中途面接で合否を分ける質問とは。どのような対策をしておくべきか。

この「受ける前に知っておくべき面接質問シリーズ」では、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくONE CAREER PLUSの独自調査から、有名企業で聞かれる質問を3つピックアップして解説。

今回は、コンサルティングファームのデロイト トーマツ コンサルティング（以下デロイト）を取り上げます。

面接回数は3〜４回とBIG4の中では比較的多く、職種によって違いはあるものの、ハードスキルの確認に比重が置かれている点が特徴です。それでは、見ていきましょう。

デロイトの価値観と採用像

デロイトは、日本最大級の経営・マネジメントコンサルティングファームで、世界最大級監査法人であるデロイト トウシュ トーマツの主要なメンバーファームの一角を占めています。

事業戦略や経営管理基盤の立案・推進、組織や業務プロセスの構築から、人事または情報システムなど、広範なフィールドでコンサルティングを行っています。

デロイト ツーマツ グループが世界のメンバーファームに指針として掲げる理念は以下のとおりです。

この理念に基づき、同グループで働くコンサルタントには、以下の価値観に基づいた行動が求められます。

面接では、この理念の中でも特に「Collaborate for measurable impact」を重視してスキルセットの確認が念入りに行われ、さらに国内最大級のコンサルティングファームとして「Lead the way」のマインドを持った人材が求められるようです。

以上より、デロイトの採用像を以下の3点にまとめました。

デロイトの中途面接の質問1：これまでの業務経験を詳細に教えてください

1次面接では、これまでのキャリアの深掘りが細かく行われるようです。コンサルタント経験の有無に関わらず、その人のケイパビリティを一つ一つ確認していくため、経験をごまかすことができず、未経験者には厳しい質問になるかもしれません。その場合でも、プロジェクトをリードした経験や、業界知見など、同社にとって有益なポイントを詳細にアピールしましょう。

デロイトの中途面接の質問2：「顧客接点の変化による〇〇業界の変革機会」というテーマで3枚以内の資料を作成し、プレゼンしてください