こんにちは、トイアンナです。
よく、企業を取材していると「風通しのよい職場です」とおっしゃられることがあります。上長となんでも相談しやすい、役職付きの方が偉ぶっていない……といったあたりが、私の想像する「風通しのよい職場」です。
しかし、「風通しのよい職場」は、昨今もっとも誤用されているフレーズのひとつなのです。
人によって全く異なる「風通しのよい職場」の定義
そもそも論として、「風通しのよい職場」の定義は人によって大きなズレがあります。たとえば、私が新卒で入ったP&Gは、非常に風通しのよい職場でした。(※)
平社員であった私が執行役員へ直にメールすることもできましたし、役員も私の顔を覚えてくださっていて、ひどく怒られているときなどはフォローのメールをくれました。それくらい、ポジションを超えてのやりとりが可能だったのです。
そして、私の友人も「風通しのよい職場」に勤めていると語ります。しかし、その職場では上司の上司へメールしたければ、ccに上長を入れなくてはいけません。友人はいまだに上司のことを「〇〇課長」と役職で呼んでいますし、上司へ飲み会でお酌をします。
「それが当たり前だろう!」と思った方へ。
あなたは、それほど風通しのよい職場に勤めていないかもしれません。
と、いくら人が主観で「風通しのよい職場」にいると言っても、人によって実態は千差万別。その言葉だけで納得せず「具体的にどういう職場なんですか?」と確認せねば、転職で大失敗もありうる、というわけです。
※ワンキャリア転職に集まるクチコミからもP&Gの「風通しの良さ」が伺える
「風通しのよい職場」と思いきや放置されるケースも
そして、風通しのよい職場は、得てして放置されやすい職場でもあります。なぜなら、「風通しがよいからには、聞きたいことがあれば聞いてくるだろう」という期待値を、社員同士が抱きがちだからです。
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