「キャディへの転職難易度は?」「コンサル・大手企業からも転職できるのか?」。製造業のDXを手掛けるキャディは、「モノづくりのポテンシャルを解放する」というミッションのもと、多様なバックグラウンドを持つ転職者を積極的に採用しています。
本記事では、ワンキャリア転職に集まった他社からキャディへの転職体験談・選考体験談のデータをもとに、選考の実態と入社後のリアルを解説します。
1. キャディってどんな会社?
キャディは2017年創業の製造業DXスタートアップです。「モノづくりのポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、製造業の受発注をデジタル化するプラットフォーム「CADDi Drawer」の開発・提供と、製造業の調達支援を主力事業としています。
(参考)会社概要|キャディ株式会社
2. 転職体験談から見える「キャディに入った人の前職」
2-1. 前職分布の全体像
コンサル・戦略ファーム系(複数件):BCG、マッキンゼー、アクセンチュア、アーサー・ディ・リトル、PwCコンサルティング、経営共創基盤(IGPI)など。「クライアントへの助言から事業当事者へ」という動機が一貫しています。
大手商社・金融系(複数件):三菱商事、三井物産、カーライル・ジャパン、みずほ証券など。
大手メーカー・ものづくり系(複数件):トヨタ自動車(複数件)、パナソニック、キヤノン、ブリヂストン、日本製鉄、シマノなど。
・トヨタ自動車で調達をしていて、(恐らく)日本で最も調達が上手いトヨタでさえ、こんなに非効率な部分があるのかと日々業務をしながら痛感しました(過去の膨大な実績データがあるのに、スムーズにアクセスできず、分析が難しい等)
・トヨタでさえ、この状態なのだから日本の製造業の調達はこのままでは不味いのではないか?という危機意識を持ったのが転職のきっかけです。(トヨタ自動車・購買調達からキャディ・カスタマーサクセス)
2-2. 転職体験談が示す「年収変化」の実態
転職体験談を年収変化で分析すると、年収UP 6件・STAY 6件・DOWN 33件となっています。約73%が年収を下げてキャディに入社しているという事実は、キャディの採用力の特異性を示しています。
社会や世界の『不』を変えるチャレンジをしたい。同じ志を持って、楽しく、面白く過ごせるメンバーと一緒に働きたいと思ったため。(三菱商事・SCMからキャディ・SCM)
業界レベルで影響を与えに行くスタートアップに入りたかった。(マッキンゼー・アンド・カンパニー・事業企画からキャディ・事業企画)
30代の仕事人生では、産業/業界に対して大きなインパクトを、事業会社で事業当事者として創出したい。と考えるようになり、Traditional産業をTechnologyを用いて効率化するようなスタートアップへの転職を考え始めた。(ボストン コンサルティング グループ・戦略コンサルタントからキャディ・事業企画)
3. 参入経路別の選考傾向と突破口
3-1. コンサル・ファーム系出身者のパターン
コンサル出身者の最大の参入動機は「アドバイザーから事業当事者へ」というシフトです。
クライアントの変革に留まらず、業界を構造的に変革する仕事がしたいと思ったため。コンサルタントの転職理由であるあるなのですが、もっと事業に深くコミットしたいという思いが強くなり転職を考えるようになりました。(アクセンチュア・戦略コンサルタントからキャディ・業務プロセスコンサルタント)
10年近くモノづくり産業に携わる中で感じていた課題に高い熱量をもって取り組んでいるキャディの事業・ミッションに共感し、転職を考え始めた。(アーサー・ディ・リトル・戦略コンサルタントからキャディ・戦略コンサルタント)
3-2. メーカー・商社出身者のパターン
プリンタという市場のゲームが決まっている環境で挑戦するより、より製造業をダイレクトに変えられる可能性のある挑戦をしたいと思い転職しました。(キヤノン・事業企画からキャディ・事業企画)
4. キャディへの転職に向いている人・向いていない人
向いている人
(1) 「モノづくりのポテンシャルを解放する」というミッションに本気で共感できる人。製造業・調達・SCMの課題を一次体験として知っている、または強い関心がある方。
(2) 「アドバイザー」ではなく「事業当事者」として動きたい人。コンサル・大企業での分析・提案スキルを実行フェーズに活かしたいという強い動機がある方。
(3) バリュー(卓越・大胆・一丸・至誠)への共感が本物の人。面接でその共感が「熱量として伝わる」レベルで語れる必要があります。
(4) 不確実性・ハードワークを受け入れられる人。「コミットメントを求められます。そこの覚悟だけできていれば問題ありません」というクチコミが示すとおり、強い覚悟が求められます。
向いていない人
(1) 年収を最優先にする人。45件中33件が年収ダウンを受け入れて入社しており、「年収UP」を一義的な目標にしている場合はミスマッチになりやすいです。
(2) 安定した環境・確立されたプロセスを好む人。「方針転換も多い」「支援は乏しく胆力が必要」という声が複数あります。
(3) 製造業・モノづくり産業への本質的な関心が薄い人。表面的な志望動機は選考で見抜かれます。
よくある質問
Q. キャディはコンサル経験がないと転職が難しいですか?
コンサル経験は必須ではありません。45件の転職体験談にはメーカー・商社・SaaS・金融など多様な前職からの参入が確認されています。選考では「思考力」と「ミッションへのカルチャーマッチ」が優先されます。
Q. キャディに転職すると年収は下がりますか?
45件の転職体験談のうち約73%(33件)が年収ダウンで入社しています。ただし、成果次第でジョブグレードが上がり年収が大きく改善するケースもあります。
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