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アクセンチュア ソングとは?特徴、選考対策、入社後の実態まで徹底解説

アクセンチュア ソングは、世界最大級のコンサルティング企業アクセンチュアが擁するクリエイティブグループとして、創造力とテクノロジーを融合させ、企業のデジタル変革を推進する組織であり、転職市場でも広告・IT業界出身者から特に注目を集めています。


本記事では、ワンキャリア転職に寄せられた転職体験談やクチコミデータをもとに、アクセンチュア ソングの実態を徹底解説します。


目次



1. アクセンチュア ソングの概要


1-1. そもそもアクセンチュア ソングとは?


アクセンチュア ソングは、アクセンチュアが展開する世界最大規模のクリエイティブ・コンサルティング組織です。企業の成長を支援するために、戦略・コンサルティング・マーケティング・デザイン・クリエイティブ・テクノロジー・データ&AI・カスタマーテック戦略&アドバイザリーといった幅広い専門領域を横断的に結集している点が特徴です。

従来のコンサルティングや広告制作の枠を超え、ビジネス課題と顧客体験を統合的に解決する「次世代型の成長パートナー」として機能します。例えば、企業のブランド価値向上に向けたマーケティング改革、生活者のニーズに応えるデザインやサービス創出、データやAIを活用した戦略策定、先端テクノロジーによる新規事業の実装など、企業のあらゆる成長領域を網羅的に支援しています。




1-2. アクセンチュア ソングの立ち位置


アクセンチュアの組織は「ストラテジー&コンサルティング」「テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」と大きく5つにわかれており、ソングは中でもデザインやデジタルマーケティング領域の課題解決をになる組織として位置付けられています。


日本法人においても、ストラテジー&コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーXと並ぶ主要サービスラインとして位置づけられています。


ソング

マーケティングやクリエイティブを通じて顧客体験をデザインし、ブランド価値を高める領域

ストラテジー & コンサルティング

企業の経営戦略立案や業務改革を支援し、課題解決の方向性を示す領域

テクノロジー

AI・クラウド・システム開発など最新ITを活用して企業変革を実現する領域

オペレーションズ

BPO(業務委託)やデータ分析で、業務効率化とコスト削減を支える領域

インダストリーX

製造・エンジニアリングにデジタル技術を取り入れ、ものづくりを革新する領域


組織の成り立ちとしては、2021年にアクセンチュアがデジタルマーケティング企業のIMJを吸収合併したことが大きな転換点となっており、広告・マーケティング・クリエイティブといったバックグラウンドを持つ人材が多く存在します。


(参考)アクセンチュア ソング:価値ある関係を築きビジネス成長を実現


▼アクセンチュアの会社概要についてもっと知りたい方はこちら




1-3. アクセンチュアソングの8つの専門領域


アクセンチュア ソングの公式HPによると、ソングでは8つの専門領域の専門家が存在しています。1つのプロジェクトに、複数の領域の専門家がアサインされ、協働する形をとっているようです。


ストラテジー

企業の成長を後押しするために、クリエイティブとテクノロジーを組み合わせた新しい形の戦略コンサルティングを提供。経営層のパートナーとして、次世代ビジネスを共創する。

コンサルティング

データ・AI・テクノロジー・クリエイティブの専門知識を集結し、事業課題や成長戦略を実行支援。リーダーシップと実行力で、プロジェクトを成功へ導く。

マーケティング

ブランド価値と顧客体験を最大化するために、データやAIを駆使して従来の手法を進化。成果につながる仕組みを設計し、持続的な成長を実現する。

デザイン

デザインを単なる見た目ではなく「課題解決の手段」と位置づけ、生活者の深いニーズに応える新しいプロダクトやサービスを創出。企業の成功と成長を支える。

クリエイティブ

広告にとどまらず、社会や企業の根本的な課題解決に挑戦。斬新なアイデアで新しい価値を生み出し、ビジネスと社会の両面で成果を生み出す集団。

テクノロジー

最新技術を起点に、企画から開発・運用まで一貫して支援。エンジニアリング力とビジネス視点をあわせ持ち、成長を加速させる。

データ&AI

データとAIを駆使してインサイトを発見し、実行可能な成長戦略に落とし込む。経営計画からソリューション提供まで幅広く対応。

カスタマーテック戦略&アドバイザリー

テクノロジーを大胆に取り入れ、戦略立案から実行までをサポート。戦略・業務・AI・データ・クリエイティブの専門家が連携し、成長ロードマップを共に描く。

(参考)アクセンチュア募集職種にご関心をお持ちの方へ<ソング本部編>




1-4. アクセンチュアソングが提供するソリューション・プロジェクト事例


公式サイトに掲載されているクライアント事例から、特に国内で注目される3つのプロジェクトを紹介します。


  • 横浜銀行の事例顧客に365日寄り添い優れた体験を提供するために、アプリはまぎん365」を独自開発。リリースから約1年で登録ユーザー数が125万人を突破。顧客接触機会とUXを革新。
  • 資生堂の事例デジタル変革を加速させるために、資生堂とアクセンチュアの合弁会社である資生堂インタラクティブビューティーを設立。顧客のプロフィールデータを活用し、個々人に最適化したコンテンツ提供や、オムニビューティーコンサルテーションの実施により顧客へのビューティー体験とウェルネス支援をデジタル×クリエイティブで再構築。顧客エンゲージメントを深化させた。
  • ニッポンハムグループの事例新規D2C事業の設計・立ち上げを通じ、「たんぱく質をもっと自由に。」のVisionを具現化。

(参考)お客様企業の事例 | アクセンチュア ソング




1-5. アクセンチュア ソングの特徴


アクセンチュア ソングの最大の特徴は、従来のコンサルティングファームにはない、クリエイティブとテクノロジーの統合力と言えるでしょう。日本市場では、クリエイティブ × テクノロジー × インテリジェンスを駆使し、顧客基盤の拡張とブランド価値刷新をスピーディに実現できる点が競争優位となっています。


ワンキャリア転職のクチコミでも、「IT・ビジネスの戦略~保守・運用といったことは勿論、デザインやモノ作りといったクリエイティブなニーズに答えることにも力を入れており、とりあえずアクセンチュアに相談しておけば、、、という状態を作りつつある(新卒入社)」という社員の声が寄せられています。


(参考)Session by Accenture Songアクセンチュア募集職種にご関心をお持ちの方へ<ソング本部編>アクセンチュア ソング 採用情報






2. アクセンチュア ソングへ転職するには


2-1. 選考フロー


ワンキャリア転職に集まる選考体験談を見ると、アクセンチュアの中途採用選考は、書類選考→Webテスト→面接(複数回)のうえで内定に至るケースが一般的です。1次面接と最終面接の2段階で選考が行われるケースが多く、特に1次面接ではケース面接が重視されており、ケース面接対策は必須です。


最終面接では、「なぜアクセンチュア?どんなコンサルタントになりたいか?といった、アクセンチュアを志望する理由を今一度まとめて面接に挑んだ方が良い(システムコンサルタント)」との声もあり、志望度やキャリアプランとの一貫性を強く見られる傾向があります。



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2-2. アクセンチュア ソングが求める人物像


アクセンチュア ソングでは、生活者への共感を起点に、クリエイティブ×テクノロジーでビジネス成長を牽引する人材を求めています。戦略、デザイン、データ&AIなどの専門性を横断的に発揮できる人物が歓迎されます。


特に、「生成AIや最新技術に敏感なイノベーター」「創造性と好奇心を持ち、世の中にインパクトを与えたい」という志向性の強い人材にフィットする組織文化です。


(参考)Session by Accenture Songアクセンチュア募集職種にご関心をお持ちの方へ<ソング本部編>アクセンチュア ソング 採用情報




2-3. 実際の質問と面接対策


ワンキャリア転職に集まるアクセンチュア ソングの面接体験を見ると、「アクセンチュアの中でもソングを希望する理由を教えてください(2023年/最終面接)」という質問が複数見受けられたため、自身の過去の経験とソングの特色を結びつけた志望動機を用意する必要があるでしょう。


また、アクセンチュアソングのコンサルタントには、クリエイター・エンジニアといった異なる職種の人々を取りまとめて協働することが求められます。実際に、「クリエイターやエンジニア等自身と異なるバックグラウンドの人たちと一緒に仕事をしたときに、あなたが重要であると考えるマインドセットを教えてください(2023年/最終面接)」という質問もあり、多種多様なステークホルダーを取りまとめてプロジェクトを推進したエピソードやその時のマインドセット・そこから得た学びなどを準備しておくと良いでしょう。




2-4. ワンキャリア転職に集まる、実際の転職事例


アクセンチュアソングへの転職について、ワンキャリア転職に集まる事例を見てみましょう。広告やIT大手企業で経験を積んだ20代後半~30代の即戦力人材の転職が多数見受けられました。



同社の公式HPによると、中途入社者のバックグラウンドは広告・ITに限らず、メーカー・小売り・エネルギー・官公庁など多岐にわたるようです。






3. アクセンチュア ソングで働く魅力


ワンキャリア転職に集まるクチコミをもとに、アクセンチュアソングで魅力を解説します。


3-1. 市場価値・スキルの向上


コンサルタントになることで汎用的なビジネススキルの獲得ができる・同世代よりスピード感をもって成長できるという点は、ソングに限らず、アクセンチュアで働く魅力としてまず挙げられます。



専門性を高めるため:現職はジェネラリスト育成型で3年毎に異動が発生し自身の専門性を高めることができないと感じ、現職で実施していたシステム化企画や業務改善の経験を活用し、ITの専門性を高めたかったため。(NTT西日本/社会人歴3~5年)



広告営業から更に経験を積む上でコンサルタントのスキル、経験が魅力的であった(ADKホールディングスからアクセンチュア/社会人歴10~15年)




3-2. 上流の課題解決の経験



広告代理店が扱う領域でなデジタルマーケティングについて一通り経験し、より上位レイヤーでの戦略策定や組織設計、中長期的なビジネスパフォーマンスの拡大に深く関わる領域でのケイパビリティを身につけたいと考えたため(スパイスボックスからアクセンチュア/社会人歴5~10年


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ワンキャリア転職編集部

次のキャリアが見える転職サイト「ワンキャリア転職」の編集・リサーチチームです。 ▼公式X:https://x.com/ocTenshoku

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