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Apple Japanの職種と仕事内容は? 部門・職種別の業務やキャリアパスを徹底解説

外資IT企業の中でも高い人気とブランド力を誇るApple Japan。iPhoneやMac、iPad、Apple Watchなど私たちの生活に欠かせないデバイスから、App Store・Apple Music・Apple TV+といったオンラインサービスまで、幅広い領域で事業を展開しています。そのため、仕事内容も非常に多岐にわたります。


本記事ではApple Japanの企業概要、組織構成、主な職種と仕事内容、社員の声やキャリアパス事例を解説します。転職・キャリアの参考にお役立てください。








1. Apple Japanの企業紹介


1-1. 企業概要


Apple Japanは、米国Apple社の日本法人として1983年に設立されました。全国のApple Store(直営店)を運営し、iPhone、iPad、Mac、Apple Watchといった製品の日本におけるマーケティング・販売促進に取り組んでいます。App Store、Apple Music、Apple TV+、iCloudなど多様なオンラインサービスの日本での普及や、研究開発も行っています。



1-2. 詳細・特徴


外資IT業界の中で、Appleが他社と大きく違う点は、自社製品を開発・販売するメーカーでもあるという点です。米国本社を中心に研究開発に投資しており、日本国内では六本木と横浜に最先端の技術を支える開発拠点を構えています。Apple Store(直営店)は国内に10店舗あり、2003年にオープンしたApple 銀座は、Appleが米国以外で出店した最初の直営店です。


ソフトウェアに目を向けると、Apple Japanは日本の個人・企業に対してApp Storeでのアプリ開発を支援したり、日本独自のコンテンツを編集したりしています。


このようにハードとソフトの両面で事業を展開し、消費者との接点も多いのがApple Japanの事業の特徴です。GAFAM(Google、Apple、Facebook=現Meta、Amazon、Microsoft)と呼ばれる巨大IT企業の日本法人の中でも、日本マイクロソフトやGoogle(グーグル)がBtoBの事業を中心に展開していることを踏まえると、より特徴が際立ちます。





2. Apple Japanの組織・部門構成と主な職種一覧


2-1. 各部門の特徴


Apple Japanでは、日本市場の特性に合わせてさまざまな組織・部門が存在します。主に下記のような部門で構成されています。


ハードウェア部門

iPhone、MacBook、iPadなどApple独自デバイスの設計開発から、日本市場へのローカライズ対応、生産・品質管理までを担当します。


ソフトウェア・サービス部門

iOSやmacOSなどのOS、クラウドサービス(iCloud)、App Store、Apple Music、Apple TV+など各種デジタルサービスの企画開発・品質管理・コンテンツ制作を行います。


リテール部門

銀座・表参道など全国直営のApple Storeを運営。販売、サポート、店舗体験の演出を担い、Appleのブランド価値を直接顧客に届けます。


セールス&ビジネス開発部門

法人や教育機関、地方自治体向けのApple製品・サービス導入提案から、パートナー(キャリア・量販店・デベロッパー)との連携で事業拡大を推進します。


マーケティング&マーコム部門

商品やサービスのマーケティング戦略、ブランドコミュニケーション、広告、デジタルキャンペーン運営などをグローバル基準でリードします。


カスタマーサポート部門

「AppleCare」ブランドで、製品やサービスの顧客サポートや修理受付、技術相談を多言語・多チャネルで対応します。


コーポレート部門

人事、法務、財務、広報、ITなど企業経営の基盤を支える部門であり、組織全体の安定運営や社員サポートを担います。


このように、ハード・ソフト・サービス・店舗体験・サポート・コーポレートの各領域に事業部を持つことでAppleブランドを形成し、国内のユーザーにワンストップで卓越した体験を届けようとしています。



2-2. 職種


Apple Japanは、iPhoneやMacBookといった自社ハードウェアを担当する職種がある点が、他の外資IT企業と比べた際の大きな特徴です。


一方で、グローバル外資ITとしての強みを活かし、ソフトウェア・デジタルサービス関連の専門職やクリエイティブ職も多数あります。ここでは、外資IT業界と親和性の高いソフトウェア・サービス分野の主要職種を中心に解説します。



ソフトウェアエンジニア

Appleが展開する各種デバイスやサービスの根幹を担うソフトウェア設計、開発、運用に関わる職種です。扱う領域は、iOSやmacOSなどのOS開発からアプリケーション、機械学習やAI、クラウドインフラ、セキュリティまで幅広いです。


テスト・QAエンジニア

Apple製品やデジタルサービスが常に高品質かつ高信頼性を維持できるよう、テスト設計や自動化、品質管理のプロセスをリードします。


AI・機械学習エンジニア

Appleのサービスや機能にAI・機械学習モデルの導入やデータドリブンな改善を行う職種です。日本語での機械学習などローカライズ案件を担当します。


プロダクトマネージャー

Appleのサービスやアプリ、ソフトウェア製品について、要件定義・仕様策定からリリース、改善まで、幅広いプロジェクト管理をリードします。


ソフトウェア営業 

法人向けにAppleの各種ソフトウェアやサービスを活用した、ビジネス課題解決型のコンサルティング営業職です。顧客ニーズのヒアリングから最適なソリューション提案、導入支援、運用サポートまで一貫して行います。


広告営業

アプリ開発者や広告主向けに、App Store上の広告枠の活用を提案し、広告キャンペーン運用や効果の最大化をサポートします。


マーケティングマネージャー

Appleが提供するソフトウェアやデジタルサービスについて、市場分析やターゲティング、キャンペーンの企画・展開、ローンチ準備、各種コミュニケーション施策まで幅広く担当します。


クリエイティブディレクター

日本のApp Storeにおけるアプリやデジタルコンテンツの魅力を最大限に伝えるため、特集記事やストーリー、ビジュアルコンテンツの指針を策定・実行します。


テクニカルサポート・カスタマーサポート 

Appleのソフトウェアやクラウドサービス、製品に関する技術的な質問や障害対応、サポート業務を担当します。ユーザーや法人クライアントへの丁寧なヒアリングと問題解決により、顧客満足度の最大化に貢献します。


バックオフィス系 

人材採用、組織・人事、財務、法務などの側面から、事業の成長を下支えする専門職群です。





3.Apple Japanの実際の社員の声


ONE CAREER PLUSにはApple Japanの社員や元社員によるクチコミが掲載されています。以下は仕事内容や成長、働き方、カルチャー、報酬などについてのリアルな声です。


仕事のやりがい・成長機会


プロダクト、サービス、直営店など顧客のタッチポイントが多くあり日本のマーケットで受け入れられやすい。努力せずともプロダクトの強さだけで売ることもできてしまうので、自己成長の意識を持ち続ける必要があると思う(法人営業/中途入社


働き方・ワークライフバランス


子育て、介護に関する休暇は大変充実している。上長も子育て、介護に関して大変理解してくれるため、子育て、介護に関する休暇が取りやすい。育児休暇を取得されている男性の管理職も珍しくない為、会社として理解が深いと感じる(情報システムエンジニア/中途入社


年収・福利厚生


昇給幅がとてつもなく大きい為、勤続年数が長くなれば年収も上がります(情報システムエンジニア/中途入社





4.Apple Japanへの転職を考えている方へ


Apple Japanのビジネス領域は非常に幅広く、ソフトウェア領域では営業・エンジニア・マーケティング・クリエイティブなどの職種があります。加えてハードウェア、直営店、コーポレートの領域もあるため、キャリアの選択肢は非常に幅広いです。転職活動においては、自分の経験と今後のキャリアプランに合わせた職種選択が重要です。

 

▼Apple Japanへの転職事例


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