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アマゾンジャパンの職種と仕事内容は? 部門・職種別の業務やキャリアパスを徹底解説

転職市場で人気のある外資IT企業の1つであるアマゾンジャパン。EC事業だけでなく、クラウドやデジタルサービス、AI・IoTデバイス、新たなBtoBソリューションなど、次々と新規事業を展開しています。そのため提供サービスや仕事内容は年々多様化し、組織・職種の幅も拡大を続けています


こうした背景から、「どんな職種があるのか」「どのようなキャリアパスが描けるのか」をひと目で把握するのが難しい面もあります。本記事では、アマゾンジャパンの最新の事業構成、主な職種、働き方、そして実際の社員の声まで、幅広く分かりやすく解説します。








1. アマゾンジャパンの企業紹介


1-1. 企業概要


アマゾンジャパン(Amazon.co.jp)は、アメリカのAmazon.comの日本法人として設立され、2000年から書籍のオンライン販売を開始しました。そこから日用品、家電、ファッションと取り扱う商品を広げ、日本で最大級のECサイトへと成長しました。


事業を始めた1日目のつもりで、毎日チャレンジを続ける」というDay Oneの文化があり、新規事業を次々と展開しています。クラウド、デジタルコンテンツ、AIデバイス、B2Bサービスなど多岐にわたる事業を展開し、日本のIT業界をけん引する存在となっています。



1-2. 詳細・特徴


アマゾンジャパンの事業としては、以下のような特徴が挙げられます。


  • EC市場において圧倒的なシェアとスケールを持つ
  • AI・ロボティクス、物流自動化などに投資し、日本各地に物流拠点を展開させている
  • Amazon Primeをはじめとした自社独自サービスを充実させている
  • 関連会社アマゾンウェブサービスジャパンでクラウド事業を展開し、日本のDXを推進している
  • 新規事業・拡張事業への挑戦を続けている


このような事業の多角化により、社員一人ひとりの仕事の幅が広く、希望や適性に合わせて多様なキャリアを描くことができるのがアマゾンジャパンの大きな魅力です。



1-3. ミッション、ビジョン、バリュー


アマゾンの企業理念は「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」です。この理念に基づき、ECサイトのサービス向上に取り組み続けています。また、さまざまな事業を展開する中で「お客様」も一般消費者だけでなく企業にまで広がっており、そこでもこの理念が大切にされています。


また、組織面では「地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供すること」を目指しています。





2. アマゾンジャパンの組織・部門構成と主な職種一覧


2-1. 各部門の特徴


アマゾンジャパンは事業領域が多岐に渡るため、組織もさまざまな部門で構成されています。主な事業ごとにその特徴を見ていきます。


1. EC事業

自社直販およびマーケットプレイス(第三者販売事業者への場の提供)を通じ、家電・書籍・日用品・ファッション・食品など幅広いカテゴリをカバーしています。

消費者向けにはPrime会員向けのサービス、お急ぎ便や当日配送、定期おトク便などを展開し、顧客体験の向上に力を入れています。BtoBでは、出品事業者向けのサポートやコンサルティングも行っています。



2. デジタルコンテンツ事業

Prime VideoやKindle電子書籍、Amazon Music、Audible(オーディブル)など、配信型のデジタルメディア事業を複数展開しています。業務内容もオリジナルコンテンツ制作、パートナー企業との連携、日本市場向けのキャンペーン・イベント運営と多岐に渡ります。



3. Amazonデバイス & サービス事業

アマゾンはAIアシスタント「Alexa」を搭載したスピーカー「Echo」や、Kindle電子書籍リーダー、Fire Tabletなどの自社デバイスも開発しています。アマゾンジャパンでは日本市場のニーズを踏まえた独自機能のローカライズやアプリ開発などを担っています。



4. クラウド事業(AWS)

関連会社アマゾンウェブサービスジャパンでは、AWS (Amazon Web Services)を通じて企業・公的機関向けに、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーク、アプリケーション開発ツールなど多くのITツールをオンラインで利用できます。



5. BtoB・法人向けサービス

アマゾンでは法人向けサービスにも力を入れており、「Amazonビジネス」は、法人の購買プラットフォームとして利用されています。業務としては、法人顧客への新規開拓営業、大規模顧客への専任サポート、マーケティング、カスタマーサクセス業務などがあります。



6. カスタマーサービス

カスタマーサービス(電話・チャットなど)に従事し、配送サービスの品質向上を担います。



7. 物流・オペレーション

全国に展開する大型倉庫「フルフィルメントセンター」と物流拠点「デリバリーステーション」の運用、配送ネットワーク管理、サプライチェーン最適化など、アマゾンの事業の肝となる部分を担っています。




2-2. 職種


部門ごとに多様な職種がありますが、いずれも「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」という理念や「Day One」の考えを基に、チャレンジ精神を持ち続けることを大切にしています。主な職種は次のとおりです。



1.事業開発・事業戦略

新ストアや新サービスの立ち上げを担い、外部パートナーとの戦略的提携や企画開発などビジネスインパクトをもたらすことが求められます。


2.バイヤー

アマゾンでは「ベンダーマネージャー」と呼ばれ、新規取引先の開拓や既存取引先への販売プロモーションの支援を担当します。最終的には担当カテゴリーの売り上げや利益を高めていくことが求められます。


3.営業・コンサルタント

ECサイトでの出品企業や販売パートナーの開拓やコンサルティング、広告営業など。既存顧客に対しては、売上最大化のための戦略提案も行います。


4.マーケター

新サービスや新ストアの認知度を高め、集客を図るため、各チームと連携を図ります。


5.エンジニア・IT職種

ソリューションアーキテクト、データサイエンティスト、インフラエンジニアなどテクノロジー面でサービス・事業をリードする存在です。事業内容によっては関連会社アマゾンウェブサービスジャパンで採用を行っているケースもあります。


6.オペレーション・ロジスティクス

フルフィルメントセンターの運営や、サプライチェーンマネジメントを担う職種があります。日々の業務改善や物流システムの最適化が主要ミッションです。新拠点を立ち上げたり、最新技術を駆使したロボットを導入したりする機会もあります。


7.カスタマーサービス

「地球上で最もお客様を大切にする企業」を体現するため、顧客の対応にあたる職種です。顧客体験(CX)の継続的な向上に取り組みます。


8.クリエイティブ系

特集ページの制作をリードするクリエイティブディレクターや、動画などのオリジナルコンテンツ制作担当などがあります。また、デザイナーはUI/UXからウェブ、ビジュアルまで幅広い領域での業務があります。


9.コーポレート部門

人事(HR)、財務、法務、広報など会社全体をサポートする職種。





3.アマゾンジャパンの実際の社員の声


ONE CAREER PLUSにはアマゾンジャパンで働いた経験のある方のクチコミが投稿されています。仕事内容だけではなく、それを通じた成長、働き方、カルチャー、年収・福利厚生などさまざまな観点から企業理解が深まるよう、ピックアップしていきます。


仕事のやりがい・成長機会


やる気と実力次第で大きな裁量を任され、若手社員でも責任のある役割に就くことが可能です。新卒5年目で事業部長のようなポジションを担う社員もいるため、若手であっても会社に対して大きなインパクトを与えるチャンスが広がっています(法人営業/中途入社


働き方・ワークライフバランス


フルフレックスではあるが、毎日出社になったことはしっかり理解が必要。何時に出社してもよいが、出社しないことは基本的にあり得ない。子供を園に送ってから来る社員も多く、家族のことがあったら当日でも休みが取れる(法人営業/中途入社


カルチャー・社風


外資系企業はドライで冷たいイメージがあると思うが、実際入社してみると協力的で自由なカルチャーだった。年功序列や付き合いの飲み会などはない(マーケティングコンサルタント/中途入社


年収・福利厚生


2年-3年ほどで昇格していく人が多く、ハードな環境でたえぬければハイサラリーを手にする事ができる。住宅補助はないためそこは認識しておくべき(制度企画・組織開発/中途入社


アマゾンジャパンの年収については以下の記事でも解説しています。





4.アマゾンジャパンへの転職を考えている方へ


アマゾンジャパンは、次々と新たな事業を展開し、ECだけにとどまらない幅広い事業領域を持っています。職種・部門も多種多様で、個人の志向や能力に合わせて多様なキャリアパスを描くことができます。  


若手からチャレンジできる環境でもあり、その分厳しさはあるでしょうが、やりがいを感じる方もいるでしょう。


アマゾンジャパンへの転職事例



アマゾンジャパンへの転職に興味を持った人は、こちらの記事もご活用ください。



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