インフラエンジニアへの転職を考えているが、年収水準がイメージしにくい。今の年収は妥当なのか、転職でどう変わるのか——そうした疑問を持つ方は少なくありません。
結論からお伝えすると、インフラエンジニアの平均年収は一般的な会社員を大幅に上回る水準にあります。厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)によると、インフラエンジニアを含む「システムエンジニア(基盤システム)」の平均年収は752.6万円。ただし、担当工程・スキル・企業規模によって年収の幅は非常に大きく、現状をどう伸ばすかが重要です。
本記事では、官公庁の統計データとワンキャリア転職に集まった転職体験談をもとに、インフラエンジニアの年収実態と年収アップの戦略を解説します。
- 1. インフラエンジニアの平均年収
- 1-1. 官公庁データから見る年収水準
- 2. ワンキャリア転職クチコミから見る年収の実態
- 3. インフラエンジニアが年収を上げる3つの方法
- 3-1. クラウド・IaCスキルで「自動化できるエンジニア」になる
- 3-2. 転職で上流工程・高単価企業に移る
- 3-3. 管理職またはスペシャリストへキャリアを確立する
- 4. ワンキャリア転職に集まった転職体験談
- まとめ|ワンキャリア転職のご紹介
- よくある質問(FAQ)
- Q.インフラエンジニアの平均年収はどれくらいですか?
- Q.年収を上げるには、まず何から始めればよいですか?
- Q.インフラエンジニアから転職して年収を上げることはできますか?
- ワンキャリア転職のご紹介
1. インフラエンジニアの平均年収
1-1. 官公庁データから見る年収水準
インフラエンジニアの年収を示す公的データとして、以下の2つが参考になります。
厚生労働省 jobtag(職業情報提供サイト) 「システムエンジニア(基盤システム)」(インフラエンジニアを含む職種区分)の平均年収は752.6万円です。国内全職種の平均年収と比較すると高い水準にあり、専門職としての市場評価を示しています。
なお、この数値はインフラエンジニアを含む「システムエンジニア(基盤システム)」という職種分類全体の平均値であり、インフラエンジニア単独の統計ではない点にご留意ください。
経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査」(2017年) IT工程別の参考値として、IT保守(顧客向け情報システム保守・サポート)が592.2万円、IT運用・管理(顧客向け情報システムの運用)が608.6万円という数値が公表されています。2017年時点のデータであるため、参考値としてご参照ください。
これらのデータから読み取れることは、インフラエンジニアは「担当する工程」によって年収に大きな差があるということです。運用・保守を主とする工程よりも、設計・構築といった上流工程を担う場合に年収は高くなる傾向にあります。
出典:職業情報提供サイト jobtag「システムエンジニア(基盤システム)」、経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」2017年8月)
2. ワンキャリア転職クチコミから見る年収の実態
インフラエンジニアは工程によって年収の幅が非常に大きい職種です。監視・運用を担うジュニア層と、クラウド基盤の設計・構築を自動化できるミドル〜ハイエンド層では、同じ『インフラエンジニア』という職種名でも年収に大きな差が生じることがあります。
転職市場では、AWS・Azure・Kubernetes・Terraformなどのモダンスキルを持つ人材への求人が年々増加しており、スキルセット次第で年収の上限は大幅に変わります。自分の市場価値を定期的に確認し、次の打ち手を考えることが重要です。
3. インフラエンジニアが年収を上げる3つの方法
3-1. クラウド・IaCスキルで「自動化できるエンジニア」になる
年収アップへの最短ルートのひとつは、市場価値が高いスキルの習得です。現在、企業がとくに求めているのは以下のスキルセットを持つエンジニアです。
- クラウドサービス:AWS・Azure・Google Cloud(GCP)
- IaC(Infrastructure as Code):Terraform・Ansible・CloudFormation
- コンテナ技術:Docker・Kubernetes
「手作業でサーバーを設定する」インフラエンジニアから、「コードでインフラをデプロイし自動化できる」エンジニアへ移行することで、担当できる案件の難易度・単価が上がります。クラウド認定資格の取得は、転職市場での評価にも直結します。
各認定資格の詳細は公式サイトをご確認ください。
3-2. 転職で上流工程・高単価企業に移る
同じスキルレベルでも、所属企業の業界ポジション(一次請け・自社開発・外資系)によって年収は大きく変わります。年収アップを狙うなら以下の方向性が有効です。
- 一次請け・元請けへの転職:下請けSIerから発注元や元請けに移ることで単価が上がる傾向があります
- 自社開発企業:事業会社やWebサービス企業のインフラ内製チームは報酬水準が高い傾向にあります
- 外資系IT企業:Google・Microsoft・Amazonなどは報酬水準が国内大手を大きく上回るケースがあります
3-3. 管理職またはスペシャリストへキャリアを確立する
インフラエンジニアとして年収を大きく伸ばすには、「管理職(エンジニアリングマネージャー)」か「スペシャリスト(SRE・クラウドアーキテクト・セキュリティエンジニアなどの高度専門職)」どちらかのキャリアを明確に描くことが重要です。
管理職に移ると責任は増えますが、年収アップに直結しやすいです。一方で、AI・クラウド・セキュリティ分野の特定領域に深い専門性を持つスペシャリストも、希少価値が高く高年収を実現しやすい選択肢です。いずれの道を選ぶにしても、方向性を早い段階で見極め、経験を意図的に積んでいくことが大切です。
4. ワンキャリア転職に集まった転職体験談
実際にインフラエンジニアとして転職した方々の声をご紹介します。
年収の高い会社で働く同期との実力差を意識し始めたことが転職を考えたきっかけです。5年前は給与もやっている仕事もほぼ変わらないように見えたのに、管理職なるスピードや、管理職になってからの職掌の広さ、責任と報酬の大きさに差がついていることに衝撃を受けました。また、私と同じ会社グループの優秀なエンジニアが次々と外資ITに就職し、報酬だけでなく米国のトップエンジニアと働くことに刺激を受けているのを見て、自分もそうしたい気持ちが強くなっていました。 (NTTドコモ・インフラエンジニア→日本マイクロソフト・カスタマーサクセス)
情報システムで基幹システムの運用保守に関わり、クラウド化や堅牢化、バックアップ確保に向けた業務プロセス整備など幅広い仕事を同時並行で行うことに楽しさを感じていました。そのPJが終わった後はまたユーザー部署の要求に従ったり、EOLに沿ってリプレイスを行ったりといったパッシブ業務に戻ってしまったので当時のやりがいを思い出したくなり、コンサルへの転身を決めました。 (NTTドコモ・インフラエンジニア→日本IBM・パッケージ導入コンサルタント)
上流工程での意思決定が現場の技術的制約を考慮していない場面が多く、計画の実効性に欠けるケースが散見された。「どう作るか(実装)」だけでなく、初期の「課題設定」から現場の知見を反映させ、確実な解決策を提示したいと考えたが、現職の組織構造ではその介入が困難であった。 (ESNA・インフラエンジニア→ドルビックスコンサルティング・システムコンサルタント)
世界でも一流のインフラ領域におけるエキスパートになるため、ポジティブな転職を敢行した。元々インフラからアプリまで幅広く携わっておりフルスタックエンジニアとしてのキャリアはあったが、使い勝手の良い人材ではなく、希少性はあるが高いお金を払ってでも一人いて欲しい人材になるためには、やはりITの世界では絶対的なエクスパティーズが必要。それを念頭に、一番キャリアが長いインフラ領域で、AIやデータ基盤を築く仕事をするという方向性で転職先をサーチした。 (三井不動産・プロジェクトマネージャー→グーグル(Google)・インフラエンジニア)
体験談から見えるのは、インフラエンジニアの転職動機には大きく2つの方向性があるということです。ひとつは「より高い技術・年収・成長機会を求めて上位企業・外資へ」という流れ、もうひとつは「上流設計・コンサルタントへの転身で自分の影響範囲を広げる」という流れです。どちらの方向を選ぶにしても、現職での経験を棚卸しし、次のキャリアに向けた具体的なアクションを取ることが重要です。
まとめ|ワンキャリア転職のご紹介
インフラエンジニアの年収は、工程・スキル・企業規模によって大きく異なります。官公庁データが示す平均値を参考にしながら、自分のキャリアステージを把握したうえで、次の打ち手(スキルアップ・転職・キャリアパスの再設計)を考えることが大切です。
転職を考えている方は、ワンキャリア転職のクチコミや転職体験談で実際に働く方のリアルな声を参考にしてみてください。年収・職場環境・キャリアパスについての情報収集から転職のご相談まで、ぜひワンキャリア転職をご活用ください。
よくある質問(FAQ)
Q.インフラエンジニアの平均年収はどれくらいですか?
厚生労働省の職業情報提供サイト(jobtag)によると、インフラエンジニアを含む「システムエンジニア(基盤システム)」の平均年収は752.6万円です。工程や経験年数によって大きく異なります。詳しくは「1. インフラエンジニアの平均年収」で解説しています。
Q.年収を上げるには、まず何から始めればよいですか?
クラウド(AWS・Azure)やIaC(Terraform・Ansible)などのモダンスキルを習得し、「運用・保守」から「設計・構築」工程に移行するのが最も直接的な道です。詳しくは「3. 年収を上げる3つの方法」をご覧ください。
Q.インフラエンジニアから転職して年収を上げることはできますか?
可能です。ワンキャリア転職に集まった転職体験談には、上流工程・外資IT・コンサルへの転職をきっかけに年収アップを実現した方の声が多数寄せられています。詳しくは「4. ワンキャリア転職の転職体験談」をご覧ください。
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