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日本オラクルの職種と仕事内容は? 部門・職種別の業務やキャリアパスを徹底解説

世界中に顧客と事業拠点を持つ外資IT企業の日本法人で、転職市場でも人気の日本オラクル。世界最大級のデータベース管理ソフトを提供する一方、近年はクラウドサービスにも注力しており、日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)をサポートしています。こうした事業構造の変化に伴い、仕事内容も多岐にわたるようになっています。


本記事では、日本オラクルの特徴や主な部門・職種、働き方、そして実際の社員の声まで、幅広くわかりやすく解説します。





1. 日本オラクルの企業紹介


1-1. 企業概要


日本オラクルは、米国オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。主力のデータベース管理ソフト『Oracle Database』はエンタープライズから中小企業、官公庁に至るまで広く利用され、日本のITインフラ基盤を支える存在となっています。近年はクラウドサービス『Oracle Cloud』を中心に事業を成長させています。




1-2. 詳細・特徴


『Oracle Database』はさまざまなプラットフォームに対応している点や強固なセキュリティなどが評価され、データベース管理ソフトで長年トップの座にいます。


近年は企業がデータ活用に積極的である点や、基幹システムのクラウド化が進んでいることを背景に『Oracle Cloud』を展開。クラウドサービスに多くのIT企業が参入する中、データベース事業で培ってきた技術力や、幅広い製品ラインナップによるカバー範囲の広さを強みに、導入企業を増やしています。


2025年度の日本オラクル事業戦略では、「日本のためのクラウド提供」と「お客様のためのAI推進」の2つの方針を掲げ、生成AIの普及への対応も進めています。




1-3. ミッション、ビジョン


日本オラクルのミッションは、「人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくこと」です。創業時からデータの価値に着目してきたオラクルの原点であると同時に、今後の事業展開でもベースにある考え方です。


2020年には「Be a TRUSTED TECHNOLOGY ADVISOR(お客さまに信頼されるテクノロジーのアドバイザーになる)」をビジョンに掲げ、企業のDXを推進しています。






2. 日本オラクルの組織・部門構成と主な職種一覧


日本オラクルの主な役割は、米国のオラクル本社が開発した製品を日本市場向けに最適化し、提案から導入、運用サポートまでを担うことです。そのため、組織構成や職種も、日本市場における成功に特化している点が特徴です。


2-1. 各部門の特徴


セールス&マーケティング部門  

オラクルの製品を活用した課題解決を顧客に提案し、売上を創出します。担当企業や製品によって担当が分かれています。


コンサルティング&サービス部門 

顧客がオラクル製品を適切に使うための部門です。IT導入・デジタル改革推進の戦略立案や、クラウド移行などのアドバイザリー支援、さらに運用・保守・サポートまで幅広くカバーします。


技術・エンジニアリング部門

顧客の課題やニーズに対して、技術面からアプローチする部門です。クラウド基盤やデータベースの開発・運用、ローカライズといった開発業務もあれば、営業と顧客訪問するといった営業寄りの仕事もあります。


管理・コーポレート部門

人事、法務、経理など、バックオフィスから事業を支えます。




2-2. 職種


営業職 

日本オラクルは扱う製品も多様で顧客も幅広いため、営業職の役割も細かく分かれています。主な例は以下の通りです。

  • Strategic Client セールス:大型顧客の専属営業
  • ライセンスセールス:Databaseを中心としたオンプレミス製品を提案する
  • アライアンス&チャネルセールス:SIerなどのパートナー企業との協業を推進する
  • NetSuiteセールス:SMB(中堅・中小企業)に向けたソリューションを提案する
  • インサイドセールス:見込み顧客の商談化に取り組む


ソリューションエンジニア(プリセールス)

営業と連携し、顧客の課題やニーズを踏まえたソリューションを技術面から考えます。要件整理から技術選定、システム提案・設計等の技術支援まで幅広く活躍します。


エンジニア(開発関連)

オラクルが提供しているアプリケーションやクラウドサービスのカスタマイズ、導入、運用を支援します。開発エンジニア、信頼性エンジニア、データサイエンティストなど役割ごとに細かく分かれており、求められる技術もさまざまです。


コンサルタント職 

オラクルの製品を適切に使うためのコンサルティングを行います。顧客企業の経営陣と対峙するため、技術・ビジネスの両側面の能力が求められます。


管理・コーポレート職  

バックオフィスの専門職で、グローバルの方針を理解しつつ、日本のルールや商習慣に合わせる柔軟さが求められます。






3.日本オラクルの実際の社員の声


ONE CAREER PLUSには日本オラクルで働いた経験のある方のクチコミが投稿されています。仕事内容だけではなく、それを通じた成長、働き方、カルチャー、年収・福利厚生などさまざまな観点から企業理解が深まるよう、ピックアップしていきます。


仕事のやりがい・成長機会


大企業の基幹システム導入プロジェクトを経験できたこと。基幹システムは止められないシステムであり、責任感を持って仕事に取り組める(アプリケーションテクノロジーコンサルタント/新卒入社


働き方・ワークライフバランス


女性比率は低くないし、管理職にも女性は多くいた。ただ、営業部では数字が第一優先となっていたので家庭の事情があったとしても働き方は考慮されないのかなと感じていた(法人営業/中途


カルチャー・社風


個人を大切にする文化がある。アサインは希望に沿って調整してもらえるし、有給休暇は基本的には好きな時に取れるし、ミーティングの時間帯も家庭の事情を考慮した上で設定してくれる。一人ひとりが仕事しやすいような環境をみんなで作る文化が根付いている(システムコンサルタント/新卒入社


年収・福利厚生


自分が契約をしたARRの約10%程度をインセンティブでもらえていたと思う。基本給があがっている人は周囲にはいなかった。みんなインセンティブで稼いでいた(法人営業/中途入社


日本オラクルの年収については以下の記事でも解説しています。






4.日本オラクルへの転職を考えている方へ


日本オラクルは、データベースからクラウドまで幅広い製品・サービスを企業向けに提供しています。エンタープライズに強い特徴があるため、「大きな組織へのソリューション提案の経験を積みたい」といったキャリアプランを持つ方にはマッチするでしょう。


▼日本オラクルへの転職事例



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