これまで数多くの人が経験してきたにもかかわらず、何かとブラックボックスの多い「キャリア」。
キャリナレ!では、キャリアをもっとオープンにするために、経験者にしか分からないリアルを解き明かし、キャリアナレッジとして集めていきます。
キャリナレ!マーケター編の第1弾となる今回のテーマは「ブランドマーケターのキャリア」。キリンで、「一番搾り」や「氷結」のブランドマーケを担当し、現在はワンキャリアでブランドマネージャーを務める厚地峻一さんにお話を伺います。


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手段か目的か?ブランドマーケが他のマーケと違う点
石川:まずはWEBマーケやSEOマーケといった他の「⚪️⚪️マーケ」との違いを含めた、ブランドマーケターの役割を教えていただけますか。
厚地:ひとくちに「マーケティング」と言っても様々な定義が存在しますが、私はマーケティングとは「マーケットに最適化すること」だと捉えています。そして、「”手段”としてマーケットに最適化するのか?」「マーケットに最適化することを”目的”とするのか?」を分けることで特徴が捉えやすくなります。
例えば、WEBマーケやSEOマーケ、コミュニティマーケという場合のマーケは、SEOなどの手段を使ってどうやってマーケットに最適化するかという点が重視されます。一方で、ブランドマーケティングにおいては、ブランドを育てることを「目的」にマーケティングをすることが求められ、手段は問われません。
石川:よくマーケティングの括りの中で語られる広告代理店との違いについてはいかがですか?
厚地:代理店の場合は、WEBやコミュニティといった「手段」のスペシャリストとしてクライアントに向き合いサポートする形式が多いです。
ブランドマーケター含む事業会社のマーケターは、例えば「100億稼ぐために何億投資するか」というように、投資とリターンのコストを全体のPLから考えることが求められます。そのマーケターが決めた投資の中で、ROIを最大化するプロフェッショナルが広告代理店という整理をすると違いがわかると思います。
石川:マーケティングを「手段」として行うか、「目的」として捉えるかによって、仕事内容や求められる資質にも違いが生まれるのでしょうか。
厚地:「手段」として行う場合は、常にプロフェッショナルであることが求められます。例えば、WEBマーケターはWEB関連の様々なマーケティング手法に対する精通度合いがバリューとなるため、スペシャリストであることや、マーケットのフロンティアを歩けているかといったことが重要になるでしょう。
一方、ブランドマーケターは、ブランドの成長のために専門外の領域の知見も使いこなす必要があり、ジェネラリストのような立ち振る舞いが求められます。WEBマーケやコミュニティマーケなど、必要に応じたマーケティング知識を用いて戦略を立て、実行に移すことはもちろん、マーケティングの領域外にあるスキルが求められることもあります。

氷結とワンキャリア。ブランドマーケの違いと共通点
石川:プロダクトやブランドのフェーズによってブランドマーケターに求められる役割は変わるのでしょうか?
厚地:根本的に求められる役割は変わりません。ブランドマーケターに求められるのは「担当するブランドの課題を特定すること」と「特定した課題に対してリソースを投下し、パフォーマンスを最大化すること」の大きく二つです。
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