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アクセンチュア買収まとめ。M&Aを重ねる組織の特徴と実態をクチコミで分析

近年、アクセンチュアは年間数十件というペースで企業買収(M&A)を進めています。その対象は、生成AIの専門集団から、製造・金融といった特定業界に強いSI企業まで多岐にわたります。


この積極的な買収戦略は、アクセンチュアを単なるコンサルティングファームから、戦略立案、システム開発、クリエイティブ、アウトソーシングまでを一気通貫で提供する企業へと変貌させています。


急成長の裏側で、組織はどのように変化しているのでしょうか。本記事では、2024年〜2026年の最新動向を整理するとともに、現役社員のクチコミからM&Aを重ねる組織のリアルな強みと課題を分析します。




1.【2024-2026年最新】アクセンチュアの主な買収事例

アクセンチュアはAI、クラウド、サイバーセキュリティ、および業界特化型DXの能力強化に向け、年間40件前後の買収を継続しています。特に直近では「生成AIの実装」と「日本国内のデリバリー能力強化」が顕著です。


年月

企業名

本拠地

主な目的・領域

2026.01

ファカルティ

英国

データサイエンスおよびAI戦略の強化

2025.09

ニューラフラッシュ

Salesforceと生成AIを活用した変革支援

2025.08

SI&C

日本

公共・金融・流通分野の開発力強化

2025.07

アイデミー 

日本

AI人材育成・内製化支援プラットフォーム

2025.04

ゆめみ

日本

デジタルプロダクト開発・DX支援

2024.07

オープンストリームHD

日本

クラウド移行・製造業向けDX支援

2024.04

クライム 

日本

金融・行政のレガシーシステム刷新支援

(参考)

アクセンチュア、NeuraFlashを買収し、Salesforceおよび生成AIの実装力を強化

株式会社アイデミーの買収に向けた公開買付けが成立

アクセンチュア、株式会社SI&Cの買収に合意

アクセンチュア、株式会社ゆめみの買収に合意

アクセンチュア、株式会社オープンストリームホールディングスの買収を完了

アクセンチュア、株式会社クライムの買収を完了

アクセンチュア、英新興ファカルティ買収 AI技術をコンサルに活用 - 日本経済新聞



2.買収戦略の「3つの柱」と具体的な事例


アクセンチュアは買収した企業を、主に3つの成長領域(プラクティス)に統合しています。公式発表や報道から見える具体的なシナジーを解説します。


① アクセンチュア ソングの強化(顧客体験・クリエイティブ)


クリエイティブとテクノロジーにより顧客体験(CX)の向上に取り組む「アクセンチュア ソング」の体制強化を目的としたM&Aです。


アクセンチュア ソングは2022年に誕生した組織で、前進のアクセンチュア インタラクティブもデジタルマーケティング事業を展開する「アイ・エム・ジェイ」を吸収合併するなど、買収戦略で組織を強くしてきました。

2025年には、モバイルアプリなどのデジタルサービスの企画開発に強みを持つ「ゆめみ」を買収。ゆめみはデザイナーとエンジニアが密に連携したスピード感ある開発が強みで、江川昌史社長(当時)は以下のようにコメントしています。


ゆめみの進取の姿勢と革新的なアプローチ、そこから生まれる比類なきスピード感から学びつつ、市場にインパクトを与える世界水準のデジタルサービスを創出し、日本企業の変革と競争力強化に貢献していきます。


(参考)

アクセンチュア インタラクティブ、「アクセンチュア ソング」に改称

アクセンチュア、株式会社アイ・エム・ジェイの株式過半取得を完了

アクセンチュア、株式会社ゆめみの買収に合意



② インダストリーXの強化(製造業のDX)


製造業のDXを支援するインダストリーXの強化により、クライアントのバリューチェーンの最適化を目指す動きです。


代表的な事例は、2024年のオープンストリームHDの買収です。 クラウドや製造業のデジタル化に精通したオープンストリームの技術者ら1,000名が加わったことで、レガシー環境のクラウド移行の支援から、クラウド、データ、AIやIoTなどの先端デジタル技術の導入まで、クライアントのデータ駆動型ビジネスを加速させています。


(参考)アクセンチュア、株式会社オープンストリームホールディングスの買収を完了


③ AIの活用


AIの技術をコンサルティングに取り入れる動きが活発化しています。グローバルでは、2026年にイギリスのAIスタートアップ企業「ファカルティ」の買収を発表しました。


日本国内では2025年、法人向けにAI/DX人材育成支援や組織変革コンサルティング、AIシステム開発などのデジタル変革伴走型支援サービスを提供する「アイデミー」の株式公開買い付け(TOB)を実施。生成AIをはじめとする先端デジタル技術を活用した全社変革に不可欠なスキルを特定し、クライアントの人材リスキリングやスキルアップを支援する「アクセンチュア ラーンバンテージ」のサービス拡充につなげています。


(参考)

アクセンチュア、英新興ファカルティ買収 AI技術をコンサルに活用 - 日本経済新聞

株式会社アイデミーの買収に向けた公開買付けが成立



3.クチコミでみるアクセンチュアの組織像


積極的なM&Aによる急拡大のなかで、組織の内部ではどのような変化が起きているのか。ワンキャリアプラスに寄せられた社員の声から探ります。


強み:「コンサル、エンジニア、デザイナー全てが完結」する総合力


買収によって多様な専門家が社内に集結した結果、顧客のあらゆる課題に対応できる体制が整っています。


コンサル、エンジニア、デザイナー全てが完結していることが強み。基本的にやりたいことはなんでもできる環境(戦略コンサルタント/新卒入社


システム開発からコンサル、BPOまで一気通貫で対応可能。総合力の高さが圧倒的(組織・人事コンサルタント/中途入社


数年単位で会社としての武器を進化させており、コンサルティングファームの枠組みに留まらないサービスを提供。展望は明るい(組織・人事コンサルタント/中途入社



課題:「人材が玉石混交」という急拡大の裏側


一方で、組織の肥大化に伴う「質のばらつき」を懸念する声も上がっています。


他の総合コンサルティングファームと比較しても、競争上優位に立っていることが窺える。しかし、事業の多角化や人材の大量採用を進めすぎているようにも感じる。(システムコンサルタント/中途入社





4.まとめ:変化の渦中にあるアクセンチュアの動向に注目


アクセンチュアは、積極的なM&A戦略によってAIやクラウドといった最先端領域の専門性を次々と取り込み、独自のポジションを築いています。その結果、社員からは「戦略から実行まで一気通貫で対応できる総合力」が高く評価されています。


一方で、組織の急拡大に伴う「人材の質の担保」が今後の成長の鍵となりそうです。同社のM&A動向を追うことは、コンサルティング業界の未来を知るだけでなく、自身のキャリアを考える上でも重要な指標となるでしょう。


(参考)




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