記事画像

セールスフォース・ジャパンの職種と仕事内容は? 部門・職種別の業務やキャリアパスを徹底解説

外資IT企業の中でも、人気・注目度が高まっているセールスフォース・ジャパン(旧:セールスフォース・ドットコム)。


世界No.1シェアを持つCRM(顧客関係管理)ソフトウェアを中心に、AIエージェントや業務自動化、データ分析など幅広い領域へとサービスを拡張し、各業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に支援しています。

  

本記事では、ONE CAREER PLUSに寄せられた現役社員や転職経験者の声をもとに、セールスフォース・ジャパンの仕事内容、主要な職種、実際のキャリアパスまで詳しく解説します







1. セールスフォース・ジャパンの企業紹介


1-1. 企業概要


セールスフォース・ジャパンは米国セールスフォース・ドットコムの初の海外オフィスとして2000年に設立されました。古くから日本は重要な市場と位置付けられており、SaaSの先駆けとして成長を遂げてきました。



1-2. 詳細・特徴


セールスフォースはクラウドベースのCRMから機能を拡張させており、営業支援、カスタマーサービス、マーケティング、作業効率化など幅広い顧客のニーズに対応するため、機能・製品を拡張してきました。そのために、SlackやTableauなどの企業買収も積極的に行ってきました。


セールスフォース・ジャパンは、日本における顧客開拓からその後のサポートまでを担っています。ユーザーコミュニティ「Trailblazer」の運営やサステナビリティ推進にも注力し、日本独自の支援や地域社会との連携も強化しています。



1-3. コアバリュー


セールスフォースの特徴として、徹底した顧客第一主義があります。これは、コアバリュー「Trust(信頼)」「Customer Success(顧客の成功)」「Innovation(革新)」「Equality(平等)」「Sustainability(持続可能性)」でも表現されています。





2. セールスフォース・ジャパンの組織・部門構成と職種一覧


2-1. The Model(ザ・モデル)に基づく組織体制


セールスフォース・ジャパンの組織における最大の特徴は「The Model(ザ・モデル)」に基づく分業型組織体制です。  


The Modelは、セールスフォースが自社および企業へ提案するSaaSビジネスに最適化された営業・組織モデルです。顧客の購買行動や営業プロセスを細分化し、それぞれに専門チームと担当を設けることで、高い生産性と顧客体験を実現しています。




The Modelをベースとしたセールスフォース・ジャパンの主な職種と役割は次のとおりです。


1. マーケティング 

見込み顧客の獲得、ブランド認知、リード創出を担当します。


2. インサイドセールス (SDR/BDR)

内勤営業で、マーケティングから渡されたリードに対し、ヒアリングを通したニーズの深堀りから商談化までを担います。問い合わせのあった見込み顧客へ対応するSDR(Sales Development Representative)と、戦略的に定めた対象企業に絞って提案活動を行うBDR(Business Development Representative)があります。

  

3. アカウントエグゼクティブ

外勤営業で、インサイドセールスが獲得した案件を引き継ぎ、商談からクロージングまでを担当。エンタープライズ、ミッドマーケット、SMBなど顧客規模や業界、地域別に組織があります。目標達成率に合わせてインセンティブが支給されるため、結果を出せば出すほど年収が上がります。


4. パートナーアライアンス営業

販売代理店との協業により、販路拡大を目指します。


5. ソリューションエンジニア(プリセールス)

提案・商談時における技術支援やシステム要件整理、デモ、PoC(Proof of Concept:概念実証)の実施などを業務として行います。


6. カスタマーサクセス 

受注後の定着・オンボーディング、利用促進、課題解決、LTV最大化を担う。顧客第一主義のセールスフォースにおいて重要な組織です。顧客が導入する際のプロセス設計から運用までをサポートするチームもあり、技術面でリードするTA(Technical Architect)や顧客のビジネス変革を支援するBA(Business Architect)といった職種があります。


7. コーポレート部門

人事、法務、財務、広報、総務などのバックオフィスで活躍する職種です。



2-2. The Modelのメリットとキャリアパス


The Modelの分業体制により、各領域で専門性を高めることができるだけでなく、職種変更によるキャリアアップを社内で設計できる点も特徴です。


例えば外勤営業(アカウントエグゼクティブ)を未経験から目指す際、インサイドセールスとして入社してステップアップすることもできます。





3. セールスフォース・ジャパンの実際の社員の声


ONE CAREER PLUSにはセールスフォース・ジャパンの社員や元社員によるクチコミが掲載されています。以下は仕事内容や成長、働き方、カルチャー、報酬などについてのリアルな声です。


仕事のやりがい・成長機会


営業力の再現性が身に付きました。周りの人があまりにも優秀すぎて、感覚だけで営業していては絶対に勝てないと思い、自分のスタイルや参考になる先輩の仕事の作法をインプットしました(法人営業/中途入社


働き方・ワークライフバランス


働き方としては、ポジションによってかなり異なる。インサイドではいわゆるホワイト外資といった感じだが、AEだとプライベートを捨てて数字達成のために仕事に振り切っているような人も多い(インサイドセールス・内勤営業/新卒入社


カルチャー・社風


外資系ということがあり、結果がとても重視されます。その背景があり、従業員一人一人がとてもモチベーション高く、達成に向けて積極的に仕事に取り組んでおります(法人営業/中途入社)


年収・福利厚生


ベース、コミッションが6:4の比率。営業目標を達成できれば青天井で稼ぐことができる(法人営業/中途入社


セールスフォース・ジャパンの年収については以下の記事でも解説しています。





4. セールスフォース・ジャパンへの転職を考えている方へ


セールスフォース・ジャパンでは「The Model」による分業・専門化で幅広い職種・部門が存在し、インサイドセールス・外勤営業・カスタマーサクセスなど多様なキャリアパスが用意されています。成果主義のため、営業は高い目標を課されますが、成長したい方には最適の環境ともいえます。


▼セールスフォース・ジャパンへの転職体験談



セールスフォース・ジャパンへの転職に興味を持った人は、こちらの記事もご活用ください。




ONE CAREER PLUSでは、外資IT企業への転職を検討する人に向けて、実際に外資IT企業で働く人のクチコミや、業界理解・企業理解に役立つ記事コンテンツを多数発信しています。


シリーズ企画「外資IT転職:完全攻略ロードマップ」では、外資IT企業を目指す人に向けて転職活動の際に押さえておきたいポイントを全5回にわたり解説しています。将来的な外資IT転職を視野に入れているビジネスパーソンの方々は、ぜひご活用ください。











ONE CAREER PLUSのご紹介


ONE CAREER PLUSは「次のキャリアが見える」転職サイトです。これまで可視化されていなかったキャリアに関するクチコミデータが25,000件以上掲載されています。


どの企業からどの企業へ転職したのかという転職体験談や、転職の面接で実際に聞かれた質問がわかる選考体験談、企業ごとの年収や福利厚生に関するクチコミなど、転職時の情報収集から面接対策までONE CAREER PLUSだけで行うことができます。




ワンキャリア転職編集部

次のキャリアが見える転職サイト「ワンキャリア転職」の編集・リサーチチームです。 ▼公式X:https://x.com/ocTenshoku

フェーズからキャリア面談を選ぶ

関連タグの人気記事

こちらの記事も読まれています

記事一覧のトップへ