日本経済新聞社が2026年5月25日に公表した「2026年夏のボーナス調査(中間集計)」によると、加重平均ベースの平均支給額は104万6,931円となり、初めて100万円を突破した。前年比+4.07%増で、5年連続の増加。25年夏と比較可能な151社が対象となった。
本記事では、調査結果のポイント、上位ランクイン業界(建設・電機・不動産)の動向、そしてワンキャリア転職に寄せられた社員クチコミから「賞与の今」を読み解く。
(参考)夏のボーナス初の平均100万円超え 首位は鹿島270万円、日経調査 - 日本経済新聞
1.調査結果のポイント――5年連続増加、平均ついに100万円台へ
日経の中間集計から得られる重要な数字を整理する。
- 平均支給額(加重平均)は104万6931円(初の100万円を超え)
- 前年比4.07%増(5年連続の増加)
- 首位は鹿島270万円
5年連続の増加という連続性、そして初の大台突破という象徴性が同時に達成された形だ。
2.首位・鹿島建設270万円――「建設好況」と「人材獲得」の二重要因
首位に立った鹿島建設の270万円という金額は、業界平均でもトップクラスの水準だ。背景には、(1) 大型再開発案件の好況、(2) 建設業界全体の人手不足、(3) 物価高に対応した賃上げ圧力、(4) ゼネコン各社の業績拡大――の4要因が重なる。
実際、2026年3月期決算では、住友不動産が「金利上昇に負けないオフィスビルの賃料改定」を進めるなか、ゼネコンとの「合理的な建築費と工期」の協議が活発化している。三井不動産・三菱地所も大型再開発のパイプラインを厚くし、東京・八重洲、六本木、丸の内、品川などで複数のプロジェクトが同時並行で進む。発注者側のデベロッパーが好決算を出すなか、ゼネコン側も豊富な受注残を背景に、利益率の改善と人材定着のための賞与原資を確保しやすい環境にある。
鹿島建設の社員クチコミからも、ボーナス支給額の高さが読み取れる。
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