中途面接で合否を分ける質問とは。どのような対策をしておくべきか。
この「受ける前に知っておくべき面接質問シリーズ」では、クチコミデータと選考通過者へのインタビューに基づくONE CAREER PLUSの独自調査から、有名企業で聞かれる質問を3つピックアップして解説。
今回は、GAFAの一角であり、超人気IT企業のGoogle(コンバージョンスペシャリスト職)を取り上げます。
Googleの価値観と採用像
世界的人気IT企業・Googleは、「Google 検索」をはじめ、「Gmail」「YouTube」など、多様なプロダクトやインターネットサービスを提供・運営しています。それに応じて、職種も細分化しており、それぞれに高い専門性を要します。
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにする」を社の使命として掲げ、それを実現するために「Google が掲げる 10 の事実」というリストを策定し、これがプロダクトやサービスの基盤、社員の行動指針となっています。

グーグリネス(*1)を持つさまざまな国籍の社員がおり、必然的に英語でのコミュニケーションが求められます。面接時も、全て英語で行われる回もあるため、同社で働くには英語の習得がマストです。
また、「構造化面接」といって、職種によって明確な評価基準が存在し、実際の業務ケースを想定した面接が行われます。そのため、希望職種において、Googleではどれほどのスキルが求められるのかを念入りなリサーチのもと、仮説を立てた上で、アピールできそうな要素をまとめておくと良いでしょう。
これらを踏まえ、面接では業務スキルやカルチャーのマッチ、GCA(*2:General Cognitive Ability)が見られます。そこから、以下のように採用像を整理しました。
*1:グーグリネス(Googleness)…「グーグルらしさ」のこと。あいまいで不明瞭な環境を楽しみつつ、解決方法を見つけられる自発性や、ダイバーシティ・インクルーシブへの理解などを表す。
*2:GCA(General Cognitive Ability)…一般的/総合的認知能力。問題解決力や理解力、思考力など、新しい状況を学び、それに適応できる力を指す。

Googleの中途面接の質問1:あるビジネスの責任者だとして、そのサービスのCV上げるために何をKPIとし、どのような施策を行いますか?


業務スキルを確認するために、経歴をダイレクトに聞くのではなく、その業務経験に関する質問が行われることがあります。その際は、これまでの業務経験から導き出した最適解を、プロセスも含めて明確かつ端的に伝えられるようにしましょう。また、希望職種と業務スキルのマッチングはマスト。この回答では、自身の経験をもとにしたCVRの改善案を出しているところがポイントです。
Googleの中途面接の質問2:あなたはCVスペシャリストです。広告代理店と協業する場合、あなたはどのようなプロジェクトを企画・実施しますか?
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