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日本IBMへの転職難易度は? クチコミ・体験談で徹底解説

国内最大級の外資IT企業であり、高い専門性とグローバルな環境が整っている日本IBM。「選考の難易度は高いのでは?」「突破のポイントは何か?」と関心を持つ方も多いのではないでしょうか。


本記事では、ONE CAREER PLUSに寄せられた選考体験談や現役社員のクチコミをもとに、日本IBMの選考プロセスや求められる人物像、転職を成功させるためのポイントを解説します。日本IBMへの転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。




日本IBMへの転職の難易度は


日本IBMへの転職の難易度は「高い」といえます。営業、エンジニア、コンサルタント、データサイエンティスト、研究職など幅広い職種を募集していますが、どの職種も専門知識やリーダーシップが求められます。


ただし、選考プロセスや面接の内容に関しては一定の傾向があり、事前に対策ができるものも多いです。日本IBMが求める人材像に合致する方であれば、十分にチャンスはあると言えるでしょう。


▼日本IBMに内定した人の選考体験談




なお、日本IBMにはコンサルティングサービス部門も存在しますが、本記事は外資IT業界の理解に焦点を当てているため、外資IT業界との関連が深い部門・職種を中心にご紹介します。





日本IBMの選考フロー


実際の選考体験談からみるフロー

ONE CAREER PLUSに寄せられた選考体験談によると、選考は以下のような流れになることが多いようです。


1. 書類選考

採用担当者および各分野の社員が確認

2. 面接(1次〜2次)

回数は職種によって異なります。また、適性検査を受験する場合もあります

3. 最終面接

面接官は部門長や役員であることが多いです

4. 内定

最終選考を通過すると、オファー内容や入社手続きについて案内があります


面接に関しては、オンラインと対面のどちらの形式もあります。「1次面接と最終面接の2回で、いずれもオンラインで実施された」というケースもあれば、「1次、2次、最終面接の3回で、最終のみ自社オフィスで実施された」というケースもあります。また、技術職の場合は、技術試験やオンラインアセスメントが追加されることもあります。





日本IBMが求める人物像・必要なスキル


選考で重視される経験・スキル


日本IBMの採用FAQでは「応募者のスキルや能力をより正確かつ公平に評価するため、『構造化面接』および『行動面接』と呼ばれる面接手法を活用しています」との記載があります。


構造化面接

あらかじめ決められた質問内容を全応募者に同じ順序・形式で実施する。評価基準の一貫性を保てる。

行動面接

過去の具体的な経験や行動に基づいて質問を行う。言葉だけでなく、実績や具体的行動から適性を判断できる。


どちらの面接手法でも単なる知識・スキルだけでなく、実際に「どのように行動したか」「その結果何を成し遂げたか」が重視されます。具体的には次のポイントが見られているでしょう。


1. 専門性

日本IBMでは、特にIT系職種において業務経験や技術知識が重視されます。これまでの実績を数値で語れるように準備しておきましょう。

2. キャリアビジョン

日本IBMの採用FAQには「短期、中期、長期を見据えたキャリア目標についてもお聞きすることがあります」と書かれており、入社後のキャリアについて考えを整理しておくとよいでしょう。

3. コミュニケーション能力・チームワーク

技術職であっても人とのコミュニケーション力が問われる」との声があり、チームで成果を出した経験があるかどうかは重視されます。

4. 自己学習能力・成長意欲

IT業界では技術の進歩が速いため、常に新しい知識やスキルを学び続ける意欲が求められます。これは外資IT企業全般に言えることですが、日本IBMでも同様です



実際の選考体験談・現役社員のクチコミ


ONE CAREER PLUSに寄せられた選考体験談や現役社員のクチコミからは、日本IBMが求める具体的な人物像が見えてきます。


応募しようとしている職種に対する、考え方や立ち位置を明確にして、そのことは一貫して貫く準備をしておく。そのことが「個性」をアピールすることにもなる。それから、テクノロジーの進化が早い業界なので、その中での5年先、10年先に対する自分なりの展望を描いておくことが面接対策としても有効だと思う(SE(汎用系)


日系企業出身であったため入社先の顧客との関係性構築は迅速に対応できることをアピールした。そもそも外資系企業の日本オフィスであることから顧客は日系企業がほとんどであり、対外交渉に長けていることをアピールした(業務プロセスコンサルタント


現職での経験と自分の強みを整理すること(必ずこれを絡めてIBMで何するのか?を聞かれる)。外資の中でも、オラクルやヒューレットパッカードとの違いを明確にし、なぜIBMなのかを説明できること(システムコンサルタント




日本IBMへの転職を成功させるためのポイント


面接でよく聞かれる質問例と答え方


日本IBMの面接で質問に答える際は、STAR形式を意識しましょう。STAR形式は、Situation(状況)、Task(責務)、Action(行動)、Result(結果)の頭文字を取った、エピソード説明のフレームワークです。

面接では、このフレームワークに沿った上で「具体的なストーリー(エピソード)」と「自分の役割・成果」を簡潔に伝えることが重要です。


ONE CAREER PLUSの選考体験談からは、以下のような質問が出ていることが分かります。


1. 志望動機・転職理由

「なぜIBMなのか」はどの面接でも聞かれやすいです。

2. 業務経験の深掘り

「前職のクライアントサービスの詳細」「採用施策の立案経験、マネジメント経験、エンジニア採用経験など」といった、これまでの具体的な業務経験が深掘りされます。

3. キャリアプラン

「どんなことをやっていきたいか」「キャリアプラン」「5年後の目標は持っているか」など

4. 技術/専門知識に関する質問

技術職では、「データサイエンスの知識」など専門分野に関する質問が投げかけられることもあります

上記に加え、コンサルタント職ではケース問題が出されることがあります。



選考体験談から読み解くおすすめの事前対策


実際の選考体験者のアドバイスから、効果的な事前対策のポイントをまとめました。


1. 自己分析の徹底

「自己分析と業務経験の棚卸し」「自身のやりたいことなどの整理」「疑問点・質問点などの洗い出し」といったアドバイスが多く見られます。自分のキャリアを振り返り、今後どう進んでいきたいのかを整理しておくことが重要です)

2. ロジカルシンキング能力の強化

「ロジカルシンキング能力を鍛えた方がいい」「日々の業務の理解度を深めた方がいい」というアドバイスもあります。特にケース面接では論理的な思考プロセスが問われるため、日頃から練習しておくと良いでしょう。

3. 企業研究と逆質問の準備

企業の状況や部門の位置づけなどを事前に調査し、質問できるよう準備しておきましょう。

4. 社員訪問

日本IBMの採用FAQのは「IBMの従業員は自分の仕事に熱心に励んでおり、その経験を他の従業員と共有したいと思っています。LinkedInでつながることにオープンなIBMの従業員が大勢います。LinkedInを利用して、入社に興味がある企業や業界のプロフェッショナルを見つけましょう」との記載があります。社員訪問で、日本IBMについての有益な情報を得られるでしょう。





まとめ|日本IBMへの転職を検討する方へ

日本IBMへの転職は決して容易ではありませんが、十分な準備と自己理解があれば、挑戦する価値は大いにあります。本記事が、日本IBMをはじめとする外資IT企業へのキャリアパスを検討されている方々の一助となれば幸いです。


外資IT企業への転職に関してさらに詳しく知りたい方は、ONE CAREER PLUSの「外資IT転職:完全攻略ロードマップ」シリーズもぜひご覧ください。











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ワンキャリア転職編集部

次のキャリアが見える転職サイト「ワンキャリア転職」の編集・リサーチチームです。 ▼公式X:https://x.com/ocTenshoku

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