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グーグル(Google)の職種と仕事内容は? 部門・職種別の業務やキャリアパスを徹底解説

外資IT企業の中でも特に人気の高いグーグル(Google)。検索エンジンだけでなく、クラウド事業、YouTube、モバイルOS「Android」、AIなど幅広い領域で革新的なサービスを提供しており、職種も多岐にわたります。


本記事では、ONE CAREER PLUSに寄せられた現役社員や転職経験者の声をもとに、Googleの仕事内容、主要な職種、実際のキャリアパスまで詳しく解説します。







1. Googleの企業紹介


1-1. 企業概要


Googleは、1998年9月にスタンフォード大学の博士課程に在籍していた2人の学生によって設立されました。当初は検索エンジンからスタートしましたが、現在ではクラウドサービス、広告プラットフォーム、モバイルOS、動画配信、AIなど多岐にわたる事業を展開しています。


Googleの検索サービスは2000年より日本でも提供が開始され、2001年9月には渋谷に初の海外拠点オフィスを構えるなど、日本市場でも早期から積極的な展開を行ってきました。


現在はGoogle検索、YouTube、Gmail、Google Cloud、Android、Google広告など多岐にわたる製品・サービスを日本市場にも浸透させています。


また、グローバルでのシェアは非常に高く、ほぼすべてのインターネット利用者に何らかの形で関わりを持っている企業とも言えるでしょう。



1-2. 詳細・特徴


Googleの事業の特徴として、以下の点が挙げられます。


  • 世界最大規模の検索エンジンとオンライン広告プラットフォームを保有する
  • YouTube、Gmail、Google マップ、Google フォトなど、日常に不可欠なプロダクトを多数展開している
  • Android OSを中心としたモバイル領域でも存在感を発揮している
  • Google Cloudを通じてクラウドサービス市場でも成長を続け、多くの企業のDXを支援している
  • 機械学習・AI技術、量子コンピュータなど最先端分野のグローバル競争の先頭を走っている


Googleの強みは、技術開発力と膨大なデータ資産を活かしたプロダクト創出にあります。また、「20%ルール」に代表される自由闊達な企業文化や、失敗を恐れず新規事業を次々と生み出すチャレンジ精神も特徴の1つです。


2015年には持株会社Alphabetを設立し、Googleの主要事業部門と自動運転(Waymo)、ヘルスケア(Verily)などの先端事業を分離しました。この組織再編が継続的なイノベーション推進の基盤となっています。



1-3. ミッション、ビジョン、バリュー


Googleのミッションは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」です。このミッションに基づき、革新的な技術やサービスで価値を提供し続けています。


「Googleが掲げる10の事実」をはじめ、ユーザーファースト・イノベーション・多様性・データドリブンな意思決定が根付いていることも特徴的で、ONE CAREER PLUSにも「風通しがよく自由度が高い」「自分がやりたいことを提案できる」「積極的にキャリアを開発できる」といった声が寄せられています。






2. Googleの組織・部門構成と主な職種一覧



2-1. 各部門の特徴


Googleは多様な事業領域を持ち、各部門で特徴的なプロダクトやサービスを展開しています。ただし、AIの研究開発や自動運転などの新規事業は北米のグローバル本社が中心のため、日本のオフィスに転職しても関与できるチャンスは少ないでしょう。


日本で関われる主な部門・事業領域は以下の通りです。


1. コアプロダクト部門 

Google検索、Gmail、Google マップ、YouTube、Chrome、Androidなど、世界的規模の主力製品を担当しています。日本におけるサービス改善、マーケティング、営業、事業開発などが仕事としてあります。日本市場独自のキャンペーンや新サービス展開も実施しています。


2. Google Cloud部門  

Google Cloud、Google Workspaceをはじめとした企業向けクラウドサービスは、日本でも多くの民間企業・公共機関が導入しています。新規の導入先開拓や、導入後のサポート、日本のニーズに合わせたサービス改善などの業務を担います。


3. 広告部門  

Google検索広告、YouTube広告など広告事業は、Googleの収益を支える中核事業です。日本でも企業向けに広告を直接販売する他、広告代理店と連携して広告主を獲得しています。日本市場独自のマーケティング施策や大手クライアントの広告案件なども日本法人が担当しています。


4. ハードウェア部門

Pixel、Chromebook、ChromecastといったGoogleが開発したハードウェアに関して、日本での販売促進を担います。


5. データセンター

Googleは千葉県印西市にデータセンターを開設しており、その運用に関する現地業務があります。


6. コーポレート部門

人事、財務、法務、広報、総務など会社運営を支える部門であり、日本法人の事業展開をバックオフィスから支えています。



2-2. 職種


グローバルでサービスを展開するGoogleには多彩な職種があり、日本法人にある職種も多岐にわたります。


1. エンジニア・技術系職種 

プロダクト・サービスが幅広いため、技術系の職種も豊富です。プロダクトの改善だけではなく、日本の顧客のサービス利用を技術面からサポートする役割も多く、カスタマーエンジニアやソリューションエンジニア、パートナーエンジニアなどの職種があります。


2. セールス

広告収入が収益の柱となっているGoogleにとって、セールスは重要な職種です。 大きく分けてアカウント営業とパートナー営業の2つがあります。アカウント営業は特定の顧客に対してGoogleの広告・サービスの活用を通じた課題解決を提案し、顧客の課題解決を図ります。


パートナー営業は広告代理店などと連携して、広告収入の最大化を目指します。



3. マーケティング・コミュニケーション系職種

Googleが展開するプロダクト、サービスの広告キャンペーンやイベントの企画運営など、日本におけるプロモーションやブランド構築に携わります。


4. ビジネス戦略・開発

日本における新規事業を推進するため、戦略立案から実行までを幅広く担います。


5. コーポレート  

人事、法務、財務、経理といった職種で、日本法人の屋台骨を支えています。





3. Googleの実際の社員の声


ONE CAREER PLUSにはGoogle社員や元社員によるクチコミが掲載されています。以下は仕事内容や成長、働き方、カルチャー、報酬などについてのリアルな声です。


仕事のやりがい・成長機会


人々の生活に寄り添い、社会に役立つ製品やサービスに携われる。営利目的に偏りすぎず、あるべき社会の姿を考えて行動を起こすことが推奨されている。たくさんの機会が転がっていて、比較的自由に仕事を任せてくれる環境のおかげで、色々なことに挑戦できる。(マーケティング/中途入社


働き方・ワークライフバランス


 柔軟な働き方ができる。ワーキングペアレントも多く、夜遅くまでというのはあまりない。クライアントやプロジェクトによっては業務負荷が増える時もある(デジタルマーケティング/中途入社


カルチャー・社風


 風通しは非常によく、立場によらず自分の意見を言うことができる環境にあります。組織階層は企業規模で考えたらさほど多くなく、スムーズに物事は決まりますし、裁量権も若いうちから大きくもらえます。ただ、グローバル企業なので、グローバルの意向は絶対です(法人営業/中途入社


年収・福利厚生

 
朝昼晩のご飯、おやつ、飲み物など、あらゆる食事は無料。仕事中に疲れたら無料の社内カフェでお茶を楽しんだり、ナップルームで仮眠をとったり。平日はお財布を取り出すことがありませんでした(法人営業/中途入社



競合他社に比べても高い水準だと思う。営業の場合は目標達成率でボーナスが変わるので実力次第。年二回評価があるので、比較的昇格は早い。評価のために自分から発信することや他部署との連携が必要になってくる(法人営業/中途入社





4. Googleへの転職を考えている方へ


Googleへの転職は、先端技術とグローバルなチームでキャリアアップを目指したい若手ビジネスパーソンにとって非常に魅力的な次の一歩です。


ONE CAREER PLUSに寄せられた転職事例でも、コンサルティングファームやメガベンチャーからの転職成功者が多く、「自身のキャリアを磨き、成長したい」「グローバル環境で高い専門性を身につけたい」などの理由が挙げられています。


▼Googleへの転職体験談


Googleの選考プロセスは、書類選考・複数回の面接を経て、内定に至ります。選考対策を徹底するのはもちろん、自らの志向に合致した部門・職種を選ぶことが成功の鍵でしょう。


Googleへの転職に興味を持った人は、こちらの記事もご活用ください。




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