合同会社デロイト トーマツ(以下、デロイト)は「デロイト トーマツ コンサルティング」「デロイト トーマツ フィナンシャルアドバイザリー」「デロイト トーマツ リスクアドバイザリー」の3社が合併して2025年12月に誕生しました。日本最大級のプロフェッショナルファームとして、監査・アドバイザリー・コンサル・リスクなど多様なサービスラインを擁しています。
「Making an impact(インパクトを与えること)」をパーパスとし、多様な背景を持つプロフェッショナルが集まり、それぞれの強みを最大限に活かしながらキャリアを切り拓いていく文化が特徴です。
中途入社を目指す社会人にとって、デロイトの福利厚生はキャリアの軸や働き方に直結するものばかりです。特に若手のうちから高い専門性を形成し、長期的にキャリアを積み上げたい人にとっては、制度設計そのものが重要な判断材料になります。
この記事では、デロイトの福利厚生を働き方/生活支援/健康/キャリア形成の4カテゴリに整理し、制度の特徴と活用例をわかりやすく解説します。
※以下では主に「旧:デロイト トーマツ コンサルティング」について解説します。
(参考)
- 1:デロイトの福利厚生 全体像
- 1-1 : デロイトの人事制度の基本思想
- 1-2:福利厚生4カテゴリ
- 2:働き方の柔軟性・生産性支援
- 2-1:フレックス・リモートワーク制度
- 2-2:プロジェクト型ワークスタイルの休暇取得ルール
- 2-3:副業・兼業制度の運用状況
- 3:生活・家族支援
- 3-1:通勤補助などの生活支援
- 3-2:育休取得率と復職支援制度
- 3-3:介護支援制度
- 4:健康・ウェルビーイング施策
- 4-1:メンタルヘルスサポート
- 4-2:健康・ウェルビーイング施策
- 5:学習・キャリア形成支援
- 5-1:資格取得支援
- 5-2:語学学習支援・海外派遣制度
- 5-3:社内異動・専門領域チェンジ制度
- 6:デロイトの福利厚生の強みと向く人
- 6-1:デロイト独自の魅力
- 6-2:デロイトに向いている人
- 7:まとめ
- 8:コンサル転職を目指すなら
- 9:ワンキャリア転職のご紹介
1:デロイトの福利厚生 全体像
1-1 : デロイトの人事制度の基本思想
デロイトの福利厚生を理解するうえで押さえておきたいのが、「会社が社会の一部であるのと同様に、<ワークとライフ>ではなく、<ワークはライフの一部>である」との考え方です。
同時に、デロイトは「DEI(Diversity, Equity & Inclusion」を重要視しています。そのため、女性の管理職登用、外国籍社員の活躍推進、LGBTQ+施策、障がい者雇用、ライフステージ多様化への配慮など、多様性を前提とした働き方を制度として保障する姿勢が明確です。
また、カフェテリアプランを採用しており、1年に1度付与されるポイントにより、旅行やレジャー、社食、育児、介護など幅広い用途で利用可能な制度を導入しています。
オープンなワークスペースや予約制の会議室、無料のドリンクサーバー、リフレッシュスペース、最新のIT機器などが完備されており、社員が効率的かつ快適に働ける環境が整っている。社員専用のジムも自由に使うことができ、カフェスペースも用意されている点も魅力だ。アクセスの良さに加え、柔軟な勤務形態や高水準のカフェテリアプランなど、働きやすい環境が整っていると言えるだろう(デロイト トーマツ コンサルティング/新卒/プロジェクトマネージャー)
(参考)
Diversity, Equity and Inclusion (DEI) 推進の取り組み | デロイト トーマツ グループ
1-2:福利厚生4カテゴリ
デロイトの制度は大きく以下の4つに分類できます。
2:働き方の柔軟性・生産性支援
2-1:フレックス・リモートワーク制度
さらに・・・



