転職先として人気の高いコンサル業界。本記事では、コンサル業界を志望している方向けに、各領域における大手コンサルティングファームを一覧でまとめました。
ONE CAREER PLUSに集まる社員のクチコミデータもご紹介しながら、各社の詳細を解説します。コンサル業界の理解に是非ご活用ください。
- 1.大手戦略コンサル企業一覧
- 1-1.マッキンゼー・アンド・カンパニー
- 1-2.ボストン コンサルティング グループ(BCG)
- 1-3.ベイン・アンド・カンパニー
- 1-4.A.T. カーニー
- 1-5.ローランド・ベルガー
- 1-6.アーサー・ディ・リトル(ADL)
- 1-7.ドリームインキュベータ
- 2.大手総合コンサル企業一覧
- 2-1.アクセンチュア
- 2-2.ベイカレント・コンサルティング
- 2-3.デロイト トーマツ コンサルティング
- 2-4.PwCコンサルティング
- 2-5.KPMGコンサルティング
- 2-6.EYストラテジー・アンド・コンサルティング
- 2-7.アビームコンサルティング
- 2-8.野村総合研究所(NRI)
- 2-9.クニエ
- 3.大手シンクタンク系コンサル企業一覧
- 3-1.日本総合研究所(日本総研)
- 3-2.三菱総合研究所(MRI)
- 3-3.三菱UFJリサーチ&コンサルティング
- 3-4.みずほリサーチ&テクノロジーズ
- 3-5.大和総研
- 4.大手中小企業向けコンサル企業一覧
- 4-1.山田コンサルティンググループ
- 4-2.船井総合研究所(船井総研)
- 4-3.リブ・コンサルティング
- 5.大手組織・人材コンサル企業一覧
- 5-1.マーサージャパン
- 5-2.コーン・フェリー・ジャパン
- 5-3.リクルートマネジメントソリューションズ
- 6.大手コンサルへの転職を目指す人へ
- ONE CAREER PLUSのご紹介
1.大手戦略コンサル企業一覧
1-1.マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼー・アンド・カンパニーは世界60ヵ国以上に130を超えるオフィスを持つグローバルなコンサルティングファームです。
日本支社では、東京オフィス、関西オフィスの二拠点から、日本企業および多国籍企業のクライアントの最重要目標の達成に向けて本質的かつ継続的な成長を遂げるための支援を行っており、各業界のトップ企業など国内上位30社の8割に相当する企業にサービスを提供しています。
同社は、「マッキンゼー・デジタル」「RTS (企業変革・企業再生)」「Leap by McKinsey (新規事業立案)」の3種類のユニット
に分類され、グローバルの専門知識とローカルの深い知見を組み合わせ、クライアント企業の成長を支援しています。
(出典)マッキンゼー・アンド・カンパニー_活動 マッキンゼー・アンド・カンパニー_マッキンゼーについて
コンサルティング業界の中ではグローバル最大の組織でもあり、そこが強みだとは思います。まだ日本においてはグローバルとの知識のアービトラージを利用して事業ができますし、そもそも実行支援的な要素が大企業からは当面求め続けられると思うので当面は伸びるのだと思います。一方スタートアップを中心に当たり前になっている最新のサービス等を積極的に使うことができず全て自社製でなんとかしようとしてしまうことで必ずしも最先端の知識・技術を使っているとは言えないのが懸念ではあります。(新卒入社/女性)
1-2.ボストン コンサルティング グループ(BCG)
BCGは、企業の経営戦略や組織改革、デジタルトランスフォーメーションなどを支援し、革新的なアプローチとデータ分析を駆使してクライアントの競争優位性を高めています。1963年の設立以来、50以上の国と地域に拠点を広げ、グローバルな展開を進めています。
2023年度のグローバル収益は、過去最高の123億ドルに達し、20年連続の収益成長となりました。複雑なマクロ経済情勢が背景にあるものの、非常に高い水準で成長を続けていることは評価できるでしょう。
また、BCGは近年、デジタル関連のケイパビリティを急速に強化しており、クライアントの期待に応えるため実行支援までカバーする動きを見せています。
(出典)BCG Delivers 20th Consecutive Year of Growth
依然として日本ではTop tierの地位を維持しており、その優位性はゆらぐものではないと想定。またDigital BCGの取り組みが軌道に乗れば、案件の幅も広がりより一層パイを広げる可能性も(中途入社/男性)
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1-3.ベイン・アンド・カンパニー
ベイン・アンド・カンパニーは創業以来、国内外のフォーチュン500に名を連ねるクライアントが厳しい競争環境の中で成長し続けられるよう、最重要経営課題に対しユニーク且つ具体的な解決策を提供しています。
他ファームがDXや実行支援にも舵を切る中で、ピュアな戦略支援にフォーカスしていることが、コンサル業界における魅力であり、優秀な人材を惹きつける一要因となっているようです。
また、同社は、2024年に日本オフィスの売上高が前年を40%以上上回る好業績を記録しました。これに伴い、過去最大規模の採用活動を計画しています。
(参考)活動内容 | Bain & Company、コンサルのベインが過去最大の採用へ、好業績で人手不足。競合は“MBB”か商社か
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1-4.A.T. カーニー
A.T. カーニーは、1926年にシカゴで創立された世界有数の経営コンサルティング会社です。世界41の国と地域に71拠点を持ち、グローバルでは約5,300名のスタッフを擁しています。
戦略からオペレーション、ITまで一貫した高品質のサービスを提供していますが、金融、通信、ハイテク、自動車、消費財・小売など幅広い分野で提供しています。その強みは高度な専門性、目に見える成果の実現(Tangible Results)にこだわっている点にあります。
日本オフィスは1972年に開設され、国内では特に自動車、消費財・小売の領域に強みを持っています。
(参考)会社概要、A.T. カーニーの現役パートナー・プリンシパルが語る「今、経営コンサルタントを目指す君のためのキャリア論」
1-5.ローランド・ベルガー
ローランド・ベルガーは、1967年にドイツ・ミュンヘンで創業された欧州発の戦略コンサルティングファームです。
世界35カ国以上に拠点を展開し、約3,500名のプロフェッショナルが在籍、パートナーが株主となる独立系の経営体制を維持し、クライアントに最適な戦略を提供しています。
戦略ファームの中でも少数精鋭を貫き、若手から裁量を与えられる環境や、アントレプレナーシップを重視するカルチャーであることが特徴です。特に自動車、エネルギー、ヘルスケア、製造業、金融、テクノロジーなどの幅広い業界で実績を積み重ねています。
(参考)Roland Berger、ローランド・ベルガー 選考対策 ワンキャリア
規模拡大に走らず、プロフェッショナルマインドを持った少数精鋭の戦略ファームとして、品質の高さで他ファームに差別化できている。他方、規模が小さい故に、まとまった離職があると業務が回らなくなるのが課題(中途入社/男性)
1-6.アーサー・ディ・リトル(ADL)
アーサー・ディ・リトル(ADL)は、1886年に米国ボストンで設立された世界初の経営コンサルティングファームです。
設立当初は技術開発の委託研究を中心に活動しており、そうした歴史から、今もなお製造業領域に強みを持つファームとして知られてきました。一方で、近年のジャパンオフィスでは、ヘルスケア(消費財、食品含む)業界の案件も拡大しており、主軸の一つとなっています。
ADLが扱う案件は、特定の技術への専門的な知見が必要なものが多く、オンリーワンの提案を行うことも多くあります。
(出典)会社概要、アーサー・ディ・リトル 選考対策 ワンキャリア
たくさん稼ぐこと以上に難しいアジェンダにチャレンジする方針が根強く、イノベーションへの挑戦の精神がある。とはいえ、会社としても順調に成長しているので結果成長に寄与する文化なのではと思う(中途入社/男性)
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1-7.ドリームインキュベータ
ドリームインキュベータ(DI)は、2000年に設立された、経営コンサルティング、ベンチャー投資、事業開発を一体的に行うビジネスプロデュース会社です。大手企業向け戦略コンサルティング、ベンチャー投資・成長支援、アジアを中心とした新興市場での事業開発を3つの柱とし、新規事業創造を支援します。
クライアントの競争力向上のため経営陣と一体となり、実行フェーズまで踏み込んだ支援を行う点が特徴で、ベトナムやインドなど新興市場での事業展開にも積極的です。2025年3月末の連結純資産は131億円にのぼります。
2.大手総合コンサル企業一覧
2-1.アクセンチュア
アクセンチュアは、経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシングを三本柱とする世界最大級の総合コンサルティング企業です。
世界50カ国以上に拠点を持ち、グローバルな知見と最新テクノロジーを駆使して、多様な業界の顧客企業を支援しています。
日本法人の従業員数は約2万人を擁し、「ストラテジー & コンサルティング」「テクノロジー」「オペレーションズ」「インダストリーX」「ソング」の5つの領域を持っており、これらを事業フェーズごとに異なるビジネスユニットで組み合わせることで、クライアントのどんな案件にも対応できるような体制を実現しています。
さらに・・・