PwCコンサルティングへの第二新卒転職は本当に可能なのか、難易度や求められる人物像が気になる方も多いでしょう。本記事では、ワンキャリア転職に集まるクチコミや公式情報をもとに、PwCコンサルティングの第二新卒の転職可否・選考フロー・面接対策・年収レンジまで徹底解説します。
- 1. PwCコンサルティングってどんな会社?第二新卒が知るべき特徴まとめ
- 2. PwCコンサルティングに第二新卒で転職できる?
- 3. PwCコンサルティングの第二新卒の転職難易度は?
- 4. PwCコンサルティングの第二新卒転職の選考フローと通過のポイント
- 4-1. PwCの選考フロー
- 4-2. PwCの面接でよく聞かれる質問
- 4-3. 実際に受けた人の声
- 5. PwCコンサルティングで働く第二新卒のリアル
- 5-1. 入社後の研修・フォロー制度
- 5-2. 第二新卒社員のキャリアパス
- 6. PwCコンサルティングへの第二新卒の転職後の年収
- 7. PwCコンサルティングへの第二新卒の転職で注意すべきポイント
- 8. 第二新卒の転職の相談なら、ワンキャリア転職へ
- ワンキャリア転職のご紹介
1. PwCコンサルティングってどんな会社?第二新卒が知るべき特徴まとめ
PwCコンサルティングは、戦略策定から実行まで、クライアントが抱える複雑な経営課題の解決を支援する総合コンサルティングファームです。「幅広い領域で専門性が高いサービスを提供できる」ことが魅力で世界151カ国に364,000人以上のスタッフを擁するネットワークを活かし、部門や国を超えた横断的なプロジェクトを行っていることが大きな特徴です。
社風としては「華やかでチームワークを大切にする社風。素直で優しい人が多い」と表現され、『優しいコンサル』と呼ばれることもあります。PwCの強みについて多くの社員は「他部門とグローバルネットワークとの連携だ」と語っています。
2. PwCコンサルティングに第二新卒で転職できる?
結論から言うと、PwCコンサルティングに第二新卒で転職することは可能です。
2025年12月現在、公式採用ページでは「第二新卒枠」が明示されているわけではありませんが、ワンキャリア転職に寄せられた転職体験談を見ると、社会人歴3年未満で転職を成功させた事例が多数存在します。
<事業会社からの転職事例>
<コンサルティングファームからの転職事例>
- アクセンチュアからPwCコンサルティング合同会社へ
- デロイト トーマツ コンサルティングからPwCコンサルティング・PwCアドバイザリーへ
- レイヤーズ・コンサルティングからPwCコンサルティング・PwCアドバイザリーへ
同業界となるコンサルティングファームだけでなく、IT・通信業界の法人営業や研究開発エンジニア、商社、公務員、金融、メーカーなど、多様なバックグラウンドを持つ若手がコンサルタント職へ転身している事例が寄せられていました。
このことから、PwCコンサルティングはポテンシャルを重視した採用も行っており、第二新卒層にも門戸が開かれていると言えるでしょう。
3. PwCコンサルティングの第二新卒の転職難易度は?
第二新卒でも転職は可能ですが、その難易度は高いと言えます。求められるスキルや経験から、しっかりと準備をしなければ内定獲得は難しいでしょう。
ワンキャリア転職の転職体験談分析によると、PwCコンサルティングの第二新卒採用では、特定の専門性以上にポータブルスキルが重視される傾向にあります。
▼ポータブルスキル(論理的思考力・語学力・コミュニケーション能力)
ポテンシャル採用の側面が強いため、クライアントと直接対話できるコミュニケーション能力や、物事を整理して論理的に伝える力が不可欠です。英語でのコミュニケーション経験も評価対象となります。
▼プロジェクト推進・マネジメント経験
前職で社内外の関係者を巻き込み、プロジェクトを推進した経験は高く評価されます。多様なステークホルダーとの連携・協業経験も有効です。
▼特定の専門領域・技術的バックグラウンド
IT・テック業界での実務経験や、データ分析スキル、特定の法令に関する知見など、専門知識は大きな強みとなります。前職の経験を言語化し、コンサルタントとしてどう活かせるかをアピールする能力も求められます。
4. PwCコンサルティングの第二新卒転職の選考フローと通過のポイント
4-1. PwCの選考フロー
選考体験談によると、PwCコンサルティングの選考は面接が2回または3回で構成されるのが一般的です。
- 1次面接:マネージャーやシニアマネージャークラスが担当
- 2次・最終面接:パートナークラスやディレクターが担当
面接の雰囲気は全体を通して「和やか」「カジュアル」という声が多い一方で、鋭い質問も多く、緊張感を持って臨む必要があるようです。
4-2. PwCの面接でよく聞かれる質問
面接では、以下の質問が頻繁に聞かれる傾向にあります。
- 志望動機・転職理由の深掘り:「なぜ転職するのか」「なぜコンサルタントなのか」「なぜ他ファームではなくPwCなのか」という3点は鉄板です。現職では実現できない理由や、なぜ今のタイミングなのかも問われます。
- 職務経歴と経験の再現性:これまでのプロジェクト経験や自身の役割、困難をどう乗り越えたかを具体的に説明することが求められます。入社後にどう貢献できるかを明確に示すことが重要です。
- ケース面接・フェルミ推定:部門や面接官によっては、「カフェの売上向上施策」といったケーススタディが課されることがあります。論理的思考力や問題解決能力が試されます。
- 逆質問:面接時間の大半が逆質問の時間となるケースも多く報告されており、志望度や企業理解度をアピールする重要な機会となります。
4-3. 実際に受けた人の声
内定を獲得した人からは、以下のようなアドバイスが寄せられています。
- 徹底的な自己分析と経歴の棚卸し:自身の経験をSTAR(状況・課題・行動・結果)フレームワークで整理し、論理的に話せるように準備することが不可欠です。
- 「PwCである理由」の言語化:他のBig4ファームとの違いを理解し、なぜPwCを選んだのかを自分の言葉で説明できるよう、企業分析を徹底することが求められます。
- 逆質問の入念な準備:逆質問の時間が長いため、事前に5つ以上の質問を用意しておくことが推奨されています。自分の仮説をぶつけるなど、主体的な姿勢が評価につながります。
面接官は優秀な方ばかりで、回答を作り込んでも見透かされてしまうので、正直に自身の強み弱みを整理しておくのが良いと思う。部門によってはケーススタディが出題された話も聞くので、選考予定の部門の社員に面接内容を確認できたらしておくと良い。(2021年9月内定/システムコンサルタント)
5. PwCコンサルティングで働く第二新卒のリアル
5-1. 入社後の研修・フォロー制度
PwCコンサルティングでは、若手の成長を支援する制度が整っています。特に自己研鑽への費用補助は充実しており、語学学習や外部研修プログラムに年間最大20万円程度の補助が支給されます。
年間20万円分、社が提携している語学研修先やグロービス学び放題などのプログラムに使える。 書籍購入については、参画中のプロジェクトのプロジェクトマネージャーの意向次第ではあるが、プロジェクトワークに関連しているとみなせる書籍であれば、プロジェクト経費での購入を許可してくれることも多い。(2020年中途入社)
また、評価やキャリア形成を支援する「キャリアコーチ」や「メンター」がつく制度もあり、個々の成長をサポートする体制が整っています。
5-2. 第二新卒社員のキャリアパス
同社は年功序列ではなく実力主義であり、成果を出せば新卒・中途問わず早期の昇格が可能です。
一般的にアソシエイトからシニアアソシエイト(SA)へは3〜4年で昇格しますが、早い人では2年目で昇格するケースもあります。20代のうちに年収1,000万円に到達することも十分に可能で、マネージャークラスになると1,500万円レベルの年収を目指せます。
新卒入社後のどのタイミングで昇進するかで基本給が、半期毎の評価でボーナスに差が出てくる。 部署にもよるが、平均4年目でSAに昇進するが、早い人では2年目の内からSAに上がることも可能。 また、半期毎の評価で上位2割の評価を得られると、年間のボーナス支給額が年50-100万円程度変わるため、日々の自分の努力次第では大幅な年収アップも見込める。(2021年新卒入社)
30代前半までに1,000万円を目指していたが、それは十分に達成できる給与水準である。 シニアアソシエイトで1,000万円レベル、マネージャークラスで1,500万円レベルの年収のイメージ。会社の業績が良いと、特別ボーナス加算金も貰えることがある。(2021年中途入社)
6. PwCコンサルティングへの第二新卒の転職後の年収
第二新卒でPwCコンサルティングに転職した場合、大幅な年収アップが期待できます。ワンキャリア転職のデータによると、社会人歴3年未満の転職者のうち約75%が年収上昇を経験しています。
特に、前職で300〜400万円台だった人が600〜700万円台へ、500〜600万円台だった人が800〜900万円台へと、200万円以上の大幅な年収アップを果たした事例も見うけられました。
なかには、29歳でマネージャークラスに昇進し、年収1,300万円に到達している事例もあり、実力と成果次第で若いうちから高い報酬を得られる環境であることがわかります。
▼PwCコンサルティングの年収についてもっと知りたい方はこちら
7. PwCコンサルティングへの第二新卒の転職で注意すべきポイント
高い年収や成長環境が魅力である一方、入社前に知っておくべき注意点も存在します。入社後のギャップを生まないためにも、以下の点は認識しておきましょう。
▼評価制度の「属人性」
評価制度は細かく規定されているものの、最終的にはプロジェクトマネージャー(PM)やキャリアコーチの主観や発言力に依存する側面があるという声が複数あります。上司との相性や、社内でのアピールが評価を左右する可能性も考慮しておく必要があります。
・評価について、判断軸は5attributeという指標における5段階評価で、プロジェクトごとにSnapshotを取得し、それに基づいて人事を交えた評価される。 ・ただし、その取得したSnapshotに基づいて、客観的観点から公正に議論がなされているかというと、明らかにそうではない。在籍年数や、どういうタイムスパンで昇進させていくかなどの、組織の論理や属人的・感情的な検討も入っており、不満が蓄積する。(退職検討理由の一つ。)(2022年中途入社)
▼プロジェクトと希望のミスマッチ
入社後はスキルに沿ったアサインをイメージしていても、実際には意向に沿わないプロジェクトに配属されることがあり、それにより評価が左右されるリスクがあります。
入社前は給料だけではなく、ジョブローテンションの頻度や人間関係のつながりの濃淡について確認したほうがよい。私個人は、3-6か月ごとに変わるジョブにばかりアサインされた。(外資系証券のコンプラ対応のPMOの次は大手銀行のシステム更改案件など)
自分で意識をしないとキャリアの一貫性がなくなりやすいため、自身のキャリア観の棚卸しやスキル向上、上司との良好な関係構築が必要。また、プロジェクトごとに異なる上司と同僚と働くため、一貫しない評価やそれぞれの上司の指示に対する対応などに悩んだ。(2021年新卒入社)
8. 第二新卒の転職の相談なら、ワンキャリア転職へ
第二新卒の転職は、今後のキャリアを決定づける重要なタイミングです。 ワンキャリア転職では、第二新卒〜20代の若手キャリアの支援実績が豊富にあります。
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ワンキャリア転職のご紹介
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