高い年収水準、社会にインパクトを与える仕事、多様なキャリアの広がりー。戦略コンサルタントは、多くのビジネスパーソンが憧れる職業の一つです。一方で、実際の仕事内容や求められるスキル、そしてキャリアパスについては具体的に知らない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ワンキャリア転職に集まる独自のキャリアデータや転職体験談をもとに、戦略コンサルの定義から、最新の企業ランキング、年収相場、選考対策までを一つの体系的なガイドとしてまとめました。
- 1. そもそも戦略コンサルとは何か
- 2. 戦略コンサルの職位と仕事内容
- 2-1. 職位ごとの期待役割
- 2-2. 戦略コンサルの若手の仕事内容は?
- 2-3. 戦略コンサルと総合コンサルの違いは?
- 3. 【2026年最新】戦略コンサルティングファーム・クチコミランキング
- 4. 戦略コンサルに必要なスキル・能力
- 4-1. 頭の知性(IQ)
- 4-2. 心の知性(EQ)
- 4-3. プロフェッショナルマインド
- 5. 戦略コンサルのキャリア
- 5-1. 戦略コンサルの魅力・やりがい
- 5-2. 戦略コンサルの働き方
- 6. 戦略コンサルへの転職:未経験からの挑戦と選考対策
- →戦略コンサルへの転職ガイド|採用トレンドから選考対策まで徹底解説を見る
- 7. 戦略コンサルの年収相場
- 8. 戦略コンサル出身者のその後
- 9. 主要戦略コンサル(MBB)の詳細と特徴
- 9-1. マッキンゼー・アンド・カンパニー
- 9-2. ボストン コンサルティング グループ(BCG)
- 9-3. ベイン・アンド・カンパニー
- 10. まとめ
- ワンキャリア転職のご紹介
1. そもそも戦略コンサルとは何か
「戦略コンサル」と言う時に、「戦略コンサルタント」を指すのか「戦略コンサルティングファーム(企業)」を指すのかで意味は異なります。
戦略コンサルタントとは、企業の経営層(CxO)が抱える経営上の課題を分析して戦略を立案し、問題解決へ向けた支援を行う職種です。中長期の成長戦略やM&A戦略、新規事業計画など企業経営レベルの課題を扱います。
戦略コンサルタントが働く場所としては、「戦略系コンサルティングファーム」の他、「総合系コンサルティングファーム」にも戦略部門を設けている会社があります。
そして、企業の経営における最も本質的な課題に取り組み、長期的な競合優位性を構築するための戦略立案を支援するコンサルティングファームのことを「戦略コンサルティングファーム」と呼びます。近年では、戦略コンサルティングファームでは、戦略の提案だけでなく、その戦略をどう実行するかという具体的な実行のための支援を行うケースも増えています。
なお、戦略コンサルタント・戦略コンサルティングファームの両者を総称して「戦略コンサル」と呼ばれることも多くあります。
2. 戦略コンサルの職位と仕事内容
2-1. 職位ごとの期待役割
戦略コンサルの具体的な仕事を見ていきましょう。戦略コンサルの組織は他のコンサルティングファームと同じように、複数の職位によって階層構造が作られています。
それぞれの職位で求められる役割と具体的な仕事内容について、マッキンゼーを例に見てみましょう。マッキンゼーの職位と期待役割は以下の通りです。
- ビジネスアナリスト:チームメンバーとして、上位者の指示のもと情報収集や分析、資料作成を主に行います。
- アソシエイト:一連の作業設計〜実行や現場レイヤーのクライアントとの議論を一人でリードします。アソシエイトの後半段階ではジュニアマネージャーとしてチームのマネジメントを行うこともあります。
- エンゲージメントマネージャー:プロジェクトの現場責任者を担います。アソシエイト・ビジネスアナリストで構成されるチームの業務をコントロールし、プロジェクトの結果責任を持つパートナーに対して進捗報告を行います。
- アソシエイトパートナー:複数プロジェクト管理を行いながら、パートナーとともに営業に同行し、新規案件獲得のスキルを身につけます。
- パートナー:パートナーから明確にグローバルファームの「共同経営者」としてのポジションに変化します。新規・既存クライアントに対して営業を行い売上をあげ、納品に向けてチームを組成し結果責任を負います。また、プロジェクトごとのP/L管理も行います。
- シニアパートナー:よりグローバルの経営に携わる等級です。自身が担当する業界や領域のアジアひいてはグローバルにおける売上のリードを担うなど、管掌する範囲が広がります。
(参考)マッキンゼー、30歳の目安年収は3,200万円!|役職・年代・職種別の年収・評価を独自調査
2-2. 戦略コンサルの若手の仕事内容は?
戦略コンサルに新卒入社や第二新卒で入社する場合は、基本的にはアナリストといった上司はの者の指示のもとに情報収集や資料作成を行うポジションからスタートします。
ここでは、若手戦略コンサルタントの主な仕事内容を、詳細にプロジェクト進行に沿って見ていきましょう。
1.プロジェクト初期:プロジェクト冒頭で議論した初期論点・仮説を再確認し、ヒアリングでの質問ガイドの検討・作成を実施します。シニアコンサルタントと共に専門家へのヒアリングを行い、メモを取ったり適宜質問に参加したりします。
2.調査分析段階:定量サーベイの設計や実施では、サーベイベンダーへの条件指定や相見積もりの作成、設問設計などを担当します。サーベイ締切後は回答結果を回収し、Excelで各業態の直近状況・課題認識を整理し、各論点においてどのようなことが言えるかの整理・洗い出しを行います。
3.デスクトップリサーチ:効率的な情報収集のため、社内に蓄積された知見や、ネット検索等による情報収集を行います。主な参考媒体としては、SPEEDA、証券会社アナリストレポート、国内外メディアなどがあります。
4.最終報告準備:調査・分析した情報を最終的に100〜200枚もの資料に落とし込む業務が佳境に入ります。前段階で調査・分析した情報をもとに、全体のロジックの一貫性をチェックし、必要に応じて追加の社内外の情報収集を行います。
※戦略コンサルの若手の仕事については、以下の記事で具体的な実例をもとに詳しく解説しています。
→【戦略コンサル1~2年目の仕事】「あの資料」の作り方を解説してみた
2-3. 戦略コンサルと総合コンサルの違いは?
戦略コンサルが扱う案件は「企業の全体戦略」「新規事業立案」「DX戦略」「成長戦略」「M&A戦略」「海外進出戦略」など、経営の最上流に直接関わる仕事が多いことが特徴です。一方、総合コンサルの主な仕事は「経営戦略」よりは「業務プロセス改革」「システム導入支援」「業務移行/定着化支援」「IT・DX実行」「PMO(プロジェクト管理)」など、実行フェーズや中長期の現場変革を伴う課題解決志向の案件が多いことが特徴です。
※戦略コンサルと総合コンサルの違いについて詳しく知りたい方に向けて、以下の記事で両者の違いを5つの軸で比較・徹底解説しています。
→戦略コンサルと総合コンサルの違いは?|年収・働き方・キャリア形成のリアル
3. 【2026年最新】戦略コンサルティングファーム・クチコミランキング
一般的に、世界3大戦略コンサルと呼ばれる「MBB」を筆頭に、戦略コンサルティングは以下のようなカテゴリに分けることができます。
- トップティア(MBB): マッキンゼー、BCG、ベイン。圧倒的なブランド力と年収水準
- 米系・欧州系実力派: A.T. カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・ディ・リトルなど。特定の業界やテーマに強み
- 総合系戦略部門: アクセンチュア(ストラテジー部門)、PwC(Strategy&)デロイト(Monitor Deloitte)など。実行支援まで含めた大規模案件に強みがあります。
ワンキャリア転職では、実際に働くコンサルタントからのクチコミに基づき、クチコミ満足度の最新ランキングを公開しています。
▼ 3位A.T. カーニー、2位Stratgy&、1位は、、、?
→戦略コンサルクチコミ総合評価ランキング【2026年最新】を見る
4. 戦略コンサルに必要なスキル・能力
人気の高い戦略コンサルという仕事ですが、戦略コンサルタントになるには具体的にどのようなスキルが求められのでしょうか?必要なスキルは、大きく以下の3つに分けられます
4-1. 頭の知性(IQ)
論理的・分析的に物事を考え、徹底的に理詰めで最適解を導く「左脳的知性」が求められます。単なる論理展開や分析だけでなく、そこから本質を見抜いた上での「課題解決能力」が重要です。また、枠組みにとらわれずに自由に発想するクリエイティブシンキングも必要です。
4-2. 心の知性(EQ)
クライアントの感覚や感情、情緒を鋭く知覚し、それに寄り添いながらコントロールするEQの高さ、つまり「右脳的知性」が求められます。素晴らしい戦略を立案しても、それがクライアントに受け入れられなければ意味がないため、この能力は非常に重要です。
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