル適性にかかわる質問も実施される場合がある
2次面接:シニアマネージャー~中堅社員が担当(やや淡々とした雰囲気)
- 志望動機の深掘り
- ケース面接が組み込まれることが多い
3次面接(最終):パートナーや役員クラスが担当(本質重視・深掘)
- 合否判断となる重要な面接
- より本質的な質問や深い議論が展開される
最終面接後は速やかに採用稟議が行われ、オファー連絡があります。
また、面接中または面接後にフィードバックがもらえる場合もあるようです。
▼この記事もおすすめ
2-2. 実際の面接質問と対策
ワンキャリア転職に寄せられた選考体験談によると、面接では以下のような質問が頻出します。
基本的な質問
- なぜ転職するのか
- なぜコンサルタントなのか
- なぜデロイトなのか
- なぜそのPool(部門)なのか
- 経歴の説明や現職/前職の業務内容
- 転職理由、強み・弱み
コンサル適性を見る質問
- コンサルタントに必要な資質や強みは何か
- 希望ポジション以外でのアサインをどう思うか(柔軟性・素直さを確認)
ケース面接
- 2次以降で必須
- フレームワークをただなぞるのではなく、本質的な論点整理やロジカル思考、会話でのキャッチボール力がチェックされる
実際に選考を受けた人の声をまとめると、対策のポイントは以下の通りです。
1. 志望動機の徹底準備:「なぜデロイトか」(特にPool/部門)を具体的・個別化したロジックで深掘られる前提で準備する
2. 基本事項の整理:自己紹介や転職理由、強み・弱みなど基本事項は端的に、堂々と話せるようにしておく
3. ケース面接対策:「型」にとらわれず、本質的な課題設定力やフレーム外の視点・現実性を意識して対策する。「お作法」だけでなく、対話しながら考えをブラッシュアップする姿勢が重要
4. コンサル未経験者:「コンサルに求められる資質」を自分の言葉で整理し、自分の経験・強みがなぜ活かせるかを明確化する
実際に第二新卒枠で内定を獲得した人は以下のように語っています。
経験者ではなく第二新卒枠や若手枠として選考を受ける方は、できるだけMatureな雰囲気を醸し出す方が良い思いました。
実際にFBとして、年齢の割に大人な雰囲気で顧客折衝のイメージが湧く、ということをいただきました。(Poolユニット/2022年11月内定)
2-3. 実際に第二新卒で転職している事例
ワンキャリア転職に寄せられたデロイトへの第二新卒(社会人歴3年未満)の転職事例を見ると、コンサル経験者と未経験者の両方が転職を成功させていることがわかります。
コンサル経験の事例
コンサル未経験者の転職事例
- キンドリルジャパン(ITエンジニア) → デロイト(システムコンサルタント)
- カカクコム(法務・コンプライアンス) → デロイト(戦略コンサルタント)
- 三菱食品(法人営業) → デロイト(業務プロセスコンサルタント)
また、実際に、どのような人がどのような理由でデロイトへ転職しているのでしょうか。
<ローランド・ベルガー → デロイト(戦略コンサルタント)>
退職時の職種:戦略コンサルタント
入社時の職種:戦略コンサルタント
転職理由:アサインに波があり、特定業界で経験を積みたいと考えた
重視したポイント:デジタルなど当時コンサル業界で盛り上がりつつある領域を攻めており、コンサルティング会社としても柔軟な経営をしていると感じた
<キンドリルジャパン(ITエンジニア) → デロイト(システムコンサルタント)>
退職時の職種:インフラエンジニア
入社時の職種:システムコンサルタント
転職理由:
2つある。1つ目は、新卒時代からITコンサルタントになりたいと思っており、前職でもコンサルタントのポジションはあったが規模は小さかった。転職先ではあらゆるポジションでコンサルティングを経験できる機会があったため、転職をしようと考えた。
2つ目は給料を上げるため。前職でも新卒の給料ベースでは高い方であったが、役職を一つあげないと給料が大きく伸びない等いろいろ制約があった。転職先ではベースの給料はさらに高く、役職も上がりやすい。
重視したポイント:
スキル面での成長:コンサルタントとしての基礎力を高められる機会があるかどうかを重視した。
年収・評価制度:正当な評価をされるか、給料は毎年それなりに上がるのか重視した。
業務内容:上流工程におけるコンサルティングができるかどうか重視した。
3. デロイトに第二新卒で転職するメリット
ここからはワンキャリア転職に集まる、デロイトへ第二新卒で入社した人の事例を具体的にみていきます。デロイトへ第二新卒転職するメリットは、コンサル経験者と未経験者で傾向が異なります。
さらに・・・





