監査法人の公認会計士からの転職・キャリアパス

2022年10月13日(木)

ーー職種ごとのキャリアパスをオープンに。

次のキャリアが見える、転職サイト「ONE CAREER PLUS」がお届けする、特集「職種版キャリアの地図」。

今回は、監査法人の公認会計士からのキャリアパス（次のキャリアの選択肢）を、サイトに集まった転職体験談を元に、転職傾向からキャリア実例までを解説します。

※監査法人の公認会計士への転職（なるには？）に関する参考記事

監査法人の公認会計士への転職・キャリアパス｜特集「職種版キャリアの地図」 | 転職サイト【ONE CAREER PLUS】

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１. 監査法人の公認会計士からの転職先は？
２. 監査法人の公認会計士からのキャリアパスは？
３. キャリアパス別の転職実例とトレンド解説
・パターン1：事業会社の経理/財務職への転職
　■経理
　■財務
・パターン2：アドバイザリー業務への転職
　■M&Aアドバイザー
　■コンサルタント
・パターン3：金融業界への転職
　■フロント
　■経理財務
・パターン4：監査法人内での転職
4.【枠数限定】「無料キャリア面談」のご案内
5. ONE CAREER PLUS のご紹介

１. 監査法人の公認会計士からの転職先は？

監査法人の公認会計士が行う会計監査とは、企業が作成した財務諸表をチェックし、その正確性や適正性を保証することです。金融機関や投資機関はそれらの財務諸表に基づいて、会社への投資や融資を判断するため、資金調達を円滑にし企業活動を継続していく上で会計監査は非常に重要といえます。

社会的意義が高くやりがいのある仕事ですが、作業は比較的定型化されており、処理すべき作業量も膨大です。そのため、特に監査法人に数年在籍すると、若手の公認会計士の中には成長を感じにくい人もいるようです。

日本の上場企業監査業務の約8割は「BIG4」と呼ばれる大手監査法人が担っているといわれています。そのうちの一つであるPwCあらた有限責任監査法人からM＆Aアドバイザリーに転職した人の声です。

当時最も重視していた点は自己成長でした（監査は毎年同様の作業を実施する割合が多く、成長度合いが低かったため）。

（M＆Aアドバイザリー／アソシエイト／社会人5～10年／男性）

また、BIG4の別の監査法人である有限責任監査法人トーマツから転職した人は以下のように答えています。

私が転職活動において重視したポイントは、仕事を楽しいと思えるかです。会社を選ぶ際に重視していたポイントは、成長できるかです。

（管理会計／スタッフ／社会人3～5年／女性）

監査法人として外部から企業財務を監査するのではなく、事業会社の経理財や経営企画、内部監査として内側から企業経営を支えたいという声も目立ちます。最近はアーリーフェイズにあるスタートアップに転職し、CFO（最高財務責任者）としてより経営に近いポジションで幅広い業務を手掛け、自己成長につなげたいというトレンドもあるようです。

また、公認会計士として専門領域を深めるよりも業務の幅を広げたいと考え、アドバイザリー業務へ転職する人もいます。その中には、財務のプロフェッショナルともいえるFAS（Financial Advosory Service）や戦略コンサルの道があります。