「日立製作所に転職してみたいけれど、そもそもどんな会社?」「中途採用ではどんな選考対策をすればいい?」――そんな疑問を抱えている方に向けて、本記事では日立製作所の企業概要・事業内容から、中途採用の実態や選考対策までを徹底解説します。 社風や求められる人物像を知ることで、より納得感のあるキャリア選択を目指せます。
なお、本記事の内容は、ワンキャリア転職の独自調査に基づくものであり、実際の制度を網羅的に表せていない場合や、事実とは異なる内容が含まれる可能性があります。
※調査時期:2024年7月
1:日立製作所の企業情報・事業内容
1-1:会社概要
- 会社名:日立製作所
- 設立年:1920年
- 代表者:代表執行役 執行役社長兼CEO 小島 啓二
- 所在地:〒100-8280 東京都千代田区丸の内1-6-6
- 資本金:463,417百万円(2024年3月末現在)
- 従業員数:28,111名(2024年3月末現在)
1-2:事業内容
日立製作所は、1910年に創業された日本を代表する総合電機メーカーです。創業当初は5馬力の電動機の製造からスタートし、以来110年以上にわたり、社会インフラや情報通信、エネルギー、ヘルスケアなど多岐にわたる分野で事業を展開しています。
現在では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、2024年3月末時点で連結従業員数は268,655名を擁するグローバル企業としても知られています。
日立の事業は、「デジタル」「グリーン」「イノベーション」の3つを成長の柱として、以下の3つのセクターで事業を展開しています。
- デジタルシステム&サービス(DSS)
- グリーンエナジー&モビリティ(GEM)
- コネクティブインダストリーズ(CI)
特に、社会イノベーション事業に注力しており、AIやIoTなどの先端技術を活用して、持続可能な社会の実現を目指しています。
(出典)日立製作所_会社情報_会社概要
1-3:業績
業績面では、2023年度の連結売上高は約9.7兆円に達しています。
これにより、日立は堅実な財務基盤を維持しつつ、持続可能な成長を実現しています。特に、海外売上比率も高まり、全体の約50%を占めるなど、グローバル市場での競争力を強化しています。また、セクター別の売上収益に対する構成比は以下の通りです。
- デジタルシステム&サービス(DSS):28%
- グリーンエナジー&モビリティ(GEM):33%
- コネクティブインダストリーズ(CI):33%
- その他:6%
成長性の観点から見ると、日立は海外でのM&Aや提携を積極的に行い、事業の多角化と成長を図っています。これにより、日立は世界中で信頼される企業としての地位を確立し、持続可能な社会の実現に貢献しています。
(出典)日立製作所_IR情報_Hitachi at a glance日立製作所_数字で知る日立
2:日立製作所に関するよくある質問
2-1:年功序列だから若手のうちは差がつかないって本当?
ワンキャリア転職に寄せられた入社後ギャップのクチコミをみると、以下のような声が寄せられていました。
評価は5段階でボーナスと昇格に影響があるが、ボーナスに関しては同じ役職の場合、最高評価と最低評価でも15万程度しか変わらないため、無理に頑張って最高評価の取得を目指す必要がないと感じた。(30代前半(社会人8年目)|中途入社|2022年〜在籍)
以上から、同社は年功序列から実力主義への移行期であることが伺えます。制度は変わりつつあるものの、実態としてはまだ年功序列的な要素が多く残っているようです。
2-2:海外でのキャリアのチャンスはある?
2010年以降、同社では人材のグローバル化に注力しています。国内外での業務・生活を体験するプログラムを2011年から実施しており、2023年時点で、若手海外研修の累積参加者は5,000人を超えています。
(参考)数字で知る日立:SPECIAL
3:日立製作所にキャリア入社するには?
さらに・・・



