第二新卒でコンサルティングファームへの転職を考えている方も多いのではないでしょうか。「未経験でも本当に転職できるのか」「どんな準備が必要なのか」といった疑問をお持ちの方に向けて、ワンキャリア転職に集まる実際の転職体験談データをもとに、第二新卒でのコンサル転職の実態と成功のポイントを詳しく解説します。
大手コンサルティングファームへの転職を成功させた第二新卒者の生の声から、転職理由、年収の変化、選考対策まで、リアルな情報をお届けします。
- 1. 第二新卒でコンサルへの転職は可能か
- 1-1. 結論:可能だが、ファームごとに条件が異なる
- 1-2. 主要ファームでの第二新卒選考状況
- 2. 実際に第二新卒でコンサルに転職する人の特徴
- 2-1. 転職前の企業規模・職種の傾向
- 2-2. 転職理由の傾向分析
- 3. 第二新卒でコンサル転職を目指す具体的なメリット
- 3-1. 年収アップの可能性
- 3-2. スキルアップと市場価値向上
- 3-3. 実力主義環境での成長機会
- 3-4. 将来のキャリア選択肢拡大
- 3-5. 優秀な人材との切磋琢磨
- 4. 第二新卒でコンサル転職をする際のアピールポイント・選考対策
- 4-1. 自分のバックグラウンドを深く語れる準備
- 4-2. 第二新卒ならではの強みと覚悟のアピール
- 4-3. カルチャーフィットと成熟度のアピール
- 4-4. 具体的な選考対策のポイント
- 5.コンサル転職を目指すなら
- 6.ワンキャリア転職のご紹介
1. 第二新卒でコンサルへの転職は可能か
1-1. 結論:可能だが、ファームごとに条件が異なる
第二新卒でのコンサルティングファームへの転職は十分可能です。ただし、ファームによって第二新卒枠の募集状況や第二新卒の定義(社会人歴)は大きく異なるため、個別に確認する必要があります。
1-2. 主要ファームでの第二新卒選考状況
2025年8月現在、公式ホームページで第二新卒採用を明示している主要ファームは以下があります。
- アクセンチュア:公式ページで第二新卒採用を明示しており、「半年以上4年未満の社会人経験をお持ちの方」を対象としています。
- KPMGコンサルティング:公式ページで第二新卒採用を明示しており、「選考時点で3年未満/経験社数2社以下の社会人経験をお持ちの方」を対象としています。
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング:2025年4月入社枠において第二新卒の募集があり、「社会人経験3年未満、転職回数1回まで」という条件を設けています。さらに、「大手コンサルティングファーム、大手シンクタンク、大手SIerでの経験、または大手事業会社での経営管理、企画部門の経験」という具体的な経験要件も定めています。
- マッキンゼー・アンド・カンパニー:2027年卒の新卒採用募集ページの中で、「社会人経験3年未満」の第二新卒採用の案内があります。入社後は新卒と同じ、ビジネスアナリストからのスタートとなります。
(出典)第二新卒 採用情報 | アクセンチュア、KPMGコンサルティング株式会社 第二新卒採用情報、EYSC 第二新卒採用、2027年国内大学新 卒採 用情 報 | 日本 | McKinsey & Company
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2. 実際に第二新卒でコンサルに転職する人の特徴
2-1. 転職前の企業規模・職種の傾向
ワンキャリア転職に集まる実際の転職体験談データを分析すると、第二新卒でコンサルに転職する人の前職は非常に多様です。
大手企業・有名企業・安定企業が大半を占めており、具体的には商社・メーカー・金融・SIerなどの大手事業会社、国内・外資コンサル、メガベンチャー、IT系スタートアップ、行政・公的機関などバラエティに富んでいます。
職種については、SE/ITエンジニア(汎用系・Web・インフラ等)、法人営業、事業企画/経営企画、人事・採用/管理部門、その他生産技術、研究、マーケティング、プロジェクトマネージャーなど極めて幅広い職種からの転職が確認されています。
特徴的なのは、新卒配属ガチャや職務内容の限定的な若手職種への不満からの転職が多いという点です。公務員からの転職事例も見られ、第二新卒でのコンサル転職は多様なバックグラウンドの人材に開かれていることがわかります。
2-2. 転職理由の傾向分析
転職体験談データから見えてくる第二新卒でのコンサル転職理由は、以下のような傾向があります。
スキルアップ・成長志向が最も多く、「事業会社での裁量が小さく、スキル面での成長を感じなかった」「若いうちに多様なスキルを身につけて市場価値を高めたい」など、成長できる環境や汎用性の高いスキル獲得を転職理由に挙げるケースが多数確認されています。
研究をそのまま続けるだけでなく、ヘルスケア業界(官公庁、医療機関、医薬品メーカー)を外側からビジネス面も含めご支援したいと考えたから。研究以外の職種も経験することが、今後のキャリアの大きなプラスになると考えたから。(大阪大学からアビームコンサルティング)
年収・評価制度への不満/改善志向も大きな転職理由として挙げられており、「年功序列で成果が正当に評価されない」「若手の年収が抑えられている」「早く年収を上げたい」という声が多く見られます。
転職を考えたきっかけは、自身のパフォーマンスに対する「評価」でした。転職前の会社は誰もが知る大企業で、良い意味で年功序列の会社でした。新卒で入社し2年目にも関わらず、10歳上の先輩と同等の業務を任せられ、期待に応えるために切磋琢磨しました。その結果、先輩と同じパフォーマンスを発揮することができました。ただ年末の総合評価において、口頭ではかなり良い評価をいただいたものの、給与や職位に反映される正式な評価では良い評価をもらえませんでした。理由を聞いたところ、「若いうちはみんなこの評価だから」と言われました。(富士通からベイカレント)
仕事内容の幅/上流工程志向も重要な転職理由の一つです。「下流工程やルーティーン業務ばかりで成長実感がない」「上流から顧客経営課題の解決に関わりたい」「多様な業界・プロジェクト経験を得たい」など、より複雑・高次な仕事を志向するコメントが目立ちます。
現在の職場では保守・運用が主であり開発についても詳細設計工程以降がメインであったため、上流工程を経験できる職種への転職を希望し始めました。また、システムの保守・運用業務などで深夜や早朝での勤務がありワークライフバランスが崩れていたため転職を希望するようになりました。(大和総研からベイカレント)
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3. 第二新卒でコンサル転職を目指す具体的なメリット
3-1. 年収アップの可能性
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