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外資ITの選考体験談からピックアップ! おすすめ本を紹介

外資IT企業への転職は、キャリアアップを目指す多くのビジネスパーソンにとって魅力的な選択肢です。しかし、その独特な選考プロセスや企業文化を理解し、突破するには入念な準備が欠かせません。そこで有効な手段となるのが「読書」です。ワンキャリア転職に寄せられた転職成功者のクチコミには、選考対策として書籍を読んでいたという声が複数見られます


本記事では、外資ITへの転職を成功させた人たちのリアルな声をもとに、選考対策や入社後のキャリア形成に役立つおすすめの本を厳選してご紹介します。元社員が執筆したインサイドストーリーがわかる本から、選考体験談で実際に名前が挙がった本まで、あなたの外資IT転職を力強くサポートする一冊がきっと見つかるはずです。



目次




外資ITで働きたい人に本をおすすめする理由


外資IT企業への転職活動において、本を読むことは単なる情報収集以上の価値を持ちます。選考を有利に進めるだけでなく、入社後のスムーズなキャリアスタートにも繋がる重要なステップです。


選考対策に役立つ


外資IT企業の選考では、スキルや経験だけでなく、企業の価値観や文化への適合性、いわゆる「カルチャーフィット」が重視されます。書籍を通じて、企業の成り立ちや創業者の考え方、大切にしている価値観を深く理解することは、面接で説得力のある志望動機を語る上で大きなアドバンテージとなります。


実際に、ワンキャリア転職に寄せられた選考体験談でも、書籍を読んで対策したという声が見られます。特にアマゾンジャパンのような独特の選考方法がある企業は関連書籍を読み込むことが有効な対策です。


ちまたに対策本がたくさん出ています。各14種の項目に対して答えられるように深掘りされることを前提に過去のエピソードを用意しておいてください。チームがどうしてきたか、ではなく、自分自身が何をしてきたか。これだけ見られます(リサーチ・データ分析


アマゾンでは選考内容について書籍等で詳細公開されており、基本的にその流れに沿って面接は進んでいくため事前準備の参考にされると良いかと思います(物流企画・ロジスティクス 輸送事業部


アマゾンジャパンの選考対策について知りたい人はこちら



入社後のキャリアに役立つ


外資IT企業で採用されているビジネスモデルや営業手法は、日系企業とは異なる点が多々あります。例えば、セールスフォース・ジャパンが提唱する「THE MODEL」に代表されるような、マーケティング、インサイドセールス、営業、カスタマーサクセスが連携するプロセスは、多くのSaaS企業で採用されています。


実際に、セールスフォースの内定者からも企業や仕事内容の理解に書籍が役だったとのクチコミがあります。


創業者が書いた本を読むこと。会社設立の概念を理解できるため。また、日本法人の元役員の方が書かれた『THE MODEL』という本も事前に読んでおくと、セールスフォースの営業の仕組みが理解しやすいと思います。(法人営業


これらの先進的なビジネスフレームワークや組織論について書かれた本を事前に読んでおくことで、入社後の業務内容や組織構造への理解が深まり、早期に成果を出すための土台を築くことができます。 また、自身のキャリアパスを考える上でも、業界のスタンダードな考え方を学ぶことは非常に有益です。




外資IT転職に役立つ書籍 ①外資IT企業の現役・元社員が著者の本


企業の内部を深く知るためには、実際にその中で働いていた人物の体験や考えを知るのが一番です。ここでは、外資IT企業の元社員が執筆した、内側からの視点でビジネスモデルやカルチャーを解説した本をご紹介します。


THE MODEL マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス(翔泳社)


THE MODEL(MarkeZine BOOKS) マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス | 翔泳社
●これまでの営業スタイルは通用しない「営業が顧客に初めて接触するとき、すでに商談プロセスの半分以上は終わっている」この事実の前に、企業のマーケティング、営業活動は変革を迫られています。スマートフォンの普及によって、情報発信やビジネスの主導権は、企業から消費者へシフト。法人営業、BtoBのビジネスにおいても、デジタル化の推進、新たなプロセス構築が急務となっています。●「科学的な営業」と新たな「レベニューモデル」本書は、日米のオラクル、セールスフォース・ドットコムでSaaSビジネスの急成長に立ち合い、マルケト日本法人代表として自ら変革を実践してきた著者が「科学的アプロ―チ」「再現性」「ビジネスの成長」を重視して新たなレベニューモデルを提案します。SaaSの世界で注目を集める「The Model」を踏まえて、さらに現状に適した「マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセス」によるプロセスを紹介。これら4つの部門の「分業」から「共業」への道、さらにその先にあるビジネスのかたち「レベニューモデル」を明らかにします。詳細な数字をもとにした分析はもちろん、営業の心理を読み解く手法、組織のパワーを引き出すマネジメント・経営の考え方まで、自身の経験にもとづく明解な語り口は読む人を惹きつけてやみません。●SFA、MAの使い方が変わる!営業支援ツールであるSFA、マーケティングオートメーション(MA)を実現するツールの運用の基本から、マネジメント層が注目すべき指標、営業担当者のメンタルや行動の理解、部門間の調整、高精度なフォーキャストなど、オペレーションの全体像をわかりやすく解説。特に営業の商談ステージにおける「移行判定基準」などを具体的に紹介します。●成長し続けるためにインサイドセールス、カスタマーサクセスといった新たな組織を導入する会社は増えていますが、それらがなぜ生まれたのかを知らずに導入することは危険です。本書は、各論ではなく全体像を俯瞰し、市場をどう攻略するか、顧客との関係をどのように深めて成長を生み出すのかという視点から、理論やフレームワークの解説だけでなく、極めて実践的な「プレイブック」となっています。
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798158167



セールスフォース・ジャパンの元専務執行役員である福田康隆氏による一冊です。 本書では、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスという4つの部門が連携し、収益を最大化していくためのフレームワーク「The Model」について、その誕生の経緯から具体的なオペレーションまでを徹底解説しています。


SaaSビジネスの根幹をなすこのモデルを理解することは、セールスフォース・ジャパンはもちろん、多くの外資IT企業の営業組織を理解する上で不可欠です。営業職やマーケティング職を志望する方にとっては必読の書と言えるでしょう。



エンタープライズセールス 大企業担当の営業組織が成果を出し続けるためのバイブル(翔泳社)


エンタープライズセールス 大企業担当の営業組織が成果を出し続けるためのバイブル | 翔泳社
大企業のメカニズムを理解し、組織として再現性のある手法の実現エンタープライズの営業チームを3年連続で目標達成に導いた著者が、複数の商材を組み合わせた大きな商談で成功し続けるための営業組織の仕組みを徹底解説。著者の佐藤氏は日本HPでエンタープライズセールスとして活躍した後、セールスフォース・ジャパンで営業改革を推進し現在は同社で大手法人営業の本部長職を務めています。これまで中小企業向けの営業で成功している組織が、その手法を大手向けの営業にそのまま適応しても、以下の違いからうまくいかないのが実情です。[中小企業向け営業と大手向け営業の違い]・大手企業向けの商談は1年以上かかるものが多く、属人化しやすい・中小企業と比べて見込み顧客数が少ないため初動のアプローチから変える必要がある・会社の独自の事情を考慮し、実現可能性のある解決策が求められる ……etc.エンタープライズセールスの仕事を因数分解すると、「顧客理解」「関係構築」「信頼の醸成」「成功と展開」の4つに分けることができます。これらを1人の営業が一気通貫で実施するのは不可能なため、エンタープライズセールスではアカウントチームを設置することをお勧めします。アカウントチームに必要な役割を把握し、その仕組みづくりができれば、以下のような違いも踏まえつつ、大企業の複雑なニーズに現実的な提案をすることができます。大企業向けの営業組織をどのようにつくっていけばよいか悩んでいる経営者や管理職の方は必読![目次]第1部 エンタープライズセールスの概要第1章 エンタープライズ企業に従来の「絞り込み型」セールスが有効でない理由第2章 エンタープライズセールスの全体像第3章 エンタープライズセールスのマネジメント第2部 エンタープライズセールスの実践第4章 お客さまを知り尽くすアカウントプラン第5章 プロジェクトの企画/実行を支援するプロジェクトセリング第6章 エンタープライズセールスが目指すカスタマーサクセス第7章 長期的なパートナーシップを構築する役員向け施策第3部 エンタープライズセールスの育成プログラム第8章 エンタープライズセールス組織に必要な人材と育成方法
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798186269



セールスフォース・ジャパンで執行役員 関西支社長を務める佐藤亮氏の著書です。大企業向けの営業(エンタープライズセールス)は、中小企業向けとは異なり、商談期間が1年以上に及ぶことや、顧客独自の事情を考慮した解決策が求められるなど、特有の難しさがあります。


本書では、大企業のメカニズムを理解し、アカウントチームを組成して組織的に成果を出し続けるための仕組みづくりが解説されています。外資IT企業で、より大規模で複雑な商談に挑戦したいと考えている営業経験者にとって、非常に実践的な内容となっています。



インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド(翔泳社)


インサイドセールス 訪問に頼らず、売上を伸ばす営業組織の強化ガイド | 翔泳社
セールスフォースとビズリーチのインサイドセールス部門を成長させた立役者が教えるノウハウの全て<本書の特長>・インサイドセールスの立ち上げから運用までの知識と実践的なメソッドを紹介・自社に合うインサイドセールス部隊を作れるようになる・インサイドセールスを運用する企業へのInterviewも紹介・セールスフォースとビズリーチのインサイドセールス部隊を作り上げた茂野氏が丁寧に解説<このような方にお勧め>・非対面で効率的に成約させる方法について知りたい方・インサイドセールスの正しい指標を知りたい方・インサイドセールスをこれから立ち上げる経営者やチームリーダー・インサイドセールスへの転職を考えている方・インサイドセールスのマネジメント方法を知りたい方<在宅で十分に成果をだせる職種>消費活動の変化・サブスクリプションモデルの台頭・働き方改革によって従来の外勤営業やテレアポだけでは対応できないことも多くなりました。近年では非対面の営業であるインサイドセールスを取り入れて成果をだしている企業が増えています。とはいえ、体系化された知見や成功事例はまだ少ないといえます。<本書を読めば実践スキルが身につく>そこで本書ではセールスフォースとビズリーチでいちからインサイドセールス部隊を作り上げ、外部コンサル支援も行う茂野氏が、インサイドセールスチームで成果を伸ばす方法を教えます。「インサイドセールスとテレアポの違い」、「インサイドセールスの種類と役割」などの基礎知識から、「立ち上げ方法 」、「オンライン商談テクニック」、「チームマネジメント」、「他部門との連携」まで、具体的な行動レベルに落とし込んで解説。インサイドセールス部門の立ち上げを考えている経営層はもちろん、チームリーダー・メンバーにもお勧めの1冊です。[目次]第1章 インサイドセールスとは第2章 なぜ今インサイドセールスが必要なのか第3章 インサイドセールスチームの立ち上げ第4章 インサイドセールスの採用第5章 成約率を高めるインサイドセールスのKPI第6章 成果を出すインサイドセールスのテクニック第7章 チームマネジメントの鉄則第8章 インサイドセールスの未来
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798167541



セールスフォース・ジャパンとビズリーチでインサイドセールス部門の立ち上げを経験した茂野明彦氏による、インサイドセールスの強化ガイドです。


本書では、インサイドセールスの基礎知識から、チームの立ち上げ方、KPI設定、オンライン商談のテクニック、チームマネジメントに至るまで、実践的なメソッドが網羅されています。


 近年、多くの外資IT企業で重要性が高まっているインサイドセールス職への転職を考えている方や、この分野でのキャリアアップを目指す方におすすめの一冊です。



アマゾンのすごいルール(宝島社)


アマゾンのすごいルール-宝島チャンネル
アマゾン ジャパンの立ち上げメンバーがジェフ・ベゾス直伝のメソッドを初公開最速×最高の結果を出す仕事術と14の心得■パワーポイント禁止令■ピザ2枚ルール■会議冒頭沈黙ルール■即決裁がおりる企画書のテンプレート■優秀な人材を見抜く面接質問 などあなたの働き方もマネジメントも今日から変わるAmazonの創生期を支えた「17番目の社員」が初めて語る、Amazon社員の革新的な働き方!ネット通販最大手のAmazon――。最先端テクノロジーを駆使し、続々と新サービスを生み出しています。当日配送システムの確立から自社倉庫の設立、『Amazon GO』『ドローン配送』『Amazon Echo』など、発表される新サービスは、どれも革新的で世間を驚かせるものばかり。驚異的なスピードと圧倒的なクオリティでサービスを生み出し続け、世界を常にリードしているAmazon。その内部で働く“アマゾニアン(=アマゾン社員)"は一体、どのような働き方をしているのか。●10億円企画の決裁も2日でおりてしまう、スピード感のある職場とは?●「会議冒頭15分間沈黙ルール」とは?●「ピザ2枚ルール」とは?創業者ジェフ・ベゾスの理念に基づいた、Amazon社内のルールや働き方を大公開する一冊です。 詳しくはこちら
https://store.tkj.jp/shopdetail/000000008579/


アマゾンジャパンの立ち上げメンバーの一人である佐藤将之氏が、ジェフ・ベゾス直伝の仕事術を公開した一冊です。


会議の冒頭15分を沈黙にするルールや、パワーポイント禁止の理由、独自の採用・評価制度など、アマゾンの強さの背景にある「超合理的な仕事術」が具体的に解説されています。アマゾンの面接では、リーダーシップ理念(OLP)への理解が深く問われるため、同社を志望するなら必ず読んでおきたい本です。





外資IT転職に役立つ書籍 ②クチコミで言及のあった本


ここでは、ワンキャリア転職に寄せられた選考体験談の中で、転職成功者が実際に「読んだ」と名前を挙げた本をご紹介します。


ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ(マイナビ出版)




Googleの選考体験談で、「SQLへの対策は必須」として挙げられた一冊です。


SQLには慣れておくべき。いわゆる黒魔術本に書いてある内容は8割くらいは理解できておくとよい(財務 Google Lead Analyst, Google Play


このクチコミで「黒魔術本」と呼ばれているのが本書です。 本書は、データの加工や売上・ユーザーの把握、Webサイトの行動分析など、具体的なシーン別に実践的なSQLのコードとノウハウを解説したレシピ集です。エンジニア職やデータサイエンティスト職など、技術力を問われるポジションの選考、特にコーディングテストやテクニカルインタビューの対策として非常に有効です。



トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考(東洋経済新報社)




セールスフォース・ドットコムの創業者であるマーク・ベニオフ氏の著書です。 実際にセールスフォースの選考を受けた方から「創業者が書いた本を読みました」というクチコミが寄せられています。


本書では、セールスフォースの起業から、信頼、カスタマーサクセス、イノベーション、平等といった価値観(バリュー)を基盤とした企業文化をいかにして作り上げてきたかが率直に描かれています。 同社の選考ではコアバリューへの共感が重視されるため、企業理解を深める上で欠かせない一冊です。




まとめ


外資IT企業への転職を成功させるためには、その企業がどのような価値観を持ち、どのようなビジネスモデルで成長してきたのかを深く理解することが不可欠です。今回ご紹介した本は、いずれも外資IT業界のトップランナーたちの思考や方法論に触れることができる良書ばかりです。


特に、元社員や創業者が書いた本は、企業のカルチャーやビジョンを肌で感じるための貴重な情報源となります。また、選考体験談で名前が挙がった本は、実践的な選考対策に直結します。


これらの書籍から得られる知識は、書類選考や面接であなたを際立たせるだけでなく、入社後もキャリアを切り拓く上での力強い羅針盤となるでしょう。気になる一冊を手に取り、あなたの外資IT転職成功への第一歩を踏み出してください。


外資IT企業への転職に関してさらに詳しく知りたい方は、ワンキャリア転職の「外資IT転職:完全攻略ロードマップ」シリーズもぜひご覧ください。











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ワンキャリア転職編集部

次のキャリアが見える転職サイト「ワンキャリア転職」の編集・リサーチチームです。 ▼公式X:https://x.com/ocTenshoku

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