—あなたの職種から次はどこへ
次のキャリアが見える、転職サイト「ONE CAREER PLUS」がお届けする、職種ごとのキャリアパスをオープンにする企画。
今回は、中堅SIer×SEを経験された方のネクストキャリアの傾向を転職実例をもとに解説します。
※この記事はSIerの転職実例について、100件以上のデータを知るキャリアアナリスト監修の下作成しています
中堅SIer×SEの方が転職を考えるきっかけ
中堅SIer×SEが転職を考えるきっかけは下記4つの傾向がありました。
- より上流工程に携わりたい
- ワークライフバランスを整えたい
- 年収をあげたい
- 自社サービスに関わりたい
実際にONE CAREER PLUSの転職体験談では下記のような声が集まっています。
前職のSIerにて、開発より提案書作成等の上流工程に携わることが多く、自分のキャリアビジョンとして、システム開発の上流工程に携わりたかったため。また、よりグローバルな仕事に携わりたかったため。(SE(汎用系)/女性/20代)
お客様の要件を実現させていくことに喜びを感じていたものの、「本来こうあるべきなのでは?」と考えたときにどうしても別の要因(お客様の予算やプロジェクト状況など)によって開発可能なスコープが閉じてしまうことがあり、受託での開発に限界を感じるようになっていました。 そういった経緯から請負の開発から自社サービスの開発に興味を持つようになりました。(システムエンジニア/男性/20代)
将来的に独立したいと考えた時に、知名度があり、業界最大の教育機関として信頼がある会社への勤務経験があれば、良案件を獲得しやすいと考えたためです。(プロジェクトリーダー(汎用系)/女性/20代)
銀行システムの開発業務を担当していたため、職種柄、どうしても夜間・早朝の対応や、出社しての対応が必要な状況になっていた。子どもを保育園に預けながらの生活をしている中、両立のしやすい働き方を求めて転職を考えた。(プロジェクトマネージャー(Web・オープン系)/女性/30代)
2次請け3次請けメインのSESの企業で働いていて給与もスキルも上がらず不安定な働き方に危機感を覚えたため。 設計者や仕様書に沿って開発やテストをするだけの人材にはなりたくなかったため。(SE(Web・オープン系)/女性/20代)
データでわかる4つのキャリアパスと最新トレンド
ネクストキャリアの傾向は4つのパターンがあります。

上記のうち、いま旬な企業や転職におすすめのパターンなど、最新のIT業界の転職トレンドを詳細を知りたい方は、ぜひ転職エージェント「ONE CAREER PLUS」のキャリア面談へ。
パターン別転職実例
【1】SIer/ベンダーのSE・PM
【1-1】プライムベンダー
【1-2】中堅SIer/ベンダー内でのステップアップ転職
SIerのSE職においては同職種への転職が多く見られます。一口にSIerといっても、関わる工程や開発する分野はさまざまだからです。また、ITを使ったソリューションを総合的、包括的に提供するITコンサルティングやシステムコンサルティングといった類似職へ転職する方もいらっしゃいます。
その根底にあるのは、プロジェクトの下流からより上流の工程に関わり、システムを活用した顧客の課題解決に直接関わりたいという転職者の思いです。
【2】総合/ITコンサルへの転職
専門的なITスキル・知識とコンサルティングの視点を組み合わせ、クライアントを総合的に支援したいと考える方も多くいらっしゃいます。SIer内での仕事だけではクライアントの課題を真に解決できない、その手応えが感じられないといった転職理由で、総合/ITコンサルへ転職するケースも一部見受けられました。
コンサルへの転職に成功しているケースは、前職で顧客折衝や要件定義を経験した人が多い傾向にあります。そうした経験がない場合は、ハードルの高くなる転職であることをおさえておきましょう。
【3】事業会社への転職
【3-1】エンジニアとして
エンジニアとして事業会社に転職する場合、ITスキルや知識を向上させ、着実なキャリアアップを目指せます。自社にプロダクトがない場合、エンジニアとしてプロダクト開発に関わりたいとの思いから転職したり、培った経験を活かして社内SEとして転職したりするケースがあります。
【3-2】カスタマーサクセスとして
現在、SIerに代わって台頭しているのがSaaS業界です。SaaSの登場により、企業のシステムは受託開発ソフトウェアからパッケージ型へと変化しつつあります。また、SIerが基幹業務としているシステムの保守・点検も、SaaSではほぼ不要になります。さらに、メーカー系SIerが行っているようなハードウェアと組み合わせたソリューション提案も少なくなるでしょう。
SaaS業界に転職した際に求められるのは、クライアント固有の潜在的なニーズを発掘し、的確なソリューションを提案できるカスタマーサクセスのような人材といえるかもしれません。IT業界に限らず、フロー型からストック型へのビジネスモデルの転換が進んでおり、SIerのSEはその潮流を考慮に入れて転職先を検討する必要があります。
【3-3】その他職種
他にも、法人営業やデジタルマーケティング職への転職が見られました。SEとして顧客と調整を進めていく経験や、明確に要件定義を行い順序立てて案件を進めていく経験が、顧客との調整や緻密な施策管理が求められる法人営業やデジタルマーケティング職において評価されていると考えられます。
※注意※陥りがちな面接NGパターン
評価される経験ももちろんある一方、SIer×SEの経験者がやってしまいがちな面接NGパターンもあります。
詳細を知って万全な面接対策をしたい方は、ぜひONE CAREER PLUSのキャリア面談へ。SIerからの転職について100件以上の転職データを知る、キャリアアナリストがお答えします。
中堅SIer×SEの方が転職活動でアピールすべき経験
中堅SIer×SEの方が転職活動でアピールすべき重要な経験・スキルは主に以下が挙げられます。
- 使用できる開発言語
- 過去の経験を通じて得た業界のノウハウ
- 上流工程に携わった経験、業務効率化に意識した経験、マネジメント経験
人との折衝経験を深堀りされる場面が多く、顧客との折衝経験や社内でのリーダー経験などは非常に役立った。
どんなに単純なプロジェクトでも効率化して利益率を改善したり、今後の提案のネタを探すなど、お客様や、会社、自分のメリットになることを見つけられるよう努力していました。その目線は現職の採用や実際のプロジェクトでも評価されているように感じます。
(富士フイルムビジネスイノベーション/女性/20代→PwCコンサルティング合同会社に転職)
前職の現場でJAVAの言語を使用して業務していたため、転職後の研修の際や現場に出てからも役立ちました。
(ファースト/女性/20代→ベアフォスターホールディングスに転職)
金融業務の経験:某メガバンク案件に携わっており、本番作業の経験もあったため、慎重性と正確さを評価されたように感じます。一部技術の経験:要件定義〜試験・本番リリースまで、基本的にはBPさんに作業していただきますが、技術者目線で細かくレビューできることで、品質が担保できる点で評価されたように感じます。
(みずほリサーチ&テクノロジーズ/女性/20代→NTTデータに転職)
また、異業種への転職であれば、SEの業務経験を通じて獲得したITスキル自体をアピールすることができます。自身の知見やスキルをいかに別職種・別業界に転換できるかを整理して話せるようにしましょう。
システムエンジニアの経験 →ITスキル(ITツールをかなり使うので慣れは必要)があるのは評価されました
(トリオシステムプランズ/女性/20代→Indeed Japanに転職)
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