—あなたの職種から次はどこへ
次のキャリアが見える、転職サイト「ワンキャリア転職」がお届けする、職種ごとのキャリアパスをオープンにする企画。
この記事では、野村證券、みずほ証券、SMBC日興証券、大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券といった大手証券会社でリテール営業職を経験された方のネクストキャリアの傾向を転職実例をもとに解説。
※この記事は証券会社の営業キャリアからの転職実例について、100件以上のデータを知るキャリアアナリスト監修の下作成しています
大手証券×リテール営業経験者が転職を考えるきっかけ
大手証券×リテール営業経験者が転職を考えるきっかけは下記4つの傾向がありました。
- 営業力にさらに磨きをかけたい
- 大企業の成長環境に疑問を感じた
- 営業スタイルを変えたい
- 働き方が柔軟に選べる会社にいきたい
具体的にはワンキャリア転職の転職体験談に以下のような声が集まっています。
目指していた部署、ポジションである程度成果を残すことができ、一定の納得感を感じるようになった。 その中で、30歳に近づくにあたり、これまでとは異なる経験を積んでもう一段成長したいと思った。
(みずほ証券/男性/社会人5〜10年)
営業職としてのスキルを上げキャリアアップをするため、成長性のある業界のリーディングカンパニーで働きたいと思い、個人顧客への資産運用営業をしていたが、法人の経営戦略を考えるコンサルタントに転職した。
(三菱UFJモルガン・スタンレー証券/女性/社会人3〜5年)
個人営業を一通り経験し、次は法人営業を考えていた。
(みずほ証券/男性/社会人3年未満)
大企業で働いていた時に、自身の成果や成長で会社にどう貢献できているかがクリアに見えてこない環境に疑問を抱きました。
(大和証券/男性/3年未満)
前職の業界、会社の成長性や業務内容に疑問を感じることがあり、転職活動を始めました。具体的には営業数字を優先するため顧客本位でない提案営業に疑問を感じました。
(SMBC日興証券/男性/社会人3〜5年)
データでわかる4つのキャリアパス
大手証券×リテール営業からのネクストキャリアの傾向は4つのパターンがあります。

【1】新たな挑戦や裁量権を求めて成長ベンチャー・スタートアップ営業へ
新たな職種への挑戦や、裁量権を求め、急成長ベンチャーへの転職を決意するケース。企業側としても、これまで顧客と折衝してきた経験や目標達成経験を高く評価し、部門を引っ張っていく立場になれる人を求めています。
ただ、それまでの経験を全て高く評価されるわけではありません。企業のフェーズやカルチャーによって求められるスキル、マインドセットが異なるということを念頭におきましょう。
【2】営業力を活かし、インセンティブの大きい業界へ
具体的には、M&A仲介業界、保険業界や不動産住宅業界といった業界への転職パターンが見受けられました。
特にM&A仲介や保険は商材や顧客が近いため、同業界への転職に近いといえます。インセンティブが強い商品を扱う企業への転職は自身の成果をより感じたい方にとっておすすめのキャリアパスです。注意すべきは、前職での営業成績・ある程度のファイナンス知識は必要であることです。採用要項を入念にチェックし、その上で対策をしましょう。
【3】顧客に寄り添った営業を求めて人材業界へ
いかに顧客に寄り添えるかを重視して転職するケースも多くあります。証券リテール営業の仕事においては「ノルマ達成のためにお客様のためにならない金融商品を進めなければいけない」と感じてしまう局面もあり、そうした経験から顧客志向を重視した営業ができる企業にいくパターンです。
スキル面では、価格変化の激しい無形商材を扱ってきたリテールセールスならではの臨機応変な営業力、目標達成力を武器に、人材業界で新たなやりがいを見出し活躍される方が多いです。
【4】その他:異業種への転職、同業界へのチャレンジなど
その他の傾向として、数は多くありませんが、コンサルティングファームへの転職や第二新卒の別職種へのチャレンジといったキャリアパターンもあります。
コンサルティングファームや広告代理店といった異業種にチャレンジする際はポテンシャルが見られるため第二新卒での採用を狙って転職される方が多い傾向にあります。同業界への転職であれば、年次に問わずチャレンジすることが可能です。
キャリアパターンごとに、年収変化はどうなる?
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