外資IT業界で30代として働く方にとって、年収2000万円の到達は現実的な目標なのでしょうか? 外資ITは高給取りが多いとはいえ、年収2000万円ともなると、達成できるのはごく一部ではないか―そんな疑問を持つ方もいるでしょう。
本記事では、ワンキャリア転職に寄せられた30代外資IT社員のクチコミデータと転職体験談をもとに、外資IT業界の30代年収事情を徹底解説します。実際に年収2000万円を超えた方の体験談や、日系企業との待遇面での違い、高年収を実現するための具体的なポイントまで、転職を検討する上で知っておきたい情報をお伝えします。
1.外資IT業界の30代年収相場
1-1.独自データからわかる外資IT企業の30代の目安年収
ワンキャリア転職に寄せられた外資IT社員のクチコミを分析すると、30代の年収レンジは企業や職種によって大きく異なることが分かります。年収2000万円は到達可能な目標ではあるものの、外資IT企業に転職すれば全員がかなえられるわけではない、といえるでしょう。
企業別だと、以下のような傾向があります。
セールスフォース・ジャパン
インセンティブの上限はないため、理論上年収は青天井。特にアカウントエグゼクティブ(法人営業)で上の等級まで昇格すると高額なインセンティブが期待でき、メンバークラスで年収2,000〜3,000万円を稼ぐ人もいます。
アマゾンジャパン
株式報酬(RSU)の比率が高く、業績によっては高年収が実現します。実力主義のため高い等級に早いスピードで昇格するケースもあり、若くして年収2000万円に到達することもある。
プロモーションの際の給料の上がり幅がとても大きい。プロモーションすると、年収が200〜300万円ほど上昇する(日本IBM/パッケージ導入コンサルタント)
ジョブレベルが上がると約10%のベースアップとなるケースが一般的。そこまでの給与アップは期待していないが、実態はRSUの付与が大きく増えるため、人によっては年収2000万円を超えることも可能(アマゾンジャパン/購買・調達)
外資系なので成果主義だとは思っていたが、想像以上に成果が給与に反映された。入社時と退職時(4年間弱)で、給与は1.5倍以上になった(グーグル(Google)/法人営業)
2.外資系と日系企業の年収・待遇の違い
さらに・・・



