未経験からのコンサル転職はきついのか？リアルな体験談から本音と対処法を解説

更新日: 2025年11月13日(木)

未経験からコンサル転職を検討している方の多くが気になるのが「本当にコンサルはきついのか？」という点です。長時間労働やプレッシャーの高さなど、さまざまな噂が飛び交う中、実際のところはどうなのでしょうか。

本記事では、ワンキャリア転職に集まる実際のコンサルタントのクチコミデータや、未経験からコンサル転職を成功させた方々の体験談をもとに、コンサル転職の実態と「きつさ」の真相を解明します。さらに、入社後の困難を乗り越えるための具体的なコツもご紹介します。

1. コンサル転職が「きつい・激務・しんどい」と言われる主な理由3選
1-1. 長時間労働と高い業務負荷
1-2. 高い成果へのプレッシャーと自律性の要求
1-3. カルチャーショックと適応の困難さ
2.【リアル】未経験者が「きつい」「ついていけない」と感じた体験談
2-1.製薬業界からアクセンチュアへの転職事例
2-2.銀行からベイカレントへの転職事例
2-3.未経験でもコンサル転職で成長できたこと【メリット】
3. 入社後の「きつさ」を乗り越えるコツ3選
3-1. 主体性と自律的な行動を心がける
3-2. 継続的な学習と自己研鑽を怠らない
3-3. 明確な目標設定と覚悟を持つ
4.まとめ｜覚悟は必要だが大きな成長は見込める
5.コンサルへの転職を目指すなら
6.ワンキャリア転職のご紹介

1. コンサル転職が「きつい・激務・しんどい」と言われる主な理由3選

1-1. 長時間労働と高い業務負荷

コンサルティング業界で最も顕著な特徴の一つが、長時間労働と高い業務負荷です。昨今は働き方改革に取り組んでいるファームも多いですが、プロジェクトによっては業務負荷が高くなるケースが多く見受けられます。

クチコミでは、「激務であり、それを覚悟して入ってきている人が多い」という声が多く見受けられました。

かなりの激務・長時間労働であり、それを覚悟して入ってきている人が多い印象を受ける。深夜に働いている人やオフィスで夜を明かす人も散見され、タフさが求められる会社だと感じる。（デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー/M&Aコンサルタント）

高難易度案件が多く、基本的に残業は必須。私も私の所属するチームメンバーもだが、残業50時間に常に張り付いているような働き方である。難易度が高く、人が足らないため仕方ないと思う。(フューチャー/システムコンサルタント)

長時間労働が常態化する中で、ワークライフバランスの維持も大きな課題となっています。

（退職検討理由について)あまりにもハードワークすぎる点から。ライフイベントを迎え子供ができた場合などは、家庭を顧みない未来が見えている。(野村総合研究所/プロジェクトマネージャー)

1-2. 高い成果へのプレッシャーと自律性の要求

コンサルタントは常に「クライアントから求められているパフォーマンスレベルが非常に高い」環境で働くことになります。

人材会社からアクセンチュアに転職したAさんも、このプレッシャーの大きさを実感しています。

メンバーがタスクを『頑張ったけどできませんでした』なんて言うことはありえませんでした。一つひとつの仕事ぶりが、個人評価に直結するし、場合によってはプロジェクトからリリースされるからです」(アクセンチュア/組織・人事コンサルタント)

昔ほどはUp or Outの社風ではなくなっているそうだし、働き方もマイルドになっている。とはいえ、結局ハイパフォーマーには仕事が集まってくるため激務になることが多い。一方で、仕事ができないとプロジェクトにアサインされない状態が続いたりするため、やはり自分の実力を周りにアピールし認めさせることが重要。(アクセンチュア/戦略コンサルタント)

1-3. カルチャーショックと適応の困難さ

未経験からコンサル業界に転職する場合、前職との文化の違いに戸惑う声も多く寄せられています。

銀行からコンサルに転職したBさんは、報告文化の違いに驚いたと語ります。

銀行には、様々な事象について『報告』文化があります。でもコンサルでは、常に適切な粒度で報告しなければならない。素早く報告しても、成果物のクオリティが低ければ指摘されます。反対に相談のタイミングが遅くても同様です。プロジェクトに応じて、どこが適切な報告のタイミングで、どれくらいの粒度で説明すべきか、は自分が考えるしかない（ベイカレント/業務プロセスコンサルタント）

また、人材業界からアクセンチュアに転職したAさんも、入社後のカルチャーギャップについて言及しています。