外資IT企業の中でも日本で高い人気と知名度を誇る日本マイクロソフト。WindowsやOffice、Azure、Copilot、Surfaceなど幅広い領域でソリューションを提供し、仕事内容も多岐にわたります。
本記事では日本マイクロソフトの企業情報から主な事業部・職種、働く社員の声を紹介します。自分に合った職種やキャリアを選択する一助になれば幸いです。
1. 日本マイクロソフトの企業紹介
1-1. 企業概要
日本マイクロソフト株式会社は、米国マイクロソフトの日本法人として1986年に設立されました。東京・品川本社を拠点に、全国の法人・個人向けに広範なITソリューションを展開しています。
マイクロソフトの事業はパソコンソフトから始まりましたが、テクノロジーの進化とともに事業領域を変えると同時に、各サービス・プロダクトを組み合わせることで競争優位性を高めてきました。
また、社会課題の解決を目指した地方創生や教育ICT、ダイバーシティ推進、サステナビリティなどの取り組みも積極的に行い、日本におけるDX・デジタル変革の基盤を支えています。
代表的な事業・サービスは以下の通りです。
- WindowsやOffice(Microsoft 365)などのパソコン用のOS、アプリケーション
- Azureを中心としたクラウドサービス
- SurfaceやXboxなどのデバイス
- セキュリティ、データ活用・分析の支援
- 教育・公共・地方創生の領域におけるDX推進
1-2. ミッション、カルチャー
マイクロソフトのミッションは「地球上のすべての人とすべての組織が、より多くを達成できるようにする(Empower every person and every organization on the planet to achieve more.)」 です。多岐にわたる事業もこのミッションと紐づいており、時代に合わせて最適なソリューションを提供する企業として日々進化しています。
カルチャーとしては次の5つを大切にしています。いずれもミッション達成のために重要な姿勢や考え方を表現しています。
- GROWTH MINDSET(成長する考え方)
- 好奇心を持ち、挑戦や失敗から学び続けることで、新しいアイディアや解決策を絶えず生み出しています。
- CUSTOMER OBSESSED(お客様に寄り添う)
お客様の声に耳を傾け、期待を超える価値提供を目指して積極的に課題解決に取り組んでいます。
- DIVERSITY AND INCLUSION(ダイバーシティ&インクルージョン)
多様な人材・価値観を尊重し、誰もが力を発揮できる環境を整えることでイノベーションにつなげています。
- ONE MICROSOFT(ワン・マイクロソフト)
一人ひとりの個性と背景を活かし協力し合うことで、より大きな成果と進化を目指しています。
- MAKING A DIFFERENCE(世界を変える)
最先端テクノロジーを活用し、社員同士が強みを結集して世界中の人々やビジネスの可能性を広げています。
2. 日本マイクロソフトの組織・部門構成と主な職種一覧
2-1. 各部門の特徴
日本マイクロソフトの事業部は、提供する製品やサービス、担当する顧客に応じて事業部門が分かれています。具体的には、次のような事業部があります。
エンタープライズ事業本部
大企業を顧客として担当する、日本マイクロソフトの中核部門です。各業界の課題を深く理解し、IoT、AI、クラウド(Azure)といった自社のサービスを活用した幅広いITソリューションの提案・実装・サポートを担います。
パブリックセクター事業本部
官公庁・自治体・教育機関のデジタル化を専門にサポートし、社会基盤のイノベーションを推進します。
中堅中小企業(SMB)事業本部
中小企業に対するクラウド導入やIT利活用提案、成長促進のサポートを担います。
パートナー事業本部
SIerや販売代理店などパートナー企業との協業による拡販や共創価値の最大化に向けて取り組みます。
デバイス&コンシューマー事業本部
Surfaceシリーズをはじめとする自社デバイスやWindows PC、Xboxなどのゲーム機器、アクセサリなど幅広いハードウェア製品の企画・販売・マーケティングを担当するほか、教育現場への導入も推進します。
クラウド&AIソリューション本部
Azureを中心としたクラウドサービスやAIソリューションなどを担当する部門です。法人・公共問わず幅広い顧客に対し、システム設計や技術提案、導入支援、運用サポートを行い、企業や社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)加速を牽引します。
カスタマーサクセス本部
顧客のIT運用・利活用支援、Microsoft製品の定着をサポートすることで顧客との長期的な信頼関係を築き、満足度向上と継続的な成長を実現する役割を担います。
マーケティング&オペレーションズ本部
全社的な市場戦略やプロモーション、業務プロセス最適化を担う部門です。
コーポレート部門
経営企画・人事・法務・財務・広報など会社経営の基盤・運営を担います。
2-2. 職種
日本マイクロソフトには、営業、技術、管理系といった多様な職種があります。主な職種は次の通りです。
法人営業
顧客の経営課題や業務プロセスをヒアリングし、IT戦略・DX計画立案から提案、導入、運用まで一気通貫でサポートします。大規模案件のプロジェクトマネジメントも担当します。
パートナーセールス
外部パートナー企業への営業支援、共同提案活動、協業商品の開発、新規キャンペーンの立ち上げや販売戦略策定まで、幅広く担当します。
マーケティング
市場調査、競合分析、製品・サービスのPR戦略、広告やイベントの企画・実施、オンライン/オフラインプロモーション施策の推進まで行い、ブランド認知・市場拡大を図ります。
カスタマーサクセスマネージャー
IT導入済み企業に対し、導入効果の最大化を目指して利活用のアドバイスや定着化支援、新サービスの提案、顧客課題のサポートまで担います。
プロジェクトマネージャー/ビジネス開発
新規プロジェクトの計画立案・進捗管理や、事業戦略案の策定と推進を担います。事業部を横断した連携が求められるポジションです。
クラウドソリューションアーキテクト
Azureなどクラウドシステムの設計・技術提案・プロトタイピング・最適化手法の提供と、導入から運用まで技術面の全般を支援します。
テクニカルサポートエンジニア
導入済み製品やクラウド環境の不具合へのトラブルシューティング、システムの最適化・パフォーマンス向上、問い合わせ・技術相談対応まで幅広く担当。
コーポレート職
人事、法務、財務、広報など会社運営に不可欠な業務を担います。
3.日本マイクロソフトの実際の社員の声
ONE CAREER PLUSには日本マイクロソフトの社員や元社員によるクチコミが掲載されています。以下は仕事内容や成長、働き方、カルチャー、報酬などについてのリアルな声です。
仕事のやりがい・成長機会
ビジネスインフラとも言えるソフトやソリューションを提供している会社であるため、
社会インフラの一端と言っても過言ではないと思います。そういう意味では働くことで日本のビジネス環境におけるDX推進を実現できるので、社会貢献につながる面もあり、やりがいを感じます(法人営業/中途入社)
働き方・ワークライフバランス
カルチャー・社風
年収・福利厚生
営業だったのでインセンティブが大きかった。成果に応じて株ももらえる。新卒採用のスタート時点は他の会社とそこまで差はないが、頑張れば20代ですぐに1000万円は超える。頑張れば頑張るほど報われる(法人営業/新卒入社)
日本マイクロソフトの年収については以下の記事でも解説しています。
4.日本マイクロソフトへの転職を考えている方へ
日本マイクロソフトはさまざまなサービス・製品を展開しており、取引・販売先も大企業、中小企業、官公庁、個人と幅広いです。その分仕事内容も多種多様で、営業職やエンジニアを中心に多くの転職事例があります。
▼日本マイクロソフトへの転職事例
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